どすこい!と
勢いよく張り手をかましているのは第五十三代横綱琴桜関。
…いやぁ物凄い迫力ですな。
この横綱琴桜の張り手人形を飾っているのが、
出身地である倉吉に出来たばかりの琴桜記念館!
なしっ子館を見学した後は、琴桜記念館へと向かいます。
聞くところによると倉吉・白壁赤瓦地区の一角に出来たばかりの記念館との事。
確かなしっ子館からだと、まっすぐ西に向かって行けば着くはずだったな。
真夏の炎天下を歩いて行くのはちょっとつらいところではありますが、
バスを待っている間に、余裕で白壁地区に着くだろうと思いましたので
ぶらぶら歩いてくことにしました。
暫く歩いていると、右手方面に何やら赤い屋根瓦の建物が並んでいるのが見えてきた!
おお~これが噂に聞く白壁赤瓦地区?とすると、そろそろ着く頃かな!?
(恥ずかしながら白壁赤瓦地区の事をずっと赤壁地区と間違ってました。それだと三国志やなぁ)
そのまま真っ直ぐずんずん進んで行きますと、
左手には山が見え、正面にはちょっとした広場があらわれ、
爆発的に観光客の数も増えたッ!
何かあるぞ?
と、そのまま広場の方へ行ってみると…
お、お相撲さんや!お相撲さんの銅像や!
横綱琴桜の銅像と顕彰碑がありましたよ!
安定感ある腰回り。でっぷりとしたお腹の曲線。あぁぁ。最高だわ!
リアルな造形に大感激。琴桜恰好ええわぁ!
琴桜像の近くにあったのがこちらの観光案内所。
…レトロな建物だなぁ。
早速中に入って、地図などを頂き、倉吉の観光名所等々
色々な事を教えて頂きました。案内所の方とっても親切だったなぁ。
「琴桜記念館を最初に見に行きたいです!」と鼻息荒く主張してみたら、
「すぐ近くですよ」との事で、教えられた通りに行ってみると、
観光案内所からだと徒歩1分くらいの場所にありました。近い!
そうそう、この観光案内所には、お食事ができる場所も併設されていましたわ。
お昼時も近いし休憩がてら…なんて考えましたが、いやいや待て待て。あの琴桜像を見てしまった今、
一刻も早く記念館へ行くしかなかろうて。
倉吉の街並み。
落ち着いた静かないい町でした。
ちなみにこの写真の場所が倉吉の観光メインストリートのよう。
この角の建物は酒屋さん。
この交差点を曲がって少し歩いていた先に…
琴桜記念館の看板が出ておりました。
これはわかりやすい。
じゃーん。
琴桜記念館に到着です…
って、ん?
あ、あぁぁぁあっ!
あれは…。一体…!?
ハァハァハァハァ。
な、なに?あの開け放たれた所からポロリしている、
やけにでかい人形のようなものは…
そして漂うこのB級テイスト感。
興奮が止まらない。
これは間違いなくヘンテコスポットだと確信する。
うぉぉぉぉ!こりゃぁスゲェ!
…って、がっついてすぐさま中に入るなんてのは三流の仕事だ。
ここはクールにまずは建物全体を見回してだな…。
2階の窓に貼られているイラストと記念館の文字の宣伝力の凄さよ!
ではそろそろ…って、まだ中には入らないぞ。
そう、こいつが残っているのだから。
隅にひっそりと置かれていた顔ハメ。
ちょっとヘンテコな観光スポットにあってほしいものが全部揃っているんだよなぁ。
琴桜記念館、しゅごい!
それではいよいよメインディッシュ。
近くに寄って見てみました。
…うわぁ、思ったよりもでかいぞ!
最早ここまで来てしまうともう我慢できない。
早速玄関へまわって中へ入ってみると…
でーん!
外から離れて見てた時にはわからなかったんだけど、
部屋から押し出すかのように入口へ向かって張り手をしていたんだ。
人形のせり出し具合が半端ない!
部屋に合わせて人形を作ったのかどうかわからないけど、
この配置を考えた人は天才でしょうな。
丁度、受付にいたお姉さんに、先に来ていた観光客のおっちゃんが、
なぁなぁ写真ええんか?と、ねっとりまとわりつくように聞いていたんだけど、
お姉さんは、「いくらでも撮ってください!むしろネットとかに出して宣伝してくださいね。」
と堂々たる受け答えでした。さすが横綱の記念館の受付をやってるだけの事はある。
琴桜人形の横を抜けて二階に上がると…
部屋にはまわしや、写真、トロフィーなどの資料が飾られていました。
こんな珍しいものも。
個人的にはこれが一番の見どころと思ったのが、
琴剣のイラスト原稿。やっぱりうまいなぁ。
奥の部屋では、取り組みなどの映像が流れていて、
熱心に見てらっしゃる観光客がたくさんいてはりましたわ。
その部屋から眺める赤瓦の街並は綺麗でした。
見所満載の琴桜記念館。
おもろかったー!
オススメです!
(平成24年7月訪問)
琴桜記念館 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆☆ B級テイストもあって面白かったです。琴桜人形は必見
ヘンテコ度 ☆☆☆☆★ 有名観光地に突然現れるマニアックな博物館!
入館料 無料
開館時間 9:00~17:00
休館日 年末年始
コメント