お醤油屋さんのデッカイお家。「ふるさと町家館(旧新川家住宅)」(大阪)

南海全線&泉北高速鉄道が乗り放題になる
魅惑の「南海・泉北敬老の日1dayチケット」を今年も無事購入する事が出来ました!
ハイ、みなさん盛大に拍手ぅ~(パチパチパチ)

いやぁ、販売日を間違えちゃって
一時はどうなる事かと思いましたが(限定2500枚なもんで)、
これも日頃の行いが良かった所為か
ってアレ?前にもこんなセリフを言った覚えが…(まぁいいや)。

とりあえず切符はバッチリ買えちゃったんで、
まずは何処へ行くか決めなきゃね。

フリーチケットといえば当然の如く、乗り降り自由である。
それを生かして、普段なら行くのにちょいとばっかし躊躇してしまう(で、電車賃が…)
駅近くにポツンと一個だけあるハコモノ関連を回って行くのが
ハコモノめぐらーとしては一番ベストな使い方なんでしょうが、
かれこれもう4年も続けて使っていると、南海沿線大概な所回っちゃってるんだよなぁ。
となると、やはりここは南海電鉄端から端、一番長い距離を移動するのが一番
お得な使い方のはず!

そうすると行き先は高野山か和歌山か。それか加太に絞られますな。

うーむ、悩む。悩むわぁ。
何処もとても魅力的なんだけど、
加太は昨年行ったし(雨で酷い目にあったけど)、
高野山はちょっと遠すぎだし(行くなら天空に乗って、ゆっくりお参りしたい)。
って事で、決まり。
ラーメンも久しぶりに食べたいので、
和歌山に決まりだ(昨年、加太の後に行ったけど)。

ずっと和歌浦や雑賀崎へ行ってみたいと思ってたんで、
ちょっと遠いけど和歌山城で自転車を借りて行く事にしよう!
(和歌浦最寄りの紀三井寺駅はJRの駅。
その上駅近辺にはどうやらレンタサイクルは無いらしい)

 

さて秋の三連休最終日の9月18日。
近畿を直撃した台風も夜半の内に通り過ぎ、
この日はびっくりする程の快晴でした。
(台風一過とはよく言ったものだわ。)

珍しく早起きする事ができたので朝のうちに出発(といっても10時頃ですが…)。
その為、予定していた時間よりもちょっと早めに和歌山に着きそうな感じになりました。
…和歌浦まで自転車で移動(お城からは4~5キロ程みたい)するとは言っても、
これはちょっと早すぎたかな。これじゃぁ時間余っちゃうかも?
そんな気がしましたので…

南海泉佐野駅で降りてみました。

ここ泉佐野には駅の北側に「ふるさと町家館」。
南側には「歴史館いずみさの」という施設があるんですな。
(大概回ってるとか偉そうに言っておきながら、どちらもまだ行ってない)

とりあえずどちらの場所も、
うろ覚え乍ら覚えてはいるんだけれどもちょっと心配である。
なので、こういう時はやはり観光案内所でパンフレットだな~と、
案内所を探してみると…
ダメです!どこにも見当たりません!

え~!?こんなデッカイ駅なのに案内所無いのかよ!
とちょっとばかし焦る僕。

ならば地図だ!と駅構内をぐるぐる探してみると、
大きな観光地図ががが!

確かふるさとまちや館の方が駅から近かったからそっちを先に…
と場所を確認してみると、どうも位置がおかしい気がする。
ワ~タシの記憶が正しければ、7番のマークがついている場所にあった筈なんだけど?
うーん、地図通りやっぱり8番の位置が正解なんかなぁ?

まぁいいや。
そんなに遠い事もないだろうし、迷う事は無いだろう。
地図を信じて進んで行こう。
と、ふるさとまちや館目指して出発だ。

駅前の商店街をまっすぐ進む。
暫く歩いて行くと左右に伸びるアーケード商店街に着いた。
…むむむ。まっすぐ行くには細い路地しかないのか。(これは間違いなく迷うパターン)

こういう時は地図。地図は?
と辺りをキョロキョロすると、有難い事に
ちっちゃいながらも地図が有りました(観光用ではなかったのですが)。
すぐさま確認すると…ふるさとまちや館が載っておらぬではないか。ゴゴゴゴゴ…

でも、地図に載っているこの食野宅跡碑ってのは、さっきの駅のにもあったよな。
確かまちや館の近くだったはずだから、そっちに行けば大丈夫って事?
うーむ、何か間違ってるような気がするが、食野宅跡碑ってのも史跡の筈だから…見とくに限る!

って事でアーケードを左に折れずんずん歩く。
途中、そろそろ曲がった方がいい気がする。
と、さっき見た地図を思い出し、位置と距離と方角を考えて路地裏へ果敢にアタックだ。
不安になりながらもどんどん進んで行くと…これがドンピシャの正解でした。

学校の横に建っていた食野宅跡碑。
よく道を間違えずにここに来れたわという感動が僕を貫くのであった。

折角なので説明を読む。ふむふむ。食野と書いてめしのと呼ぶのか。
ずっと、しょくのさんと思ってましたわ。なんでも泉佐野代表する豪商との事。
ふぅ~ん。となんだかわかったような気になって、再びまちや館探しスタートです。

 

やっぱり駅にあったざっくりな地図は間違ってたんだよな。
事前に見て覚えていた俺の記憶が正しかったんだよな。
とすると、位置関係からしてこっちに曲がれば…ええんかな?

うねうねまがる古い街並みの路地に悪戦苦闘。これ絶対見つからへんやつやん!
これなら一遍駅まで戻った方がいい気もしてきた。人に聞こうにも誰も歩いてはらへんし…
あああああ!時間が!余裕こいて途中下車したけど、このままだと時間足りひんようなるで!
と気も急き始めた頃、ふと曲がり角の向こうを見てみると、
ひらひら風になびく黄色いのれんが見えた。
ああああああああああ!あれや!絶対あれやで!

幟も立ってるのでまずもって間違いない。

ふるさとまちや館(旧新川家住宅)、到着です。
(後でグーグルマップで歩いてきた道を調べてみたんですが、
一度も道に迷って無かった。ちょっと自慢)

 

中に入ると…おお!広い。
まずは入館料だな…と、受付を見ると誰も居てはりません。
奥に居てますのでお声がけくださいと書いてある紙が有ったので、
そのまんま土間を抜けて中庭(?)へ出ると係りの方がそこにいらっしゃいました。

この係りの方がとても気さくな方で、
僕以外に観光客が居なかったのでそのまま邸宅内を案内してもらいましたよ。うむお得。

まずは主屋の二階、展示室になってます。

階段を上がった所に置いてあった地図。
駅にあったのよりめっちゃわかりやすいやんんんんんんん!と悶絶。

 

開けて頂いた窓(?)からの眺めは中々の物。
この主屋の二階は従業員の寝室になっとったとの事です。
(犬山の旧磯部家住宅を思い出した。)

 

説明していただいてる途中、電話が鳴り、「ご自由に見学ください下さいね」
と係りの方が事務室に向かわれたので、しばらく一人で二階を見学だ。
だがしかし、残暑厳しい9月中旬。
締めきっていた主屋の2階はとても暑かったので早々に退散した。

 

1階の広間に移動し、のんびり見学。
風が通って気持ちよかったです。

その後戻ってきた係りの方に、奥の蔵を案内してもらい
そこに展示されていた、食野家関連の事について色々と説明してもらいました。
…先に石碑見といてよかった。

帰り際に「めっちゃ迷いましたわ~。案内所も無いし。駅に行くのはどう行ったらいいですか?」
と聞いてみると、
「え?案内所はありますよ。駅の南側に。駅に行くには此処を出て真っ直ぐ行かれたらいいですよ。」
との事でした。
あああああ…。南側だったのかよ…。

係りの方に教えてもらった通り、まちや館を出て真っ直ぐ進んで行くと、
すぐに アーケード商店街に出ました。
うおおおおおおおおお!駅からめっちゃ近いやんけと、腰が砕けそうになりましたとさ。

アーケード商店街を左に曲がったのが間違いで、
右に曲がって呉服屋さんの角を曲がるとすぐだったのです。
ふるさとまちや館に行かれる方はご注意あれ。

駅に戻り、ついでに歴史館いずみさのにも行っとくかと
ちょこっとだけ歩いてみたんですが、途中にあった地図を見てみると
どうやら駅からだと2キロ近くもある様子。あかん。これはあかん。
これ、行ってしまうと和歌山でえらいことになるわ。
と、ここで泉佐野探索は断念です。

何とも中途半端になった、初の泉佐野でした。
次回、和歌山自転車で爆走の巻。

 

(平成29年9月訪問)

ふるさとまちや館 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆★★ 係りの方がとても親切!イベントもいろいろやっとりますぞ。
ヘンテコ度 ★★★★★ ヘンテコさは無し

入館料 大人 200円
開館時間 9:00~16:00
開館日 土・日・祝

 

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