これが春の岡崎名物、桜を観る十石舟じゃい!プラス三条通を散歩した話。(京都)

次に向かう「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~」展が開催中の
京都市京セラ美術館までは、今居る京都文化博物館からだと凡そ2.5キロほどの道のりになる。
歩いて行くにはまぁまぁしんどい距離といったところだ。

時間的な事も考えると、
選択の余地なく地下鉄に乗ってささーっと
東山まで移動の一択なんでしょうけど、
暑すぎるとはいえ(まだ四月初旬なのに夏日!)天気も良いし、
桜もまだまだ散り切ってはいないはず。
歩いて行けば高瀬川沿いの桜も見られる魅力にはどうにも抗いがたい。
それに丁度時刻もお昼過ぎ(1時頃)で腹ペコ状態でして、
いっつも京都に来ては何処のお店に入っていいか優柔不断で決められず、
結局コンビニパンかお昼抜きになってしまう我々でも、
流石に寺町京極商店街に三条名店街、それに河原町通を通ればねぇ。

最早歩くメリットしか浮かんでこない!!!

これはやっぱ歩くしかないんじゃね?
ってことで、三条通を東に向けて、ぶらぶら散歩の開始です。

そして歩きだして数分。
…あっちぃwやっぱり電車やったかね?
とはやくも愚痴りだすオッサン達だったのでした。
それでもまぁ随分とご無沙汰ぶりの三条通散歩は非常に楽しく、
老舗蕎麦屋さんの佇まいにときめき、
(ざるそば食べたかったけど、歩くの嫌になりそうだったので我慢した…)
イノダコーヒーはそうそうここやった。と今更ながら思い出す。
(閉まってた。後でサイトを見たら改築工事中とのことでした。うへぇ…)
そんな感じでとことこ街並みを楽しみながら歩いていると…

おお!?なんじゃこりゃ。

そこにあったのがこちらの町家ジオラマ。
しかもよくよく見てみると、その町家の軒先にも同じジオラマがありまして…、
これは所謂ドロステ効果とか言うやつやな!と思わず見入ってしまいます。
なんか屋根や蔵のとこには忍者も居るし…これはオモロイ!と思わずニンマリです。
でも、一つ気になったのはこのジオラマがある建物は
普通に近代的なオシャレ感たっぷり建物だという事。謎だ。
元々はこんな町家でしたと言う記念碑的に展示しとるんかねぇ。と自分勝手に納得させときました。
(ここはmaster-piece KYOTOというブランドショップ(?)でどうやら町家を改装して作られたよう。
 奥ではカフェも営業中との事でした。「関西まいにちカフェ日記」様が詳しくレポートされてます。
 めっちゃオシャレカフェやん!)

そしてこちらは通り反対側に建ってる家邊徳時計店。いつ見てもカッコいいなー。
ググったら出てきた四条繁栄会商店街振興組合サイトの紹介ページによると
明治23年に建てられた日本最古の連歌造洋風店舗で登録有形文化財との事でした。
(ふぅむ、すげぇ!それと、煉瓦造の間違いだよな?という疑問)

 

三条通と寺町通の合流地点でかに道楽の看板を見、
三嶋亭のすき焼き食わせろと相棒を煽る。
梅園もええよねぇとわらび餅に思いを馳せ、
もう鯛焼きでええんとちゃうと言ってきた相棒を、
それならいつものようにパン屋でええやろと罵倒する。
ラーメン気分でもないし…と決めきれずに進んでいるうちに
いつの間にやらアーケードを抜け河原町通りに到着でございます。

…ハッ!これはヤバいパターンやんw
ここまで結構歩いてきて、いっぱいお店があっても
決めれんかったとかほんまヤバイw
と、その時であった。我々の前に現れたのが…

進々堂!

前回の京都旅行で買いに行った志津屋と同じく
京都ではお馴染みのパン屋さんですな。
三条河原町店ではイートインスペースも併設されてるし、
横ではレストランも営業中でした。
だが俺たちはいつものようにテイクアウトを選ぶぜ!
「ここにする?」「どうしよう?」なんて会話もなく
即断即決で店へ入る。
俺達にはやっぱりパンしかねぇわ!とテンション高く
各々それぞれ好みのパンをゲットだぜ!
本日のお昼ごはん決定です。我、カレーパンとメロンパンをチョイスである。

 

そうそう高瀬川沿いの桜は大分散ってはいましたが十分美しかったです。
風もまぁまぁ強く花吹雪状態だったのが又良し。

さて。購入したパンを一体どこで食べるかと言う事ですが、
初めは岡崎まで出てからどこか広場ででも食べようなんて考えてました。
ですがどうにもこうにも買ったのならば早く食べたいと思うのが人情じゃない?
となるとやっぱりこれは鴨川で食べるしかねぇよなぁ…。
でもここで思い出されるのが冬に遊びに来た時に
鴨川でパンをとんびに襲われ奪われたことw

鳶に油揚げならぬパンをさらわれた。鴨川でのお弁当は危ない!(京都)
朝から飲まず食わずの歩き通しで、 祇園にある漢字博物館に着いた頃には 腹の減り具合は尋常ならざる状態であった。 「このまま我慢して、先に漢字行っとく?」 「流石にそれはつらいなぁ。腹減りすぎて集中できへんで。」 「やっぱ先に食...

聖闘士に同じ技は二度通じない。
四条と三条場所も違うし、
それにこんだけ人も多けりゃ大丈夫っぽいけど(ランチとってる人も多かった)、
やめておくのが大人ってもんだ。
一応空を見上げてみると…
とんび飛んどるやんw

 

パンが入った袋を握りしめ、
先程見た展覧会の感想などを話しつつ
三条通を更にずんずん東上します。
京阪三条駅を過ぎ、東大路通を超えたあたりがホントしんどかった。
ここ曲がったらよかったんやったけ?と一瞬勘違いしてまうんすよねぇ。
それでもう一個向こうの通りやったわと気づいてガックリするまでがテンプレ。

更に歩いて神宮通りまで出、
そこから北上するとようやく到着です。

 

京都市京セラ美術館と京都国立近代美術館。
この後どちらも見に行きますぞ。

京都岡崎疎水沿いは桜の名所。
まだ桜は散っておらず大変美しうございました。

そして岡崎、桜と言えば、やっぱり外せないのが
岡崎さくら回廊十石舟めぐりですな。
疎水記念館&無鄰菴近くの乗船場所から夷川ダム(発電所)までの
往復約3キロ程を30分ほどかけてのんびり運航する屋形船。

橋の上からその様子を眺めていると、
たくさんの観光客を乗せた舟が行ったり来たり。ふむ、盛況盛況。
乗ってるお客さん達みんなニッコニコでしたわ。
気候も良し、桜もきれい。そりゃええ感じだよね。

となると、ここは我々も…と考えるところですが、
実は随分と昔に乗ってるんですよねぇ。
しかもその時はおもろないし、他に行きたい場所いっぱいあるから早く降ろしてくれ!と
相棒と悶絶した思い出w

オカシイよなぁ?
こんなに桜綺麗なんだからそんなこと思うはずもないのに…
そこでその時撮った写真を引っ張り出してみたら…

桜の時期はとっくに過ぎた後に乗ってましたw
日付を見ると、平成16年4月下旬とな。うわぁ随分昔やん。20年近くも前ですやん。
オッサンならともかく若造には桜ではなく新緑を楽しむレベルが足りていなかった。
この時は確かインクライン行ってみようぜ!と自転車借りて回ってたんだっけ。
んで、疎水記念館につくと、「お?なんかやっとるで」となんも考えずに乗ったんだよなw

途中、橋の下をすれすれでくぐる、
わんぱくなアトラクション的な所もあって結構楽しんだんはずなんですがねぇ。

こちらは折り返し地点の夷川ダム近く。
往路は初見だから楽しかったけど、復路は見たばっかりの景色だけにつまらんかったのよね。

いい機会なんで岡崎十石舟について調べてみたんですが
元々は平成15年に京都で行われた第3回世界水フォーラムの記念の行事として始まったんですって。
んで、好評だったため翌年の16年から観光事業としてスタートの事。
丁度、我々が乗ったのは事業化されて一番最初の年だったんですねぇ。

現在では、ライトアップされた夜桜が楽しめる夜の運行も行われてるらしいんで
機会があれば桜満開の時期にリベンジで乗ってみたいなぁなんて思ってます。

さぁて、パンを食って兵馬俑へ行くぜ!

(令和4年4月訪問)

 

岡崎さくら回廊十石舟めぐり 公式サイト
おすすめ度 ????? 桜満開の時期に乗ってないので何とも言えない
ヘンテコ度 ★★★★★ 王道の桜観光

開催期間 令和四年3月19日(土)~4月10日(日)
時間   9:30~16:30 15分間隔で運行
乗船料 大人 1500円

 

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