ドラマティックな情景!マネキン武官さんが佇む万葉館!(和歌山)

薄たゆたう荒野に佇み、愁いを帯びた表情で遠くを見つめる武官さん。
彼の眼差しの先には果たして一体何があるのでしょうか…。

こんなドラマチックな情景のマネキンジオラマが展示されていた万葉館は
他にも豪華!天平貴族のお食事食品サンプルや(庶民バージョンもありまっせ)、
来館記念顔ハメに映像コーナー「万葉シアター」などなど、
心沸き立つ展示物が目白押し!のオモシロ博物館でした!


片男波公園(砂嘴)の先端を見に行った後、
一旦自転車を停めに駐輪場が在る公園入口まで戻ります。
そして再び公園内に戻って、いざ万葉館へゴー。

1階が健康館という施設で、どうやら2階が万葉館のよう。
(現地に来るまでは、万葉館がこんな立派な施設だとは思ってなかったのでちょっと戸惑いました。)

…健康館?
和歌山に来る前に見た観光案内サイトなんかには、万葉館しか載って無かったよなぁ。
んー、いったい何の施設なんだろ?
とりあえず万葉館の後にでも行ってみますか~
って事で、そのまま2階部分へ上がります。

そして万葉館入口。

そうそう、万葉館の向かい側には「わかやまジビエ」と書かれた幟が立つ
レストランが有りましたよ
ほぼ飲まず食わずでここまでやって来た僕は
もう文字だけでよだれじゅるじゅる状態。
万葉館を見学した後にでも遅めのランチを頂きますかと、
どんなメニューがあるのか確認しようとした所…、
この日は休業日でした。あああああああああ…。結局またいつものようにお昼抜きかよ…。

 

気を取り直して万葉館へ入ります。
まずは館内地図を見てみますと…おお!結構広い!
しかも無料の施設とは思えない程綺麗で豪華な雰囲気が漂ってます。

中へ入ってすぐ左側が受付、と言うか職員さんが居る部屋になってて、
右側に展示コーナーが広がって…って、うぉ!

うわわわわ!マネキン!マネキンですやん!しかもめっちゃ存在感&迫力あるマネキンさんですやん!

そこに居たのは怪しく照明で照らされた、奈良時代のお役人さんマネキン。
…物凄い存在感だ。

めっちゃリアル!そしてジオラマの作り込み具合が凄まじい。

薄(←ですよね?)に落葉。
物寂しい感じがたっぷり出てて、今にも風の音が聞こえてきそうなくらい。

足元に置かれた説明書きを読むと、このお役人さん、下級武官なんですって。
(全く下級な感じがしないっすなぁ)

 

まさかのマネキン展示に(あるとは思わんかった)血沸き肉躍った人形大好きなアタクシ、
たっぷりと堪能させて頂きました!
やっぱ博物館のマネキン人形展示はいいよねぇ。
いっきにヘンテコ・珍スポット的な雰囲気が溢れてくるから面白いんだよねぇ。

無料の上、こんな極上の展示物を見る事が出来て
あたしゃこれだけで大満足だよ!
満点だよ!万葉館!
ってな感じで一人ハフハフしてたのですが、おっと待て待てぃ。
まだまだ面白展示は続くのだ!

 

 

マネキン武官さんの向かい側の展示室へ入りますと、
「万葉集の時代」と名付けられた、
当時の貴族の生活を紹介したコーナーが有りました。

注目は、当時の貴族が食べていた食事を再現した食品サンプル!

めっちゃ豪華や!

一時期、幻の食品と話題になった蘇もありますな。
個人的にはナマコが気になります。ちゃんと料理法確立してたんだな。

 

栄螺に雲丹、そしてクエ。豪華極まりないわ!

素麺が美味しそう。
(食品サンプルの出来栄えがスゴイよね!)

憧れます、貴族生活。

そのまま奥へ進んで行きますと、
中・下級役人、そして庶民の生活を紹介したコーナーへと続きます。

当時の庶民の食事の様子。
…これは悲惨だよなぁ。先に貴族の豪華な食事を見ただけに一層ひどく見える。
友人・犬面さんも大概酷い食事をとってますが、その彼よりも酷い。

 

玄米に塩に青菜の汁。質素とか言うレベルじゃないよね。

展示室の壁沿いには特別展示「和歌の浦水墨展示展」の作品が並び、
部屋の中央には紀伊万葉シアターが御座いました。
紀伊万葉シアターには丁度、誰も居なかったので、貸し切り状態。儲かった!

シアターを出て奥へ更に行くと最後に「万葉集の伝来と教育」というコーナーに到着です。
こちらは至って真面目な展示でしたな(これまでも真面目だったけど)。

 

展示室を出た後は、武官マネキンさんのいる部屋(と言うかロビーですな)をうろうろしてみました。
んで、見つけたのが顔ハメ君。
近くで何やら体験イベントが行われていたので(子供ちゃん達でいっぱいでした)
遠くから記念に一枚パシャリ。結構小っちゃかったので大人がやるには厳しい感じかな。

そして、入り口付近に置いてあったのが、万葉かるた。
試しにちょっとやってみると…うん。わからん。

以上、万葉館見学レポでした。

 

以下、和歌山城へ戻るまでの話。

万葉館を出ると時刻は既に四時を過ぎていて、
レンタサイクル返却時間の5時まではあとわずか。
移動時間を考えるともう30分もなかったので、
結局見に行こうと思ってた雑賀崎の夕陽は諦める事となりました。
次の機会だな…。
だけど、案内所のお姉さんにオススメされてた和歌浦天満宮には行けたので良かったです。
眺め、凄かったです。お姉さん、ありがとう!
(自転車返却する時にその話をしようと思ったら、僕の事をすっかり忘れてはったというオチ)
そうそう、気になってた健康館ですが、正体は体育館でした。

 

(平成29年9月訪問)

万葉館 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆☆ 展示物すべてが面白かった!
ヘンテコ度 ☆☆☆★★ 武官さんが強烈でした!

入館料 無料
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30)
休館日 年末年始 点検日

 

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