廃人旅行舎グダグダ旅行記

ハコモノ巡りとマネキンジオラマの記録帳

奈良のピラミッド「頭塔」は要塞の様だった。(奈良)

time 2017/11/18

鹿の国の住人である友人に、
「奈良にピラミッドがあるって聞いたんだけど…それってホンマなん?」
と尋ねてみたところ、
「もう何十年も奈良に住んでるけど、そんな話聞いたことも無いわ。
いくら鹿せんべえでタコせん(←タコ焼きを挟んだせんべえの事)作るのが
ブームになるような町でも、流石にピラミッドは作んないでしょ。」と答えてくれた。

…ふぅ。やれやれだぜ。
最早ツッコむ気にもならない友人のしょーもない嘘はスルーして、
結局自分で調べてみたら…ピラミッド、あるじゃないか!
ムーか!?ムーなのか!?奈良、なんて恐ろしい子…。

 

史跡・頭塔。
奈良時代に作られた、土で出来た仏塔。
…うーむ、これはなかなか変わった形をしてるなぁ。
ごつごつした見た目は、まさにピラミッドと呼ぶにふさわしい。
これは頗る興味を惹かれた!

んで、えーっと、なになに。
頭塔を見学するには現地の管理人さんに予約するか、
近くのホテルに見学を申し出てくださいとな。
…おおぅ、人見知りを拗らせているアタクシにはちょっとハードル高めな感じだぞ。
となると、特別公開(年に何回か行われ、予約なしで見学出来ます)の時期に合わせて
行くのが良策やな。

って事で、正倉院展を見に行った後に
頭塔へ行ってみる事にしました(正倉院展が開催中の間は頭塔も特別公開中なのだ)!

 

ここらあたりの筈なんだけどな…。
志賀直哉旧居を見学後、
新薬師寺の最寄りになるバス停「破石町」に向かって歩きます。
新薬師寺へはよくお参りに行く事もあって、
バス停付近は何度もうろうろしてるんだけど
頭塔なんて見た事も無いんだよなぁ。
あんなにデッカイ(写真を見た感じ)史跡なのに
全く気付かないってどういう事よ。

…んで、一体どこらへんにあるんやろなー?
と、探しながら歩いていますと、
目立つ赤いジャンバーを着たオジサンが遠くの方に居るのが見えた。
あれだ!間違いない!

入口の前に立っていたボランティアスタッフのオジサン、
こちらを見ると「どうぞどうぞ。今こちらで、頭塔の特別公開やってますよ。」
とにこやかに案内してくれました。

オジサンが指し示す方を見てみると…

!!!
うわっ!い、いきなり真正面にありますやん。
ふぉぉぉぉ。速攻のネタバレ状態である。まったく心の準備をしていなかったので、
うぉーすげぇーなんて驚く準備が全く出来ておらず、ただただポカーンとしただけでした。
(オジサンにはこいつリアクション薄ッって思われたでしょう)

路地奥にドーンとあるのが頭塔の様。
こんなに奥まった場所に在るなら、気づかないのも仕方ないやねぇと納得だ。
オジサンに行って来ますわと挨拶をしてから、路地をどんどん奥へ進みます。
ちなみに路地(厳密には路地では無いですが)の右手に建っているのが
見学申し込みの受け付けを行うホテルウェルネス飛鳥路さん。
今回は特別公開中ですのでそのままどんどん進んで行きますよー。

うおぅ!近くで見ると改めてその巨大さにビックリです。
塔と言うよりやっぱりピラミッドって感じやなぁ。

 

突き当りを曲がった先が頭塔への入り口になっていて、
受付で入場料を払うと、なんとなんとのクリアファイルのおまけつきでした。
ありがたやありがたや。こりゃぁ入場料300円は実質無料みたいなもんだなぁとホクホクで御座います。
(先着何名だったかは忘れましたが、オリジナルのクリアファイルでした。かっこええよ)

 

受付を抜けた先には見学用の舞台があって、
壁(?)には頭塔の説明が載ったパネル展示がされてました。
椅子に腰かけ、ふむふむ説明を読んでいると、先客への説明が終わったガイドの方が、
「いまから案内しますが如何ですか?」と声をかけてくださいましたので、
丁度、同じタイミングで入ってきた女性と一緒に頭塔見学スタートです。

ガイドの方の説明を聞きながら、頭塔の周りにぐるりと廻らされた
桟橋のような回廊を進んでいきます。

まずはスタート地点の北側から。

 

方形の頭塔の各面には石仏が祭られていて、その場所には瓦で出来た庇がついております。
この庇、ずーっと見ている内に段々と砲塔の様に見えてくるんですよね。
これは戦艦?(←艦これやりすぎ!?)いやいや、戦艦じゃなくて要塞やわ!
と、ガイドさんの説明も上の空で妄想にたっぷり浸りました。

 

西側。

頭塔はもともと土に埋まっていたんだけど、たまたま南側で石仏が一体見つかったので
これはなんぞや!?と調査してみると、なんだか凄いものがあるぞ!と言う事になり、
本格的に調査・発掘、そして復元されたんですって。
復元するにあたっては、発見された当時の様子を残す為に南側だけそのまま残し、
北側半分だけを復元したとの事でした。

こちら南側というか、南西あたりかな。
山ですよ、山。こっち側からだととても仏塔があるようには思えませぬな。

 

ぐるっと回って東側。
こちらがガイドのオジサンが言う、頭塔のトロやフォアグラ部分。

復元した部分と復元していない部分の境目が有るので
一番見てて楽しい所ですと、めっちゃウキウキな感じで解説してくれたのが印象的でした。

「子供の時にこんなのあるなんて知りもしませんでしたわ。」
「もともと奈良に住んでたんですが、私もこんなのあったなんて知らなかったです。」
地元トークで盛り上がる、ガイドさんと一緒に見学してた女の人。

そうなんかー。頭塔は結構マニアックな史跡だったのか。
地元民もこう言ってるくらいだから、友人がピラミッドなんて知らないって言ったのも
仕方ないって事なのかな。
どうも罵ってすみませんでしたー(棒読み)

 

奈良のピラミッドは伊達じゃない!

 

(平成29年11月訪問)

史跡頭塔 頭塔facebook
おすすめ度 ☆☆☆☆☆ 特別公開時に行くのがオススメ!ガイドさんの説明解り易くてイイっす!
ヘンテコ度 ☆☆☆☆★ ヘンテコと言うかとても不思議な仏塔でした。

入場料 大人300円
見学時間 9:00~17:00

 

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