大改造されてた京都市京セラ美術館で兵馬俑(本物)と記念撮影!(京都)

陽射しも眩い昼下がり。
辺りを舞う砂埃と、エサを狙って襲来する鳩から身を避けつつ、
京都は岡崎公園の隅っこで、こっそりひっそり本日のオチュウジキを頂きます。
むしゃむしゃと頬張るカレーパンは大変美味しく、
続けざまにさくっとメロンパンも平らげて(進々堂ウメェ!)
無事腹ごしらえ完了です。

…んじゃそろそろ美術展ハシゴの二軒目に行きますか。

ただこの日の岡崎界隈は大変な人出で賑わっており
(丁度楽市イベントが行われていました。それプラス花見客でわんさかだ!)、
コレってもしかして「兵馬俑展」も入場待ちの列とかできてたりして?
なんて戦々恐々で京都市京セラ美術館へ向かったところ…
嘘!?すげぇ!いつのまにこんなんなっとたんや!
と美術館のあまりの変わりようにびっくりでした。

い、入り口が地下になっとる!?
建物前を掘り下げて地下階作ってますやん!

京都市美術館が京都市京セラ美術館に名前が変わる時に
リニューアル工事したってのは知ってたけど、
まさかここまでがっつり変えてるとは思わんかった。
精々ネーミングライツで名前変わるくらいなんでしょ?位の認識やったわー。

ちなみにリニューアルオープン前の様子はこんな感じでした。

京都市美術館で男前な人の展覧会があった。(京都)
入場待ち時間1~2時間以上なんて事はざらにある、 誰もが知ってる有名どころがメインの展覧会が、 大体年に2~3度は行われる京都岡崎にある京都市美術館。 なんでも、日本で二番目の大規模公立美術館として建てられたんですって...

 

あまりの変貌ぶりを楽しみながら
なだらかに作られた坂を下って玄関へ。

 

まずは入り口に置いてあった本日開催中の展覧会の案内を確認です。
えーっと、これから行く「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~」が本館二階で、
その後連チャン予定の「森村泰昌:ワタシの迷宮劇場」が東山キューブなのね。
…って、東山キューブ?

館内へ入ると正面が受付になっていて、
左側にミュージアムショップが設けられてました。
ミュージアムショップは帰り際に覗くとして、さっそく入っていきますか。

受付を抜け正面を進むと大きな階段が。
ここを上がると…

中央ホールに到着です。
天井高ッ。めっちゃ空間広ッ。
それにしても白が眩しいや。

リニューアル前はここが特別展の受付になっとったんよねぇ。
そんで回廊の展示室をぐるっと順に見ていく感じやったはず。
なんかめっちゃ贅沢な使い方やなぁという感想。

今回見に来た兵馬俑展の会場は2階という事で、
係員の方に案内された進路を行き、
階段上って展覧会場へ移動です。

まだ展示室内ではないので気軽に撮影できるのが嬉しいところ。
それにしてもいい建物よねぇ。

そうそう会場へ移動途中、階段のところに係の女性が居てはったんですが、
相棒犬面さんには何か栞のようなものを渡してたのに、
何故か僕には笑顔だけ向けてスルーと言う暴挙に出るという
事件が起こりました。

いやいやいや、どういう事よw
貰いに戻っても何故かニコニコしてまたしてもスルーする女性。
ハッ!そうか、二人分渡してくれたんやね。こりゃ気づかんかったわ。
これはほんまに失礼なことした。
と、お辞儀して会場へ向かう僕。うむ、吾輩紳士であるな。

そんなこんなで展覧会場入口に到着です。

兵馬俑を見るのは6年程前に大阪で行われた「始皇帝と大兵馬俑」以来なので、
結構楽しみにしてきたんだよね。
日本のものにしか興味がない吾輩ですが、
何故か兵馬俑だけは興味の範疇なのだ。

大阪の時のは複製ながらも兵馬俑さんと記念撮影もできたし、
本物をあらゆる角度から間近で見れたりとか結構楽しかった思い出が。
さぁ今回は如何なものでしょと期待に胸躍らせて中へ進みますと…

うへっ!
青銅器とかそんなんばっかりならんどるやん!
といきなり心を折られたのでしたw
壺とかそういうの見ても

全く良さがわからんのよねぇ…

僕と違って外国の文化や歴史が大好きで
今回の美術展巡りで唯一興味を示していたのが
この兵馬俑展だけだった相棒の様子はどうだろ?
と彼奴の様子を眺めてみると…
あwこいつも心おられてやがるw
そんないつも通りの様子には爆笑でした。

「あかんわぁ。器とか見てもどうしたらええのかわからんわw」
同じような感想を述べる相棒でしたが、それでも熱心に観賞する所は流石の一言。
それにしてもさっきの国芳展と全然態度が違うやんw

ずっと道具類が続くときついよなぁ…なんて思いながら進んで行くと、
次の展示室から一気に面白くなったのにはやられましたな。
ほんま盛り上げ方上手!

其処に展示されていたのは小さな兵馬俑。
しかもオ〇ンチン丸出しの兵馬俑だったんですよね。
…ナニコレ!これ凄いなw
リアルな造形の性器云々との説明書きもあって更にニマニマでした。

そしてその次の部屋に展示されていたのがこちらの「銅車馬」(複製)
部屋にコレ一つだけ展示されているという扱いから考えると、
今展覧会の目玉の品ってことですよね。

そう言えば、前の大阪でも銅車馬(複製)は展示されていましたが、
そちらでも兵馬俑と並んで目玉扱いでした。
その時は薄暗い場所で青い照明を当ててすっごくキラキラと美しい感じでしたが、
京都ではそうした演出もなく、実に自然な感じで博物館的展示っぽいです。

大阪では撮影不可だった銅車馬が、京都では撮影オッケーでこれまたニマニマです。

 

ところで銅車馬の写真を見た方はきっと何かが気になったはず。
そう、近くの機械っぽいのは一体なんぞやと。

これの正体なんですが、入場時に配布されたレシートのような紙を
差し込むと、壁の上の方にあるカメラで撮影してくれる
来館記念撮影コーナーだったのです。

ちなみにその紙と言うのが、僕だけもらえなかった例の奴でしてw
一応相棒に聞いてみたら、貰ったの一枚だけやでとの事。
…どういうことやねんw
まぁ、別にやる必要もやる気もないからええんやけどな(不貞腐れ)

「これって遊園地でよくある、あとでお金払ってもらうやつとちゃうん?」
撮影可の場所で自分で撮らずにわざわざこれで撮って貰って
買うってのがホンマに謎な感じですが、
データだけでも貰えるかもしれんしという事でいざ体験。

誰もやらない中、果敢に挑んだ犬面さんはエライと思いました。
それにしても間抜けな感じだ。

そうそう、この部屋では「キングダム」のパネル展示もありました。

 

しかし格好いいよねぇ。
経年感もたっぷりあって複製と言われなきゃまぁわかんないよなぁ。

たっぷりと銅車馬を堪能した後、次の部屋へと移動するわけですが、
展示の流れからしてそろそろ本物の兵馬俑が出てきてええ頃なんじゃないかな?
なんて気をもみながら移動していくと…

来たわ!遂に来たわ!
銅車馬の部屋からだと次の次の部屋。

何と驚くことに、撮影可の記念撮影コーナーで兵馬俑は展示されておりました。
大阪では複製兵馬俑を置いていたけど、こちら京都では
まさかの本物をそのまま使ってるとかびっくりだよ!

まずは個人的にお気に入りの立射武士俑さん。
ポージングが好き。

こちらは厳つい姿の鎧甲騎兵俑さん。

漢の渋さがある男前なこの方は…

跪射武士俑さん。
ソフトバンクの選手に居てそうな感じだ。

 

元近鉄バファローズの近藤似!大阪でも似た感じの兵馬俑さんが居たけど
この鎧甲軍吏俑さんもなかなかの似具合や。

こちらの鎧甲軍吏俑さんは友人のN西クンにそっくり。

数が多いので載せきれないけど
他にもでっかいお馬さんが居たりと
結構な数のホンモノの兵馬俑さんたちを堪能できて
大変楽しかったです。

展示室の最後尾にあったのが、複製兵馬俑さんによる記念撮影コーナー。
背景の兵馬俑抗がとてもええ感じですな。

そしてここにもやっぱりあった自撮り用のコレ。
…ボッチで来た人用に設置されてたんやなとここにきて悟る。

ちなみに大阪で行われた始皇帝と兵馬俑展の様子はコチラ。
記念撮影コーナーの対比が面白い。

兵馬俑(複製だけど)と記念撮影!「始皇帝と大兵馬俑展」国立国際美術館(大阪)
ワータシの記憶が確かならば、 「ソレ」が初めて大阪にやって来たのは約30年程前の事である。 大阪城近くの展示会場で「ソレ」を発掘現場そのままの姿で再現・公開した 特別展は随分と話題となり、当時小学生だった自分は …と、...

いやぁ、想像してた以上に面白かったねぇ。なんていいつつ展示室を出ると
最後に待っていたのが…

やっぱりこれでしたw

このすぐ近くにお金を投入して撮った写真を出す機械が置いてあったのですが、
犬面さんが触ってみたところ全然反応しなかったため、
データだけもらえたかどうかは謎であったことをここに記す

感想
「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~」は思ってたより展示品などのボリュームは少なく
あっさりとした感じに思えましたが、撮影できるコーナーも多く楽しめました。

んじゃ、次のとこ…って、え?何ここ?こんなとこあった?

次回、京セラ美術館内を探検。そして現代美術に驚愕するの巻。

(令和四年四月訪問)

 

京都市京セラ美術館 公式サイト 兵馬俑展のページ
おすすめ度 ☆☆☆☆☆ 建物自体が必見 改造具合がオシャレ
ヘンテコ度 ☆☆☆★★ リニューアル前からの変化が凄い

開館時間 10:00~18:00
休館日 月

特別展「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~」 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆★ ボリュームは少ないけど見どころ多し
ヘンテコ度 ☆★★★★ 真面目な展示ながらところどころ面白いものがあった

開催期間 令和四年3月25日~5月22日
観覧料 大人 2000円
開館時間 10:00~18:00
休館日 月

 

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