舞鶴公園にあるヘンテコな城型すべり台と古今伝授の庭「心種園」(京都)

田辺城本丸址を整備し作られた、
市民の憩いの場として親しまれいている舞鶴公園。
公園内には本丸跡や細川幽斎古今伝授に関する史跡があるという事で
田辺城資料館を見学後に少し散策してみることにしました。

まず最初に向かった先は、
公園東側の「心種園」という所。
こちら古今伝授所縁の史跡でございます。
それにしても菖蒲が綺麗やねぇ。

~古今伝授に関してのざっくりまとめ(自分用としても)~
1:古今伝授とは古今和歌集の解釈などを秘伝として
   後世(お師さんから弟子。北斗神拳みたいなもんやな)へ口伝えで行っていた事。
2:安土桃山時代、丁度その伝承者が細川幽斎で、
   関ケ原の合戦の時に東軍として田辺城に籠城し西軍に包囲された。
   古今伝授が断絶することを憂いた朝廷は和睦の使者を送り開城させ、
   無事古今伝授は途絶えることは無かった。
   ちなみにこの時、包囲していた西軍は1万5千もの大軍。
   一方守る細川軍はたったの500。50日余り大軍をくぎ付けし、
   本戦に間に合わせなくした。真田家の逆バージョンやね。
3:心種園の名は、幽斎が詠んだ「いにしへも 今もかはらぬ世の中に 心の種を 残す言の葉」
   の句から名付けられた。
(句と秘伝書を老松の下で勅使に渡した。後に城主となった牧野氏が松を見て偲び命名との事だ)

池の向こうの鬱蒼とした小山の辺りが心種園なんだけど、
菖蒲が綺麗だし、池の眺めが頗る良かったのでまずはこちらをのんびり眺めた。
いいお庭、というか良い公園だよなぁ。

菖蒲を楽しんだ後はいよいよお目当ての心種園です。

 

幽斎の詠んだその句碑と古今伝授遺跡の碑。

園内には池があって子供ちゃん達が遊んでましたわ。
しかしきちんとしたいいお庭っすなぁ。無料ってのが驚きのレベル。
京都市内なら余裕で拝観料とられる感じだ。
そしてそして…

あれが古今伝授の松よ!
前に立っている大きな石碑は明治に建立されたもので
碑文は資料館で印刷したものが貰えるとの事だ。
ってのを書くにあたって色々調べてから知った…

だって、だって、蜂が飛んでたから中まで入れなかったんだよ…。

蜂から身を避けつつ、辺りに咲く躑躅(数も多くとても綺麗でした)を見ながら
園内を散策していると…なにアレw
と目の前に現れたのが、お城型をした公園遊具でした。
このすべり台ちょっとかっこええなw

これはなかなかのヘンテコ具合や!

お次は公園中央の広場を抜け天守台跡へ向かいます。

 

こちら天守台跡。
説明書きによると石の積み方の技法から細川幽斎が築城した当時の遺構と判明したとの事でした。

さぁて、そろそろ次の場所へ向かいますかな。
そういや駐車場の無料時間である1時間がそろそろ過ぎそうやし…急がなきゃ。

(令和四年5月訪問)

 

舞鶴公園
おススメ度 ☆☆☆☆☆ とてもいい公園。
ヘンテコ度 ☆☆☆★★ 城型すべり台はなかなかのヘンテコでは。

 

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