フレンチの鉄人のランチとラクダの剥製が待っていたシルクロード交流館。(奈良)

奈良公園の地図を見ていて、ずっと気になっていたことが一つ。
緑広がる奈良公園内にぽつんと表記されている、この「奈良公園シルクロード交流館」ってのは
一体何なんだろうか?

交流館と言うからには、なんらかのハコモノなんだろうけど、
特に観光案内パンフなどでも紹介されているのを見たこともないし…
うーむ。謎だ。

秋の或る日(といっても関西文化の日なんですが)
知人とならまち周辺のハコモノを巡っていた時に、そのついでと言っちゃあなんですが、
かねてより気になっていたシルクロード交流館にも寄ってみました。

その日は生憎の土砂降りの大雨。
じゅくじゅくの奈良公園内を若草山の方へ進んでいくと、交流館が見えてきます。
雨がつらいし肌寒いし…。さっそく館内へ急げっ…
ってなところなんですが、慌ててはいけない!

だって交流館の手前には、黄金の裸婦像がいるのだから!

雨の所為か、辺りには知人以外誰も居なかったので
人目を憚ることなく堂々と撮影する事が出来ました。

裸にシャツを羽織るだけと言う、エロチシズム溢れる造形に大満足です。
シャツの前を止めずにいるのに、肝心な部分ははっきり見えないという所なんて、
素っ裸よりも隠した方がエロス度が高いという、素晴らしき技。
見えそうで見えないってのが一番イヤラチイのだ!

これはアレだ。
よくアイドルが出ている番組なんかで、水着姿にわざとスカートを履かせて
チラリズムを生み出すあの手法と同じなんだ。(たぶん違う)

と、そんなこんなを同行の知人にアツく語ったのだがあえなくスルーされる。
…チッ。いつも貴様のわけのわからんトークを嫌な顔一つせずに聞いてやっているのによぅ。

 

撮影後は交流館へ。
シルクロード交流館はでっかくて立派な建物でした。
ガラス張りなので中の様子が少し伺えるのですが、
あ、あれは…?

もしかしてラクダ!?

たぶん入り口すぐのところなんだろうけど、でっかいラクダがいてるんですな。
ここは一体なんの博物館なの!?

雨も強いし、クソ寒かったので、
逃げ込むように館内へ入ります。

えーっと…受付はどこだろうか?
辺りを伺いますが、これがよくわからない。ここは無料の施設でええんかな?
入り口付近にあった館内の案内なんかを見てみると、
どうも中ではレストランが営業中の様子。

博物館的要素よりもレストランがメインなのかな?
ランチやディナーの案内があったので読んでみると、えーと、何々?石鍋裕だって!?

そうです!皆さんご存知、フレンチの料理の鉄人・石鍋裕氏!
初期メンバーだったけど期間が短かった為に、陳健一や坂井シェフほど
鉄人だった事を知られていない幻の鉄人。

そんな鉄人がプロデュースするレストランが館内で営業していたのです。
しかしなんでまた、こんな辺鄙な(失礼)ところで店やってるんや…。

レストランって事は、博物館的要素は無いのかな?と思いきや、
まず入り口にあったのが外からも見えていたラクダ君だ。

この圧倒的存在感!

シルクロード交流館と言うだけあって、
ラクダ君以外にもそれらに関した展示物が色々と有りました。

交流館内はコの字型に展示スペースが作られており、
中央付部分がレストランになってました。すっげぇ広い!
この雨の中、客なんて一人もおらんのだろうと思っていましたが、
これがまた結構お客さんが入っていてビックリ。
奈良公園の中でも結構離れた場所にあるのに、これも鉄人の知名度のおかげ?なんて思いましたわ。

で、えーっと、展示はこれだけ?
改めて館内を探してみると、奥の方(コの字の上の部分)にひっそりと展示室がありました。
レストランの店員さん達の、こいつらは果たして客なのか?的じろじろ目線に耐え、
(レストランの前を通らなきゃならんかったのよ)
着いた展示室はこんな感じ。

こちらはいかにも展示室と言う雰囲気でしたな。
ちっちゃいお部屋だったので幾分あっさりめ。



んで、後日、近くまで来たので改めて寄ってみた。
(東大寺ミュージアムを見に行った秋の奈良旅行)

奈良国立博物館から坂を登って行き、東大寺参道へ到着。

うわぁ、恐ろしいほどの人の込み具合だ。
このまままっすぐ進んでいくのはちょっと大変そうだな。
…そうだ!どうせなら、ここからならそんなに遠くはないし、
シルクロード交流館に行ってみるか。
公園内の紅葉も楽しみたいし…。

 

おおぅ!
秋めく奈良公園の紅葉の見事さ!
前に来た土砂降りの時とは大違いだ。

晴れの日に見ると全然雰囲気が違いますな。
雨の日には気付かなかったが、太ももあたりの質感が実にベストだ!

さぁて、交流館と。

うへぇっ。

改修予定の閉館だから、またオープンするのかな。
ただ、奈良の公式サイトによると、展示室は閉館らしい。
あと、シルクロード交流館は、ならシルクロード博覧会が開かれたときに作られた
奈良公園館が元だったとの事です。

 

(平成24年11月訪問 平成26年11月再訪)

奈良公園シルクロード交流館 公式サイト
閉館中

おすすめ度 ☆☆★★★ レストラン目的じゃなけりゃちょっときついかも。後、何気に遠いのがねぇ。
ヘンテコ度 ☆☆☆★★ レストランとラクダ君の存在感。

 

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