大相撲大阪場所が開催されるちょっと前の事。
奈良でなにやら面白そうな相撲イベントが行われる事を知った。
えーと、なになに…、力士の顔ハメにまわし体験、
それにお相撲さんの鬢付け油の匂いを嗅ぐ体験…だと!?
何だ!このちょっと変態チックな、フェチシズムたっぷり溢れる体験ものの数々は!
(心ワクワク踊っております)
そのイベントの名は「相撲発祥の地 宣言まつり ふたかみ場所」。
奈良県内の相撲に縁の有る3市(桜井市・葛城市・香芝市)が合同で開催する
「相撲発祥の地 宣言まつり」の中の、香芝市会場(ふたかみ文化センター)でのイベントとの事だ。
ちなみに、この「相撲発祥の地 宣言まつり」の一環で、
2月28日には「相撲サミット2016in葛城」が行われるのだけど、
その内容がまた凄い。
「相撲館けはや座」では相撲甚句が披露される「どすこい!すもう祭り」、
屋敷山公園ではちゃんこが食べられる「ごっちゃんです!相撲マルシェ」、
そして、公園すぐ横のマルベリーホールでは横綱白鵬関を招いてパネルディスカッション!
と、相撲好きならずとも興味惹かれる事間違いなしの豪華ラインナップ!なのだ。
2月27日。近鉄電車に乗って近鉄下田駅へ。
どうせ行くなら、28日の「相撲サミット2016in葛城」に合わせれば良かったんだけど、
横綱来場ともなると、イベント参加人数が凄い事になりそうなんで、
そうなると体験ものなんかまず出来そうにないだろうから、
敢えて一日早めに行ってみる事にしました。
(ちゃんこ食べたかったなー)
でも「ふたかみ場所」一カ所だけだと、
花粉症人間が春の奈良へわざわざ行く甲斐もないので
出来たら近くの今井町にも寄れたらなぁ…なんて思うわけでして。
ただ一つだけ心配なのは、昼過ぎから雨と言う天気予報。
まぁ大丈夫でしょう。
まずは駅前の観光地図を見て、行き方を確認。
道順は単純乍ら、途中線路と交差していた為に方向感覚が狂いちょっとイラッとした。
観光地感が全くしない、ごく普通の郊外的景色の中を10分程進むと
会場の「ふたかみ文化センター」に着いた。
ってか、ホントにここでええんかな?と疑問ががが。
確か、二上山博物館と言うハコモノと一緒の場所のはずなんだけど…。
あまりにも普通過ぎる外観に戸惑いを隠せない。
ああ、やっぱりここで正解だった。
近づいてみると一気にそれらしき雰囲気になったのだ。
建物前には武人像。入り口には「ふたかみ場所」の案内看板。
色々とイベントやってたんだな。
結局、一番中途半端な日に来てしまったって事か…。
気を取り直して中へ入ると…おおおおお!
真正面にはいきなりどーんと顔ハメが二種類も!
これは期待していた以上のヘンテコさ+面白さじゃァないか!
と、ふはふは鼻息も荒くなるってもんです。
さぁ早速顔ハメから…。
(ロビーで行われている行政相談中のオバちゃんの視線が、
さっきからずっと突き刺さるのだが気にはしないぜ!)
奈良県出身、ご当地力士の徳勝龍関の顔ハメ看板。
やっているところを写してもらいたかったが、撮ってくれそうな人は
周りに誰もいなかったので断念。無念じゃ!
…あ!ずっとこっちを見ていたオバちゃんに頼めばよかったかな。
こちらは腰折田の決闘のイラスト顔ハメ。
腰折田の決闘とはざっくり言いますと、野見宿禰と當麻蹴速が相撲で戦い、
蹴速は腰の骨を折られ敗れた話。(この故事が相撲の発祥)
その伝承から、二人が相撲を取った場所が腰折田と呼ばれたのですって。
説明下手なんで、詳しくはwikiとかで調べてくれぃ。
いやぁ、いいねぇいいねぇと、グラビアアイドルを撮影する変態カメラマン的に(あくまでイメージです)
顔ハメを写していると、あれ、横になんか置いてあるなぁと気が付いた。
変態行為に輪をかけて!
さぁ!クンカクンカタイムの始まりだ!
置いてあったのは髷のヅラ。正面に開いてある穴に鼻を近づけ匂いを嗅ぐ事が出来るのです。
あああああ。街中ですれ違うお相撲さんの匂い(鬢付け油)ってすごくいい香りなんだよなぁ。
R○XもTSU○AKIも裸足で逃げ出す程の良い匂い!
ハァハァ…。クンカクンカ(いい年した大人が顔を引っ付けて臭い嗅いでる様は結構見苦しい)
…って全然匂いがわからん。
花粉症の所為か、はたまた展示期間が長すぎて匂いが薄れてしまっていたのか、
匂いが全くしませんでしたよ。ぬおぅ。
展示室の入り口すぐ横にあったのが、マワシの大きさを体験してみようというコーナー。
くぐって中に入るとマワシをつける疑似体験が出来るのですが、
小錦の腹回り凄すぎー。
昔、友人達とちゃんこ屋に行った際、
武蔵丸と小錦が居て、あまりのデカさにビックリ仰天したなぁ。
一通り体験ものを楽しんだ後は、特別展の展示会場へゴー。
展示室では山口神社さんで行われていた奉納相撲に関する資料、
奉納額や番付表などが展示されていました。
そして部屋の中央には紙相撲の土俵が。ああ、これは表の看板にあった
「紙相撲体験」で使われた奴か。結構がっつりと本格的に作られてるから、
ここで紙相撲やったら臨場感たっぷりだったろうなぁ。
以上、「ふたかみ場所」のレポートでした。
次は、お隣、二上山博物館へ行ってみたいと思います。んんんでは~。
(平成28年2月訪問)
「相撲発祥の地 宣言まつり ふたかみ場所」香芝市ふたかみ文化センター公式サイト
期間 平成28年2月6日~28日まで 無料
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