雪が積もる京都国立博物館で「生誕300年 伊藤若冲」展を見る (京都)

府立?いやいや、ちがうちがう。確か市立だったよな…カタカタ(キーボードを叩く)。
って、違ってた!あー、国立だったか…。

開催中の特別展の情報なんかを調べる時に、
何故かいつも名前を間違ってしまうのが京都国立博物館(ゴメンナサイ)
…不思議と京都国立博物館だけ覚えらんないんですよねぇ。
これは坂井真紀・酒井美紀・水野真紀・水野美紀・名前ややこし過ぎ問題に十分匹敵するコトだと
思うのですが如何でしょうか(ややこしい事を表す時の鉄板ネタ)。
~ちなみに名前を間違いそうになる原因のその他の施設の名称は、京都市美術館、京都府京都文化博物館、
京都国立近代美術館ですので、たいして似てはいないぃぃ~

と、個人的などうでもいい話から、「平成29年度・京都雪見旅行記」第二回開始です。

 

 

さて。
三十三間堂で通し矢を見学した後は、道路挟んで向かい側に建つ京都国立博物館へと向かいます。
足元に気を付け乍ら(雪が溶けてぐしょぐしょ)、美しい赤煉瓦塀の横(下?)の坂道を
ゆっくりゆっくり登っていきますと、受付(入り口)に到着です。

…な、なんだ!この入り口の変わりっぷりは!?(驚愕)
前回来たのは工事中の時でしたので、以前と全く様子が違ってる事にビックリです。
オイラすっかり浦島太郎状態だよぅ。

(こんな事を言ってはおりますが、実は以前どんなだったかほとんど覚えておりませぬぬぬぬぬ)

しかしゲート越しに見える、雪が屋根に積もった明治古都館はめっちゃカッコエエですなぁ。

この日行われていた展示がコチラ。
やはり何と言っても昨今大ブームの伊藤若冲の展示が一番の目玉でしょうな。
ちなみにこの若冲展は特別展ではなく常設展ですので、
若冲の絵がたった520円で見られると言うありがたさ!
…だけど、この展覧会、それほど話題になって無かったし、常設展って事で展示数も少なめで
有名な作品は出てないって事なんかなぁ…(心の声)
(それが全然そんな事は無かったのです。実に恐ろしきは京都国立博物館!)

 

自動券売機で入場券を購入後、入口へ移動。
改札の向こう側、まっ正面に建っているのが、平成26年に建てられた「平成知新館(常設展示館)」。
(はっきり写ってないけど)

ゲートをくぐるとやはり最初に目が行くのは明治古都館ですな。
雪もまだまだ溶けずに残っていて、素晴らしき光景でしたぞい。

庭の中央にはロダンの考える人の像。
遠くからでもわかるムッキムキの筋肉美にプリップリのお尻は間近で見るしかない!
と、気持ちだけは急ぎつつ、転ばないよう慎重に雪上をすり足で近寄って見学だ。

マッチョ!

めっちゃ考えてはりましたわ。でも悩んでる感じでは無くムフムフ楽しんで考えてる感じ。

 

噴水越しに見たり、たっぷり銅像を見物だ。

真正面から明治古都館を記念にパシャリ。
特別展の会場なので、 今回は入れなかったのがちょっぴり残念。

 

そしてこちらがこれから入る平成知新館!
遠くからだとそれ程思いませんでしたが、近づくと…まぁでっかいんだわ!

 

方広寺の遺構(京都国立博物館は方広寺の敷地内にある)の説明を読んだ後、いよいよ館内へ。
ウィーンと自動ドアが開き中へ入りますると…なんかスゲぇ!そして何よりめっちゃ天井が高いんやで!

 

平成知新館は3階建ての建物で、
各フロア毎に彫刻、金工、絵画等のテーマに沿った展示室が設けられておりました。
…こ、これはどっから行けばええねん!?と、
新しさと綺麗さとあまりの来館者の数の多さに激しく動揺した僕。
入り口付近に居た係りの女性が、まず一階から見て上の階へ上がって下さいと教えてくださいました。

ようし。一階だな。
入り口入って右側に有った、喫茶室と手前のミュージアムショップを覗き見てから(帰りに寄ろう)
まずは一階の展示室へとゴー。
…おおぅ!(以下、備忘録を兼ねてざっくりとした美術好きの素人の感想を記す)

 



1階は、彫刻、特別展示室、書跡、染織、金工、漆工。

ここで開催されていたのが「特集陳列 皇室の御寺 泉涌寺」展「神像と獅子・狛犬」展「日本の彫刻」展
まず最初に入った部屋がとても大きな部屋(天井が高い!)で、仏像が沢山並んでおりました。
中央には巨大な大日如来坐像がでーんと座ってらっしゃる。
その横のお不動さんもこれまた大きくて圧倒されました。
薄暗い室内に照明で浮かび上がる仏様達。これはちょっとドキドキしたなぁ…。(「日本の彫刻」展)

部屋の奥のスペースには、可愛らしい狛犬さんや厳つい狛犬さんが座ってらっしゃいました。
八坂さんの狛犬さんはとても可愛らしかったです。(「神像と獅子・狛犬」展)

大きな部屋を出て隣の部屋へ移動。
こちらが特別展示室で「特集陳列 皇室の御寺 泉涌寺」の会場になってました。
ずらりと並ぶ泉涌寺の仏様達。一番最初に置かれていた三宝荒神坐像は、
迫力・力強さ・恰好良さ。どれをとっても痺れる程素敵でした。
(後で調べてみたら、なんと秘仏との事。ええ時に京都国立博物館に来たわ!)
そしてあの有名な楊貴妃観音さんも展示されておりました。ええんか!?
…まだ泉涌寺には行ったことが無かったので大変ありがたかったですわ。

その後は順番に書跡、染織、金工、漆工の各展示室を回っていきました。
この中で印象に残っているのは螺鈿細工。ありゃぁとても綺麗だわ。

2階へ移動。(絵巻、仏画、中世絵画、近世絵画、中国絵画)
どうやって行けばいいのかわからんかったので贅沢にもエレベーターを使う。
2階へ上がると、入り口付近に居た係りの女性から、
「まず突き当りまで行ってから見て回って下さい」と言われる。

言われたまま進んで行くと、まず入ってすぐ左側の展示室が若冲展(早く見たい)で、
右側は吹き抜けになっていた。

1階の部屋の天井が高かったのは吹き抜けだったからか…とここに来てようやく気付く。
2階、奥に到着。そこでは「とりづくし展」が行われていた。
干支にちなんだ、鳥に関する展覧会。絵や書や人形等、いろんな種類の鳥がイッパイだった。
中でも「十二類絵巻」と言う絵巻物がとても面白かった。

そしてこの後は、いよいよお待ちかねの「生誕300年 伊藤若冲展」へ。
こちらは流石の大人気!一気に空間に人が占める割合が増えた!
迫力の或る墨絵から軽くてゆるゆるな、見てて思わずにやけてしまう洒脱な感じの絵などおもろすぎたわ。
そうそう、作品の前に置かれていた解説に添えられたコメント(キャプション?)が
一々面白くて良かったです。

あと、若冲の人物画等、珍しい作品が見れたのが収穫。
鶏以外の絵も面白いねぇ…なんて見て回っていると…うわわわわ!
そこにあったのはまさかの「百犬図」!コレ、めっちゃ見たかった奴やん!
と、まさかの展開に吃驚だ。あああああ!百犬図のワンコ達、キモカワイイわ~
その後にも「果蔬涅槃図」の展示が有り、有名どころもたくさん展示されていて大満足の若冲展でした。
これが通常展扱いだとはなぁ…。とんでもないわ京都国立博物館。

ドルルルルルルルルルル(ドラムロール)本日のお気に入りはフグと蛙の相撲の絵!

 



満腹ぷくぷくで会場を出ると、いつの間にか時間もだいぶん経っておりました。

入る前は通常展だし、そんなに時間かかんないだろう~なんて思ってたんですがねぇ。
…ええい!たっぷりじっくり楽しみすぎたわ。
これじゃ、清水寺の雪はもう完全に溶けてんじゃね?と、
博物館の大きな窓から外を眺めてみますと…

えええええっ!
猛烈な吹雪に呆然とする僕。そう、真っ白で向かいの三十三間堂が見えない位に吹雪いていたのです…。

マジかよー。もはや傘が要るレベルじゃん…と肩を落としながらも
とりあえずミュージアムショップへ行こう、と一階へ下りていきますと、
博物館の公式マスコットキャラクター・トラりんに遭遇した!
墨絵から抜け出てきたその姿は見事なまでにシブさのかたまり。んんん!かっちょえ~!
(トラりんは尾形光琳の墨絵の虎がモデル)
子供ちゃん達にも大人気でものすごい歓声が上がっておりましたわ。
トラりんの公式サイトはこちら

図録を購入していざ出発。行くで清水寺!
と、気合を入れて外に出てみると…嘘でしょ!
先ほどまでの猛烈な吹雪は既に収まっており、またまた晴れ間が見えておりました。
なに、この天気の変わり具合。訳ワカラン!

次回 雪の清水寺に行く。着いた時は晴れ。中に入ると猛吹雪の巻。

 

(平成29年1月訪問)

京都国立博物館 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆☆ 庭・建物・展覧会。全てがステキ!
ヘンテコ度 ★★★★★ ヘンテコさは全く感じなかった。

入館料 大人 520円
開館時間 火~木・日 9:30~17:00 金・土 9:30~20:00
休館日 月 年末年始

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