一流高級ホテルの様な豪華美術館。「大和文華館」(奈良)

人通りも多い学園前駅にある裸婦像を撮るのは困難を極めた。
(単にこっぱずかしかっただけと言うね)
だって昼間っから銅像とは言えオッパイばっかり見るのは
なかなかのダメ人間ですからなぁ。
しかもカメラで熱心に撮るって。

って事で、遠間からパシャパシャが僕の限界でした。

 

うむ。裸婦像コレクションが増えて余は満足である。

 

さてさて。
松柏美術館で上村松園の絵をたっぷり堪能した後は、
学園前駅挟んで反対側にある大和文華館へと向かいます。

招待券の地図を見る限りでは、駅からえらい遠かった松伯美術館と違って近くにあるようなので
些か気が楽なんですが、念の為に観光案内地図を見て…って、
こっち側(駅の南側)にもないんかい!とツッコミ。
おいおい一体どうなっとんねん!

仕方がないんで、またまた先程と同じく手持ちのぐるっとパスの大雑把極まりないでっかい地図で
美術館のある方向を確認して移動し始めると…
おお、案内の看板が出ているではありませんか。

こりゃいいや!と、その看板を見て進もうと思ったんですが、
これがどうにも矢印の指す方向がおかしいんですよね。
地図では駅からすぐ左っ側、東の方角に大和文華館があるんですが、
看板の矢印はどうみても南側の道路を指してるんですよ。
まぁ地図より現地の看板の方が信用できるか…と、
看板の矢印に従って進むことにしたんですが、これが間違いでしたw

最初見た看板には、大和文華館まで0.4キロとか書いてあったのに、
いくら歩いてもこれが着かないんだな。
いい加減腹が立ってきた時に、またまた看板を発見!
3倍の速度を誇ると言われる赤い人も吃驚な勢いで走り出して確認すると、
そこに書いてあったのは、大和文華館まで0.5キロの文字でした。

へ?

温厚で名を馳せる僕でも、これには流石にむかついた。
結構歩いてきたのに、なんで距離増えてるねん!
しかも文華館より遠くにある中野美術館の方が近くになってるし。
その上、この場所の看板の矢印、あきらかに今まで歩いてきた方向とは違う方向指してますやん。
俺、どこかで間違った?
ここ、石兵八陣?

ほんまふざけんなよなー、なんでたった二箇所の美術館行くだけでこんなに歩いて時間かかってんねん!
と、ぶつぶつ心の中で言いながら、矢印に従って微妙に元の場所の方へカーブする道を歩きますと、
中野美術館の前へ到着だ。
折角なので入ろうかとも思いましたが、とりあえず先に文華館へ行きたかったのでここはスルー。

と、すぐ側に文華館があった!
って、どう考えても、駅前の看板おかしいやろ!という結論。

気を取り直して文華館の入口へ向かいますと、
なんとまぁ、これが壮大と言う他ない門構え。

門をくぐると敷地内は庭(というかこれは最早山だな)になってて、
四季折々の花が楽しめるようになってました。
梅林もあって、満開の時期はすごく綺麗でしょう。

坂を登りきった先の建物が大和文華館。
ちょっと桁外れってな感じの豪華さでした。
しかしまぁ奈良の美術館はなんと贅沢な建て方しとるんだろ(というか近鉄グループエグイな)。

受付で招待券を渡して、観賞スタートです。

 

(観賞中)

 

…ふぅ。
展示品は皿や壺とか僕の一番苦手(よくわからん)なジャンルが多くて
正直わけわかめでした。丁度行われていた展覧会のテーマが日本工芸だったからか…

…でもね、でもね。

大和文華館はほんとにすごかったのよ。
また見に来たい、何度も遊びに来たいと思うくらい。

何がよかったって、それは建物。
 公式サイトを見てもらったらよくわかるんですが、展示場へ行くまでには長い廊下がありまして、
その両側には窓があって、そこから差し込む光がめちゃくちゃ綺麗だったのよね…
丁度夕方時分で、西日が差し込んでくる時間帯だったんですが、
館内の暗さと柔らかな光の対比がたまらんかったのよ。

これ計算されつくしてるんだろうなぁ。

んで、展示場へ入ると、部屋の真ん中には吹き抜けのように中庭が作られており、
そこには竹が植えられていて、天高く突き抜けてってるんですよね。
これが開放感を感じれられてとても良かったのです。

そして回廊状になっている館内をぐるりと回っていくと、
奥の部分にはテラスが作られていて、そこから見る事が出来る
池や山の景色に胸キュン。

じっくり眺めれるように、テラスにはふかふかするクッションが置かれている所なんて、
その心づかいがニクいよ!
どっかの一流ホテルみたいかなぁ、印象としては。
シックな色合いに自然の美しさ。素晴らしかった!

↑イヤン、自分の文章力のなさに絶望やわ。なんて説明下手なの!
是非とも桜が咲く時期に見に行ってください。
言わんとする事がわかっていただけると思います。

展示品よりも、中庭の竹を見て、
テラスで池や山を眺めてた時間の方が長かったなー。

そうそう、松柏美術館、大和文華館。
どちらも近鉄関連の建物です。
すごいよ!近鉄グループ!

 

移動にかかった時間や、のんびりじっくり鑑賞した事もあって、
文化館を出る頃には既に日も落ちかけ。
んー、仕方ないなぁ。奈良市内にでるのはあきらめたー!中野美術館もあきらめたー!

でもね、あきらめきれない戦いがそこに待っていた。
そう。看板だ。駅に戻って、あのニックキ看板をもう一度確認しなければならないのだ。

 

…間違いない。これを見た人は半分くらいは間違うよね。
叉路なのに中途半端に斜めに矢印を描いてあるから、
どう見ても直進方向を指してるようにしか見えない。

 

(平成23年1月訪問)

大和文華館 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆☆ ふっかふかのソファ最高!
ヘンテコ度 ★★★★★ 良い美術館です

入館料 大人620円 特別展 930円
開館時間 10:00~17:00
休館日 月 年末年始 展示替期間

 

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