総勢二百人もの大行進。九度山真田まつりの名物、武者行列じゃい!(和歌山)

ドンドコドコドコドコドコドコドコ…
勇壮な太鼓の音が響き渡る、道の駅「柿の里くどやま」の芝生広場。
武者行列大行進のスタート地点にもなっている、
九度山真田まつりのメイン会場でございます。

丁度ステージ上では、紀州九度山真田太鼓保存会さんによる
「真田出陣太鼓」の演奏が行われているところでした。

会場に着いたのが13:15分頃のこと。
途中でもらったチラシには13時に武者行列開始と書かれてあったので
うひゃ!これは急がなきゃ!と気が気でなかったのだけれども
(そのくせいっぱい寄り道してたけどなー)

この様子ではどうやら間に合ったようである。

辺りを見回してみると、ステージからちょっと離れた場所には
鎧兜に身を包んだ厳つい武者たちがいっぱいいるではありませんか。
…おお!これは楽しみだわ。

いやぁ、それにしてもすごい人の数ですな。
真田太鼓演奏後の出陣式での挨拶の中で、確か町長さん(?)が
「九度山町の人口と変わらない数(だったような気がする。うろ覚え)の方々が
 お越しになっていただき実に有難い」
みたいな事を言ってはった程ですからな~。

さて、その出陣式。
まず初めにステージの前へ鎧武者、子供武者、そして地元高校生達のブラスバンド部や
自衛隊の楽団が勢揃い。総勢200名もの大人数でございます。

武者達の整列が済んだ後、いよいよ出陣式が始まります。
九度山の町長さんや真田家御当主の真田徹さん(幸村博以来や!)の挨拶の後、
真田十勇士達(の恰好をした各団体の人達)が続々とステージ上へ呼ばれて行き…

「えい!えい!おぅー!」
と全員で掛け声。これはテンション上がるわ。

その後ステージ上では太鼓の演奏が始まり、いよいよ武者行列の開始です。
だけどあたしゃどっから見ればええんじゃろ?と、
初めて真田まつりに来た僕は右往左往である。
とりあえずカメラを持った人が沢山いるとこへ行ったら間違いないでしょ。
そんな考えで行った先は行列のスタート地点。

先頭は高校生ブラスバンド部。
こちらの心の準備が出来る間もなく、
あっという間に風の如く過ぎ去って行ったのでした。
これが縮地の術か…。恐るべし九度山。

ずんずん進んで行く武者行列。
そりゃそうだよな。最初の地点で列が詰まったらダメだから、
なるべく早目に移動しますわな。
…ここに至って、スタート地点で見るのは失敗だったという事にようやく気付く。

そしてさらに気づく。
ある程度進むと、逆に行列の行進スピードがゆっくりになっていく。
そうか!たぶん停まって演奏を披露したり、信号につかまったりするからなんだろう。

その場でじっとしているのも何なので、
武者行列の後を追ってみた。沿道はすでに見物客でぎっしり。
先頭は遙か彼方へ行っていた。

こちら紀州雑賀衆鉄砲隊の方々なんですが、
めっちゃ恰好よかったです。中でも白髯の方がいらっしゃったんだが
古武士然としていて痺れる程渋かった。

武者行列は真田庵へ向けて真田のみちを進んで行く。
さぁどうしよう。このまま追っかけて行くべきか。
真田庵にも行きたいので丁度いいんだよなぁ。
でも、ここで戻ってしまうと、世界遺産のお寺と神社へ行くのが大変になってしまう。
んー。お腹も空いてきたし…。

時計を見てみるとすでに2時。えっ!もう一時間近く過ぎていたのか…。
さぁどうしようかなー。

(平成27年5月訪問)

 

真田まつり武者行列
おすすめ度 ☆☆☆☆☆ 大迫力の武者行列。
ヘンテコ度 ★★★★★ ヘンテコさは皆無。
開催時期 5月5日真田まつりにて

 

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