赤煉瓦をテーマにしたマニアックな博物館「赤れんが博物館」が面白い!前編。(京都)

舞鶴市政記念館が入る赤れんが2号棟を出た後は、
そのまま真向いに建つ舞鶴市役所をぐるりと回り、
道路に沿ってまっすぐ進みます。

暫く歩くと見えてきたのが「赤れんが博物館」。
聞く所によると赤れんがをメインテーマに据えた
かなりのマニアックな博物館との事なんですが、
レンガだけでどんな展示をしとるんやろ?とその内容が全く想像もつかず、
これはホント楽しみしかない。

しかしこの入り口の感じ、どうやらまたしても博物館の正面ではなく
横から来てしまったようだ。
寺社仏閣もそうなんだけど、やっぱり初回は正面から入りたいよねぇ…。

博物館横に設けられた入口&通りを抜けた先に広がっているのは舞鶴湾。
これは綺麗!めっちゃいい眺めやん!
広場も開放感があって素晴らしき哉。

そして舞鶴湾を臨んで建つ赤れんが博物館。
入り口前に置かれたベンチが何とも言えずステキや!

ベンチに腰掛けるとこんな素晴らしき眺めを楽しめます。
ちなみに左手に見える大行列は、「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」の乗船場所。
軍艦の傍まで寄ってくれる大迫力の遊覧コースなので、
チャンスがあれば乗ってみたいなぁと思ってましたが、
この行列を見ると諦めざるをえなかった…。

と、ここで気が付いたのだけど、
わざわざ市役所回って道路沿いを行かなくても、
舞鶴湾眺めながらまっすぐ向かった方が早かったよなぁ。
景色も良かったし、何よりも博物館正面に出れてましたやん!
と猛省だ。

んでは見学開始です。
博物館内に入りますと、
右側には受付、正面には二階へと上がる階段、
そして左側が展示コーナーになっとりました。

さっそく入場券を購入しに受付に行くと、
赤れんが博物館と舞鶴引揚記念館の共通券が販売されているではありませんか。
おお!これはお得や。引揚記念館はこの後行く予定だから買うしかない。

「共通券、二人分お願いします」と言うと…
同行のK氏からまさかの横やりががが。

「えー、まだ博物館回るん?もういっぱい回ったからええやん」
…( ゚Д゚)ハァ?何言ってんだコイツ?
そもそも舞鶴で一番見とかなあかんのが引揚記念館でしょうに。
「ちょっと先生、いいかね?引き揚げ記念館はね…」
と熱量たっぷりに講義開始。
それはもう赤壁前に呉国に乗り込んだ諸葛亮の様に長広舌を振るうワイ。
「わ、わかったから…」と快諾(?)したので共通券無事購入です。
(ちなみにこの後行った引揚記念館では来てよかったと言ってました。な!そうだろ!)

そうそう、忘れちゃいけないマンホールカードも
ここ赤れんが博物館で無事ゲット出来ましたことをご報告いたします。

さてさて。
赤れんが博物館の展示コーナーでは流石赤れんがの博物館、
これでもかとレンガが展示されとりました。
世界各国それぞれの都市や、四大文明、遺跡などで使われていたレンガの説明がもうそれは詳細に。

写真はインダス文明のモヘンジョダロ遺跡の立体ジオラマなんですが、
ボタンを押すと明かりがともり説明が流れます。
うむ、これはオモチロすぎるぞ!

エジプト文明・マルカタ遺跡。

メソポタミア文明・ウルのジッグラト。

黄河文明、万里の長城。

世界史には全く興味が無く、
日本の物しか興味がない僕でもこれはおもしれぇなぁと思わせてくれる展示はとても良かった。

勿論、日本のレンガもありましたぜ。

な、なんやコレは!?
展示コーナーを進んで行くと、そこにあったのが
レンガで出来た登り窯のような場所。

これはホフマン窯を再現した場所で、
中に入ってその様子を見学できるコーナーになっとりました。

~ホフマン窯~
ドイツのホフマンさんが開発したレンガを造るための窯の事。

窯の内部はこんな感じだ!
めっちゃ作りこまれてて、圧迫感が凄かった。
ただ、行き止まり部分は鏡張りになっていて
奥行きが偽装されていて狭さを全く感じさせない、
どころかホフマン窯広ぇ!と思わす様に再現していたのには
全くもって感心させられた。

ホフマン窯の説明やレンガの展示。

レンガを運搬する様子のジオラマ。

子供向けに分かり易く説明されていたんだけど、
レンガ初心者(?)の自分にとっても分かり易くありがたかったです。
謎の穴は誰も覗いてなかったし、怖くて覗けなかったw

ホフマン窯出口付近に用意されていた記念撮影用の顔出しパネル。
結構人気でやってる人多かったです。

奥行きマジック!

二階に上がる階段から見下ろしたホフマン窯はこんな感じだ。
魚雷が釣ってあるのは、もともとこの赤れんが博物館が魚雷の倉庫だったことから。

 

…いやぁ、こんなにレンガの世界が興味深いものだとは思わなかった。
まだ一階しか回ってないのに面白過ぎるよなぁ。
と満足感たっぷりに二階へ移動します。

次回後編。模型がたっぷりの赤れんが博物館二階はヘビーなテーマの展示もたっぷりだった。

(令和四年5月訪問)

 

赤れんが博物館 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆☆ 説明も丁寧で分かり易く興味を持てる
ヘンテコ度 ☆☆☆☆★ マニアックさが凄すぎる

入館料 大人400円 引揚記念館との共通券は600円
開館時間 9;00~17:00
休館日 年末年始

 

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