杏雨書屋で展示されてた房事養生鑑は、とてもHな気がした。(大阪)

道修町ミュージアムストリート巡り、さてさて第二回目は…
武田薬品が運営する(正確には武田科学振興財団)
杏雨書屋(きょううしょおく)でございます。

このレトロな外観の武田道修町ビルは
武田薬品工業の前身・武田長兵衞商店の本店として
建てられたものなんですって。

 

昼飯を食いに行く途中、近くどころか前を何度も通ってた筈なんだけど、
特に気にもしていなかった所為か、ここに資料館があるだなんて全く気づきませなんだわ。
まぁ、たとえ気が付いたとしても…

この入り辛さでは、中を覗く事すら躊躇われちまうぜ!

そうそう、ここで豆知識。杏雨書屋の杏雨と言うのは、
杏林(医学の事)を潤す雨って意味なんですって。
公式サイトの説明より

ではそろそろ入ってみますかな。
中に入った途端、警備員が飛んできて「おい!社員でもない者が何の用だ!?」
とか言いながらオイラの腕をガシッとホールドしちゃうんじゃ…とビビりながらの及び腰で
自動ドアがウィーン。

入るや否や、やっぱり警備員が!って、そんな事は勿論起こる筈も無く、
普通に入館成功でございます。

中は豪華なオフィスビルってな感じやなぁ。
都会のええホテルのフロントっぽくもある。
左側にはエレベーター。右側が展示室になっとりました。

入館料は無料。正面受付らしき場所には係りの方が居なかったので、そのまま展示室へゴー。

特別展示のテーマは「杏雨書屋の植物図譜」
常設展示のテーマが「医学・薬学にまつわる素材と遊具類」

展示室内は撮影禁止だった為、
中の様子などはアタクシの拙いレポートでご想像くださいませ。

 

展示室に入りますと、正面カウンターに置いてあったのは記名帳。
平日真昼間、しかもオフィス街のランチタイムに来館者なんかオイラ以外に誰も居ないのでは?
なんて思いながら記名帳を見てみると…あれ?まさかの先客?

そのまま展示コーナーに向かいますと
(部屋はL字型で横線部分に入り口があり、縦線部分が展示コーナー)
そこには英語で熱心に解説しているスーツ姿のダンディなオジサンと、
ラフな格好をした外国人男女二人組が。
観光客っぽい風体やけど、わざわざ大阪に来てこの薬品関連の博物館を
選ぶとかなんかスゲェよなぁ。と感心しきりっすわ。

英語はチンプンカンプンなので、聞いても全く理解が出来ないながらも
オジサンの解説を聞きながら見学スタートです。

 

展示物は製薬道具や治療器具、
医者の肖像画に解体新書なんかもありましたな。
ターヘルアナトミア。歴史の授業を思い出すなー。

それら色々あった展示物の中で、めっちゃ気になったのが二つありまして…
まず一つ目が、経絡人形!
人体の経絡・ツボを体中に書き記した白い人形なんですが、
ちょっと前傾姿勢で肩を怒らせて佇む2体の経絡人形は存在感抜群。
これ、子供ちゃんが見たらまず泣くやつだ。

そして気になった二つ目の展示物が、
房事養生鑑と言う絵なんですが、
内藤記念くすり博物館さんのサイトに絵の画像と説明が載ってます
遊郭に見立てた花魁さんの体内を、小人たちが巡って臓器の働きを紹介したり
健康の為に性生活の乱れを戒めると言った内容(で合ってると思う)でして、
これがもうエロチック極まりなかったのです。
エロ漫画でよく使われる表現の、フェチも多い人気の断面図。
そう思ってみると…(*´Д`)
(関係ないですが、成人向け漫画を生業にする友人が居ます。中々の売れっ子のようw)

ちなみに一緒に並んで展示されていたのが飲食養生鑑と言う絵で、
こちらの方は一杯やってる鯔背なあんちゃんが主人公でした。

 

どうせ5分コースでしょ?
なんて全く期待せずにやって来たのに…オモチロすぎではないか!
んんん!悔しいッ!

と、ここまでを書くにあたって、貰ったパンフレットに載ってる館内図を見てたんですが、
よくよく見てみたら、入り口入って右側、展示室と反対側にですね…
特別展示室って書いてあるじゃないか!?
うわぁ、俺行ってないぜ…。そういやなんか扉があったような気が…。
と、こんな感じで書いていた途中に公式サイトを見てみたら…
特別展示は4月8日(月)~13(土)、15日(月)~19日(金)の期間限定だったようです。
おおおおお…いたずらに心惑っただけかw

 

(令和元年5月訪問)

杏雨書屋 公式サイト
おすすめ度 ☆☆★★★ なかなか興味深い展示が多かった!でも平日オンリーはきついなぁ。
ヘンテコ度 ☆★★★★ 見ようによっちゃヘンテコな物もあり。

入館料 無料
展示室開館時間 10:00~16:00
休館日 土日祝日 年末年始 臨時休館日有

 

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