住宅街の中にある巨大古墳。五色塚古墳からの眺めは絶景!(兵庫)

下車すべき最寄り駅を間違えてしまうというやらかしのお陰で
たまたま存在を知り、見学をした旧武藤山治邸から目指す五色塚古墳までは、
およそ1キロくらいの距離だった…筈。

確か線路すぐ近くに古墳はあったから、
この目の前の線路に沿って伸びるでっかい海岸通りを行けば、
迷うことなく10分くらいで着いちゃう感じよねぇ。
なんて難易度低いのかしら!、と余裕綽々で移動開始です。
…と、その時であった。
線路って踏み切りあったっけ?

歩いて行ったはいいものの、向こう側に渡れなければ
垂水まで一駅区間歩くはめになっちゃうんでは?
そう疑念が湧き始めるともうイケナイ。
これは間違いなくやらかしてしまうパターンだろう。
そこで我々は考えました。気づいちゃいました。
先に渡ってしまっとけばいいんじゃね?と。←一つ目のミス。高架と踏切有りましたわ。当り前よねぇ。

 

舞子公園すぐ横の道を北上し、アンダーパスをくぐって進みます。
途中、旧木下家住宅の案内があり、すぐ近くのただの民家を
「もしかしてここ?全然そんな雰囲気ないけど」なんて間違う失態で赤面だ。
そんな旧木下家住宅は我々が間違って降りた舞子駅の方角にあって
そこまで戻ると古墳から遠ざかってしまうため今回は見送ることに。
まぁ、寄ってって山陽電車に乗って霞ヶ丘駅まで出れば楽なんじゃと
同行の犬面氏に提案したんですがねぇ。
何故だか「戻るほうがしんどいやろ?wそれに電車の本数の事もあるしな」
とまさかの却下だった。

ならばどんどん進んで行こうではないか。
急に現れたかなりの傾斜の坂道に「戻って電車が正解やったわ…」
とすぐさま愚痴りだす同行者を罵りながら登り切ると再び線路が現れた。
「こっちは山陽電車の方やね。この線路沿い進めば間違いないよな」

踏切を渡らずまっすぐ行こうとした時、同行者からストップがかかる。
「これ、進むとまた坂下るんとちゃうん?踏切渡るほうがええって」
君が言う事外れるからなぁ…と当方愚図っていると丁度その時
車が線路沿いを進んで行ったのです。
見ていると、すぐさま右折した(下って行ったように見えた)
「ほれw」とドヤ顔の同行者、彼の言うまま踏切を渡り
大きめの道まで出て東進します。←二つ目のミス。後で地図を見てみると線路沿いに霞ヶ丘駅までまっすぐ道はあった。

この大きめの道はまっすぐ伸びており、ひたすら進む我々。
この時、実は線路から徐々に離れて行ってた事に全く気付いていなかったのです。
これが三つ目のミス。山陽電車の線路は東南の方角に延び、大きめの道はほぼ東向き。そりゃ離れるw

歩けども歩けども、一向に古墳らしきものは見えてこない。
「ちょっと道曲がっとく?」
「いやいやそれはヤバいやろ。ただの住宅街にしか見えんぞ?」
そんな感じで更にまっすぐ歩くも、流石にこれは絶対におかしい。
もう垂水駅すぐ近くなんじゃね?と途中右折して坂道を下り
線路を目指して進むと…まさかの行き止まりだった!
うわぁ…。これやっちゃってるよ。こうなったら一旦垂水まで出たほうがええかな?
と惑い始めたものの、勇気を出して少しだけ戻ってみようと決め、少し歩くと…
もしかしてあれじゃね!?

 

あれや!

で、でけぇ!

ごく普通の閑静な住宅街に突如と現れる巨大古墳、五色塚古墳。
想像していたよりも遙かにデカかった。そして整備されててとても綺麗。

入り口は向こう側よね、と五色塚古墳の北側をぐるりと回り
隣の小壺古墳(豪壮な五色塚と対比するととても可愛らしい感じだった)
を眺めた後入口に到着です。

こちらが入口。
奥にある建物は管理事務所との事だ。

遠くから眺めてた時もでかさをたっぷり感じてたけど、
近くで見ると更にでっかい。写真一枚に収まらねぇ。

まずは管理事務所へ向かい、見学の手続きを済ませます。
事務所内には発掘された土器などの展示や兵庫県内の古墳についての説明パネルなどがありました。
有難かったのはウォーターサーバーが置いてあって自由にいただけた事。
残暑厳しい9月にこれはほんとありがてぇ。

事務所内に居てるこの子の名は「なつしま」ちゃん。
なんでも五色塚古墳を舞台にしたアニメプロジェクトに登場するキャラクターとの事。
詳しい事は公式サイトがありますんでそちらでどうぞ。

管理事務所を出て古墳に上がってみます。
あ、結構急…。運動不足には結構大変。

 

古墳の斜面には葺石がぎっしり。
(復元された物らしい)
登っている途中海の方を見てみたんだけど…めっちゃええ眺めや!
そしてそのまま振り返ってみると…ひぃー!めっちゃ高いやん!
高所恐怖症の人は振り返っちゃいけない。

階段を上り切ると前方後円墳の前方部分に到着です。
方形を取り囲むように埴輪が並んどりました。

前方部の先端から明石の海を眺む。
うむ。とても良い景色だ。

ここまで来たら次は後円部分にも上がっとかなきゃいかんでしょう。

さっきよりこっちの階段の方が高所恐怖症的には怖かった。
ひぃひぃ言いながら登ると後円部分に到着です。

ひぇー。高ぇ…。

怖い怖いと言いながらも、景色が素晴らしかったので満足。

ちなみに海とは反対側の住宅側はこんな感じ。
めっちゃ住宅が迫ってきている。というより住宅の海の中にポツンと浮かぶ大古墳。

五色塚古墳の見学時間は9:00~17:00までなので
冬場なら綺麗な夕焼けに染まる明石の海が見れそう。
あと、登りよりも降りるときの方が恐怖は倍。五色塚古墳はめっちゃ高かったです。

 

山陽電鉄の霞ヶ丘駅へはすぐだった。歩く距離全然違うやん…。

(令和四年9月訪問)

 

五色塚古墳 神戸公式観光サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆☆ 絶景!
ヘンテコ度 ☆☆☆☆★ ヘンテコというより不思議さが凄い。

入場料 無料
営業時間 9:00~17:00
定休日 12月~3月 月 4月~11月 無休

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