サイコロきっぷで夏旅へ!キラキラと陽射しが眩い倉敷美観地区を歩く(岡山)

毎度、季節が移ろう頃にお届けされる、
鹿王国在住の友人K氏からのドライブ&旅行のお誘い。

前回行った五月の舞鶴旅行からは3ヶ月が経ち、
そろそろ来るんじゃねぇのかなぁ…と待ち構えていた所、
「串本へ行ってみないか」とただそれだけが書かれたメールが
我が元へ届いたのであった。

…ほほぅ、串本か!
そこを夏旅行の目的地に選んで持ってくるとは
K氏、相変わらず素晴らしいな!
串本と言えば本州最南端の潮岬。一度行ってみたかったのよね。
それに串本には長沢芦雪美術館もあるし、
すぐ近くの島に建つ日米修好記念館にも興味ありありだ。

電車で串本まで行くとなると
各目的地は駅から何処も結構な距離があって
移動が大変なんだけど(長沢芦雪美術館以外はえげつないことになりそう)
車で行くのならコレは全く何の問題もなし。
決まり。串本で決まり。

しかもその上、串本までの道のりも
大阪から海岸沿いに行く方が早く着くらしく、
わざわざ奈良南部のぐねった山道(トラウマっ!)を抜けなくても
良いとの事だった。
ちゅうことは帰り際にENEOSの和歌山工場の夜景もみれるってことかしら!?
これはいい事づくめである。

泊りにする?日帰り?いつ?待ち合わせ場所は?
細目に関して相談している最中に
「そういやさ、あんたサイコロきっぷってのが発売されたんだけど知ってた?」
と、発売以来旅行界隈の話題を独占していた
「サイコロきっぷ」の事をK氏にふってみた。

~サイコロきっぷ~
一回5000円でサイコロを振ると、出た目の目的地への
お得な往復切符が購入できるというもの。

新幹線も特急もどーんとこいである。
目的地は、倉敷、尾道、東舞鶴、餘部、芦原温泉、白浜、そしてレア駅として博多。
(東舞鶴は西舞鶴、倉敷は岡山、芦原温泉は福井で途中下車可)

「ああ、これは魅力的な切符やね。白浜引いたら電車移動で楽やし、福井もいいなぁ。でも…」
そう、我々にサイコロを振るのを躊躇させるアイツが居るのである。
舞鶴。舞鶴の存在感たるやもうッ!
ほんのつい先日行ったばかりなだけに
もし引いたらと思うとほんま怖くてようサイコロ振られへんのよねw
(あと、アタクシ個人的に既に一回分、餘部購入済みだ…)

串本行きが決まったその日から凡そ一週間程たった頃、
またまたK氏からメールが届いた。
なんやなんや?と開いてみると、そこに書かれていたのは
「倉敷に変更です」との文。

ふはっwまじかっw
サイコロきっぷ、結局引いたのかよw
それにしても倉敷を引き当てるとは…コイツやりおる!
倉敷だなんて超絶当たりですやん!

行き先は急遽変更ッ。串本から岡山へ!

 

1 新幹線、速ッ!

本日の倉敷旅行は新大阪駅からスタート。
いやぁそれにしても「サイコロきっぷ」の何がステキって、
5000円で往復新幹線乗れるってのが一番やねぇ。と
友人共々そのありがたみに朝から壮大に感謝ッ!

さて、本日の行程、というより今回の岡山旅行の行程ですが、
岡山各地いろいろと行きたい場所はあったものの
(個人的に計画を練っていたのは高梁で備中松山城&吹屋の里、
真備で横溝正史ゆかりの史跡巡りなどなど。まだまだいっぱいあるぞ!)
同行のK氏が倉敷は行ったことが無いとの事でしたので、
彼の行きたい場所を優先して巡る事にしました。
って事でまず最初に向かう先は倉敷美観地区。
大原美術館を目指します。

今回の旅行も日帰りになっちゃったので(お盆真っ只中で宿が取れんかった…)
出来る限り観光に時間を使えるよう、なるべく早い時間の新幹線を予約したのですが
まさかの前日からの台風接近の影響を受けいきなりの10分遅れでした。

早く行くために早い時間のとったのにw
でもまぁ10分くらいならと思っていたら、
結局やって来たのは20分遅れだったいうね。
これ、倉敷への乗り継ぎ大丈夫なんやろか?

新幹線に乗り込み、着席。
窓際の席をK氏にとられお冠の僕。
新快速だと岡山まで3時間近くかかるんだよなぁ…。
なんて思っているうちに、あれ!?もう新神戸ですやん。うへぇ姫路やん。
と新幹線のその速さを満喫です。
スマホで新幹線の速度を計ったり、
うねうねスマホを水平に保つ謎道具を嬉々としていじるK氏を
やっぱこいつ変人やなと呆れて眺めているうちにあっという間に岡山駅に到着!
新大阪から1時間もかからんと、はやッ!えげつないほど速い!

 

2 黄色い車両

倉敷方面行の在来線ホームへ向かうと、
丁度そこには観光列車 La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)が停車中でした。
…うーむ、カッコええな。落ち着いた渋い車両やね。
そうこうしているうちに、結局乗り継ぎできなかった(チッ)倉敷方面へ向かう車両が到着。

岡山の電車は黄色いイメージです。

早めに乗り込んだことでなんとか席を確保。
ここから4駅先の倉敷まで約15~20分ほどの旅路です。
前に倉敷に来た時も思ったけど、この岡山倉敷間が
なぜか異常に長く感じるのよねぇ。
今回もすごく長く感じた。

 

以前来た時の倉敷旅行のお話はコチラ

なぜに倉敷にゲゲゲ!?「倉敷ゲゲゲの妖怪館」(岡山)
名古屋と和歌山への日帰り旅行で使った「春の青春18きっぷ」は残りあと三回分。 1回は岐阜の薄墨桜を見に行くとして、残り二回分はどこへ行こうかなぁ。 と、座禅を組んで考えてみた。 ぽくぽくぽく…ちーん。んんんんんむぅ!閃いた! ...

 

3 倉敷に到着!まずはアレを貰いに移動開始です。

車内の乗客凡そ8割ほどが一気に下車した倉敷駅。
さすがの人気観光地である。この中のどれくらいの人がサイコロきっぷで来てんだろう
なんて思いつつ、出口へ向かうとそこにはおもてなし記念撮影スポットが出来てました。
キャワ!

おお!懐かしの倉敷!
前に来たのは7年ほど前だったかな。以前と変わらぬステキな街やねぇ。

駅ビルを中心に左側に天満屋、右側にごっつい商業ビルが建ち、
三国志にでも出てくる昔の城壁のような雰囲気、圧迫感、存在感が健在なのが
嬉しいところである。

さて。
まず倉敷に着いたなら向かう先は勿論、
右手のごっついビルにある観光案内所だ。

倉敷に来る前に、倉敷にもマンホールカードがあるのかどうか
調べてみたんだけど、
観光案内所で配布中と書かれてあったんだよね。
ってことでそさくさと向かいます。

案内所ですぐさま地図やパンフをいただいた後、
窓口へ向かいお姉さんにマンホールカードくださいと言ってみると、
「こちらではなくこの裏手にある水島鉄道と…」と案内されました。

え?ここじゃなかったの?と少し恥ずかしい思いをするw
場所を地図に書いてもらったのですが、
まずすぐ近くの水島鉄道で一枚、そして最近建ったホテルでもう一枚、
更に美観地区内にある観光案内所で一枚もらえるとの事でした。
あちゃー。案内所は案内所でも美観地区内の方だったかw
いかに適当にいつも情報を見てるかだなw

案内所を出てビル奥というか横手かな、
そちらの階段を降りると水島臨海鉄道の駅舎に到着です。

窓口へ向かうと其処に貼られていたのがマンホールカードは水島駅で配布していますとの案内書き。
一瞬ぎょっとしましたがよくよく見ると、土日祝は倉敷市駅で配布と書かれていてホッとする。
水島鉄道のグッズも販売しており鉄分少なめの僕でもちょっと興奮。
ちなみにK氏は筋金入りのテツなので、乗りたいんじゃね?なんて煽ってみると
「前に乗ったことあるで」とさらっと言いやがったw
倉敷観光したことないくせに水島鉄道には乗ってるんかい!
なにはともあれ、マンホールカード一枚ゲットだぜ!

ホテル グラン・ココエ倉敷
令和三年に出来た新しいホテル。
値段も安いし駅から近いしと、今回利用しようか考えたホテル。

フロントへ行き、これまたマンホールカードゲットです。
流石に出来たてほやほやで館内とても綺麗でした。

 

4 倉敷美観地区

ホテルを出た後は中央通りをそのまま南下すると見えてきた見えてきた。
倉敷美観地区が!

このまままっすぐ行ったほうが川に近いかな。
古い町並みを味わうなら左手に曲がってすすむと良さげよ。と同行者に案内すると
街並み見てから行く方を彼はチョイス。
左折して進みます。

「我が金沢の方が古い町並み感勝ってるよね」
と北陸出身の彼はお国自慢をしておりましたが、
すぐ近くに居たマダムたちが「金沢よりも倉敷のほうがステキよねぇ」
なんて言ってるのが聞こえ、憤慨する様を見て大爆笑でした。
君もマダムもどっちの街も素晴らしいでええやんw

「ここらへんは整備中の商業施設感がたっぷりやけど、
もうちょっと先へ進むと変わってくるから」
とそのまま連れ居ていくと、彼もどうやら納得した様子。
「倉敷いいねぇ」

備前焼のお店、そして立体感がステキなお寺の眺め。
後でお寺の方に行きたいと彼に伝えるも腰痛持ちの彼の返事は曖昧だったw

この交差点の南側に建っているのが大原美術館新児島館。
旧中国銀行本町出張所の建物をそのまま利用しております。
個人的に今回一番倉敷で行きたいと思っていた場所。愛しの児島虎次郎よ!
とりあえず後で入ることにして(楽しみは後にとっておく)、
そのまま角を大原美術館の方に向かって進みます。

全ての景色が絵になるよねぇ。
左側は有隣荘。右側が旧大原家住宅。

倉敷川に到着。
倉敷美観地区のフォアグラ、トロの部分ですな。流石の風情である。

そうそう、ここまでゆったり優雅に歩いてきた感じですが、この日は恐ろしいまでの猛暑日でして、
この段階でへとへとですw
岡山に来たのがこれが三度目。はじめて晴れの国岡山にふさわしい天気に遭遇した。
暑すぎやで…。

目の前には大原美術館、見学可能になった旧大原家住宅もあるし、どっから回る?
と、倉敷良いやないか!と興奮中のK氏に尋ねてみると、帰ってきたのは
「疲れたからまずは休憩で。エルグレコに入りたい」との返事でした。

前回倉敷に来た時に入れなかったので喜んで僕もついて行く。
中に入ってしばしの休憩。アイスココアが美味しかったです。
あと、時間が堆積したような古い店内はそれはもうステキでした。
ただ、時間的余裕はそれほどない筈なのにゆっくりしすぎたのは
後から考えると大失策であった。

丁度、一週間後に特別公開される有隣荘はたまらなく素敵だし(入りたかった…)

倉敷良すぎやろ…ふぅ。

丁度倉敷川が折れる角に建つのがマンホールカード配布中の
「倉敷館(観光案内所) 」だ。

大正六年に町役場として建てられた、
倉敷市指定重要文化財の建物。
川船の乗船券の発売場所でもあるので、館内は結構な賑わいぶり。

2階は休憩室になってましたが、ひっきりなしにエレベーターでの出入りがあったので
見学せずにすぐさま窓口の列に並び、その後無事に3枚目のマンホールカードゲットです。

んではそろそろがっつり倉敷観光していきますか!

(令和四年八月訪問)

 

倉敷館 倉敷観光WEBの紹介ページ

入館料 無料
開館時間 9:00~18:00
休館日 年中無休

 

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