烏丸御池周辺は、全国でも稀に見る
博物館集合地帯だと思う。
ざっくりと有名どころを挙げてみても
・京都国際ミュージアム
・京都文化博物館
・大西清右ヱ門美術館
・京都万華鏡ミュージアム
等々、きりがない。
そんな、一大博物館密集地帯の中でも一際異彩を放つ
マニアックな博物館が、宮井ふろしき・袱紗ギャラリーだ。
箱庭屋展覧会を見学後、錦市場で買った豆乳ドーナツを口に頬張りながら
二条城にでも行くかなと室町通をずんずん歩いていくと…
あらら!宮井の風呂敷屋さんやないの。
と、何時の間にか風呂敷博物館の前に来ていた。
(場所は、祇園祭で鯉山が建てられるとこらへんですな)
宮井ふろしき・袱紗ギャラリーは、風呂敷屋さんの中に設けられている博物館なんですが、
(日本風呂敷協会が気になるちゃん)
今回たまたま前を通ったのが日曜でしたので、残念ながらギャラリーは開いてませんでした。
(宮井ふろしき・袱紗ギャラリーは平日のみ開館なのです)
なので、中の様子や感想などは、随分前に行った時のもので御座いますのでご注意あれ。
入館料大人一人500円を払おうとした時、目ざとい何時もの同行者が、
「ミュージアムぐるっとパス」と言う物が売られている事に気づいた。
このパス、なんでも特典として沢山ある対象施設が無料になったり、割引されたりといろいろお得らしい。
店員さんにパスについて尋ねてみると、「このパスを使えば、このギャラリーは無料になりますよ」
との事だった。
パスのお値段は千円。宮井ふろしき・袱紗ギャラリーの入館料は500円。
他に何か所か行くだけで随分お得なようだ。
…よし、購入!
かくして宮井ふろしき・袱紗ギャラリーは無料となりました。
店内、奥へと進んで行きますと、
パーテーションの様なもので区切られた展示スペースがありましたので
さっそく中へと入ります。
…ううむ。
これは口を開けてポカーンだ。
流石は、風呂敷ギャラリーやで。
見事に風呂敷や袱紗だらけやん(そらそうやがな)
風呂敷に対して全くと言い程興味もなく、知識もない我々、
ほぼ無言で鑑賞するしか手はありませぬぬぬ。
とは言っても、袱紗も風呂敷も衣装に凝った美しいものが多く、
博物館に来たというより美術館に来たような感じでしたな。
僕達以外に客はおらず、この淡々とした空気。なんともいえない感じ。
これが興味のない分野の博物館に入った時の醍醐味だな!
500円払って入場してたらもっと心折れていただろう、なぁんて、
外へ出た時に同行者と笑い合いましたわ。
…パスを買って入場して正解だったな、うん。
興味の無い人間だとこんな感じになりますが、
見る人が見たら、歴史ある凄い物なんだ!ってワクワクできたんだろうと思います。
ちなみに、宮井ふろしき・袱紗ギャラリーは、関西文化の日の対象施設になっているので
日にちをあわせて行けば、パスを買わなくても無料になるんでお得ですぜ。
あと、予約をしておけば、風呂敷のつつみ方などを教えてくれますので
行かれる方は是非!(現地に行くまで知らんかった!)
風呂敷で、一升瓶を包んだりするのって芸術的やもんな!
あれは是非とも覚えておきたい。
おまけ。
祇園祭の時に、お店の前に顔ハメが置かれていました。
…見返り美人?
腕の出し方を間違っている同行者はとびっきりの馬鹿だと思った。
これだと両腕が左手の男になっちゃうよ!(J・ガイルの反対だな)
この時限定だったのかもしれないので、
祇園祭の時に毎回出てるかどうかはわからない。
(平成21年12月訪問 平成26年9月前を通る)
宮井ふろしき・袱紗ギャラリー 公式サイト
おすすめ度 ☆☆★★★ 包み方体験してたら楽しかったと思う。むしろそっちメインだったかも!
ヘンテコ度 ☆☆★★★ かなりのマニアックさ。
入館料 500円
開館時間 10:00~17:00
休館日 土日祝
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