変態的超絶技巧!「砂の美術館」の砂像に大興奮!(鳥取)

僕の前に海鮮スープカレーが運ばれてきました。
ここは鳥取砂丘近くの砂丘会館内にあったレストラン。

何かの本で読んだのですが、
らっきょうの本場鳥取では甘酢漬けにして食べるのではなく、
そのまま生で味噌などをつけてかじるのが主流との事。
…ホンマなのかな?

 

鳥取砂丘を存分に満喫した後は、次は砂の美術館だ!と我ら一同多いに気勢を上げたものの、
ちょっと待てよ。時刻はすでに昼頃ではあるまいか?少々お腹が空いておるのだが…。
と、揃いも揃ってようやく空腹であることに気づきました。

 

ちゅうことで、休憩を兼ねてどこかでお食事をと思ったのですが、
一体どこで食べればいいのでしょうか?
ここで思い出したのが、鳥取砂丘でらくだちゃんに乗った時に、
受付のおじさんから貰ったチケットの事。
そうだそうだ、なんか色々付いてたよなぁ…
とチケットを出して確認してみると、あったあった。アイスとかの割引券が。
ここに載ってるお店に行けばなんか食べられそうだ。

鳥取砂丘を出て、坂を下り道路の方へ行く。
…ん、まてよ!?よく考えたらこれ、リフトの乗り場の方と全然違うじゃないの。
 ってことは、来る時に購入したリフトの往復券は全く無駄無駄無駄ァッ!ってことですやん!
うわあぁぁぁぁ…。

そのまま道路へ出てみると、
ズラっと並んでいたのがでっかい土産物屋さん。
ふらっと何気なしに入ってみると、おお!ありがたやありがたや!
中には大きなレストランがあるではありませんか!

メニューを見ると、海鮮物や鳥取ご当地グルメなど品数豊富!
よしこの店に決めた!と、一同即決である。
さぁて何を食べるかなぁなんて多彩なメニューの中から選ぶのに凄く迷ったのですが、
その時思い出したのが冒頭のラッキョウの話。
となると選ぶのはこれしかあるまいて。

 

「海鮮スープカレー」

 

カレーと言えば付け合わせにはらっきょうか福神漬けかの二択であることは間違いないでしょう。
ここは鳥取、らっきょうの名産地である鳥取だ。間違いなく付け合わせはらっきょうに違いない。
鳥取では甘酢漬なのか生で齧るのか、この機会に確かめておこう!

そうして選んでやってきた海鮮スープカレーは
牡蠣や海老など具だくさん!
辛い物は苦手なのですが、味付けもそれ程辛くなくて大変おいしうございました。
さて、かんじんのらっきょうだけど…
どきどきしつつかじってみると…。

ほげぇ。

甘いラッキョウに慣れてる僕にはかなり手ごわいお味でしたよ。
うーむ、これははっきりいって苦手だ。慣れれば野性味があって美味しいのだろうけど、
初めての人にはキツすぎるぜ…。
だけど、味より何よりも、実際に甘くないラッキョウが出てきたことに感激したのであった!

昼食をとって、元気がモリモリと回復。
店を出て、そのまま道路沿いに砂の美術館へ向かって進んで行きます。
途中、チケットに載っていたお店があって、
健康優良児な同行者たちはソフトクリームやら、梨のシャーベットやらたんまりと買い食いしまくり。
奴らの健啖家ぶりに胃弱の僕は憎しみすら覚えますわ。パラパラと降っていた雨もいつしか止んで、
日も差し始め一気に蒸し暑くなって来たこの状況で食べるアイスはさぞかし美味しい事でしょうな。
ケッ。

だらだら道沿いに進んでいくと、おお、なんか見えてきたぞ。

遠くの方の建物が美術館で、その前に置いてあるのは砂の像かな?

あんなの見えたらチマチマ歩いてなんかいられない。
誰ともなしに駆け出すオッサン達。

おお~イギリスの衛兵さんやなー。
金をとらない入り口前の作品でこのクオリティとは…。
中は一体どんなんなってんねん!と期待で胸が膨らみます。

やっぱり建物部分が砂の美術館なのね。
ぼかぁ、テントやシートで囲った中に作った屋外展示されているものだとばかり思ってましたよ。
(以前の展覧会の様子を写真で見たときは、確か屋外で展示されていたはずなんだけど…)
まぁ、屋内展示の方が見やすいし、涼しいだろうからありがたいですな。

中は広く、長い長い廊下を歩いていきますと…

 

受付のあるロビーに到着です。
周りの壁では製作現場の写真パネル展示がされておりました。

この年の砂の美術館のテーマ、「イギリス 〜語り継がれる大英帝国の繁栄と王室の誇り〜」
の通り、内装はイギリス色ばっちりです。

いやぁ、こりゃぁ楽しみだねぇと同行者達と語りながら、
いそいそと展示場へ進みます。

ほほぅ。そうなのか。
水だけであんなにかっちりと固まるもんなんやねぇ。

そして会場に入りますと…あわわわわ!

な、なんじゃこりゃー(驚愕)
そして会場内の熱気もすごい。

入ってすぐの場所には大きなお城がありました。
このお城、砂のざらざら感が全くせず、曲線部分なんか滑らかなんだよなぁ。

驚くほどの大きさです。

こちらは会場右側部分にあった作品。
車の立体感が尋常じゃないよねぇ。

会場内はとても広く、作品も沢山。
どの作品も精緻精巧に作られていて、
陳腐な表現ですが凄いとしか言いようがないのだ。

人物の作りこみ具合も半端ないですな。

砂像の作り方の紹介を読んでみましたが、気が遠くなりそうだ。

ここまでが館内手前の上段部分で、
奥の方は一段低く作られたフロアになっております。

フロア奥全体。
一番奥の作品がすごく気になります。

上段部分のフロアの作品も見応えがありましたが、
こちら下段部分の方が個人的には好きだなぁ(よりリアルな造形でした)。

ちょっと振り向きざまに一枚。

変態的と言いたくなってしまう煉瓦の表現。
細かく質感を変えて作っているとこなんて凄いとしか言いようがない。

こちら一番奥の気になっていた作品。
やっぱり人気のようでみんなみんな群がってましたわ。

髭のダンディズム。
しかしほんまに砂で出来てるとは思えんわー。

威風堂々。

砂像の造形の細かさ、リアルさに大興奮でした。

 

二階からの眺め。

 

いやぁ、ずっと念願だった砂の美術館は大変素晴らしかったです。
鳥取来てよかったわぁ。

さて。砂の美術館の外には、庭や小路のような場所が作られているとの事だったので
そちらにも移動してみると…

製作途中の作品が展示中でした。
期間中に作業をして完成させるみたいで、
雨とか降ったらどうなるんやろ?といらぬ心配をしてみといたよ!

追記:砂の美術館は毎回テーマを変えて展示されています。
屋内で展示されるようになったのは、僕が行った年からだったようです。

 

(平成24年7月訪問)

砂の美術館 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆☆ 一度は見なきゃ!
ヘンテコ度 ☆☆☆☆★ この変態的なほどの細かさはヘンテコと言ってもいいのでは!?

第5期「砂で世界旅行・イギリス 〜語り継がれる大英帝国の繁栄と王室の誇り〜」
会期 平成24年4月14日~平成25年1月6日
入館料 大人600円
開館時間 平日、祝日 9:00~18:00 土曜 9:00~20:00

 

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