熊野古道を歩いた気分に浸れた「和歌山県立博物館」(和歌山)

先に入った近代美術館はなんだかロボット基地のようだったけど、
こっちはホットケーキのような形をしているな。
(僕は絶対にパンケーキなどとは呼ばないっっっ!)

いやいやこれはホットケーキではなく貝柱だわ…
そんな感じに次々浮かんでくるのは食べ物ばかり。
ああぁぁぁ、腹減ったぁぁあっぁぁぁ。

そりゃそうですわな。
お昼を過ぎてるのに未だに何も食わず何も飲まずで、
朝からずっと博物館めぐりしてるんだから。
でもまだまだどんどん行きまっせ!
お次は近代美術館すぐ隣にある県立博物館へ入ります。

 

この時、和歌山県立博物館で行われていたのは、
「熊野聖地への旅」という特別展でした。
ここにくるまでに回ってきた、和歌山市立博物館では「江戸時代の観光」がテーマで、
近代美術館では「観光する美術」。
いずれの場所でも旅や観光がテーマになっていて、
関西文化の日に合わせて博物館めぐりを楽しむ旅人達の為に
展示内容を合わせてくれてるのかなぁなんて思ってしまいますな。

外観はガラス張りでなんだかおしゃれなカフェみたい。
早速中へ入ってみると、入り口すぐ近くにはミュージアムショップ、
入って右側に受付があって、そこから先が展示場でした。
受付近くには階段があって、どうやら二階にも展示コーナーがあるみたい。

まずは受付でチケットを頂きます。
有難いことにここでも特別展が無料との事。
常設展だけではなく特別展まで無料にしてくれるとは
和歌山は実に太っ腹だ。偉い!

特別展では、
熊野の信仰から神仏習合などとても詳しく丁寧に説明されていて面白かった。
展示されていたのも国宝だらけ。いくら関西文化の日だからといって、
無料でこんなに見せて頂いていいのかと思う程の展示内容でした。

展示の仕方も工夫がされていて、昔の神社の様子を描いた図を展示しているすぐ後ろ側に、
現在の神社の航空写真をかけて比べることが出来るようにしてたのはただただ凄いと思った。
昔の図の正確さにはほんと驚いた。

1階を見学後、二階に行ってみると、
屋外の部分(テラスみたいになってるとこ)に
熊野古道を再現する為の牛馬童子像のレプリカなどが展示されていて、
熊野古道を歩く疑似体験が出来るようになっていた。
でも、小さな空間に詰め込んでいるため、熊野古道の雰囲気は皆無だったのが面白いところ。
だけどこれ考えた人偉いわ。来た人を楽しまそう、興味持ってもらおう!ってのがすごく伝わるもん。

「熊野~聖地への旅」が行われていた期間は、
常設展は開かれていなかったとの事なので、また見に行きたいと思います。

特別展「熊野~聖地への旅」の公式サイト

 

(平成26年11月訪問)

和歌山県立博物館 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆★ 特別展は満点!常設展も一度見に行ってみたい。
ヘンテコ度 ★★★★★ ヘンテコ要素なし

入館料 大人280円
開館時間 9:30~17:00
休館日 月

 

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