入江泰吉旧居のアトリエ(奈良)

ここが今回の奈良旅行での分水嶺。
どちらの方へ向かって歩いていくかで、
この後見て回れる史跡・資料館・博物館などの数が大幅に変わってくる。
(とか言いつつ一番の心配点は足と腰へのダメージだ。もうへとへと…

吉城園を見学後、北へ進むか南へ戻るか考えてみた。
まず北へ向かうコースだと、
依水園(目の前)→入江泰吉旧居→正倉院→旧細田家住宅(ここが結構遠い)
の予定である。

南へ戻るコースはと言うと、
藤間家住宅(高畑。いきなり遠い)→今西家書院
→ならまちのいろいろなハコモノ→森家住宅
を考えている。

旧細田家住宅・藤間家住宅・森家住宅は
この日特別公開されるレア施設(だと思う)。
なのでこれらは全部回っときたいところなんだけど、それぞれ方角が違うんだよなー。

まぁバスを使えば一っ飛びで、時間も余裕綽綽な感じだが、
このご時世、あんまり公共交通機関を使うのは気が進まないんだな…。
さぁどうする。時刻ははや2時過ぎである。
大抵のハコモノ入館時刻のタイムリミットである
16:00まではあと二時間ほどしか残ってない。
各施設での見学時間とそこに行くまでの移動時間なんかを考えれば
やっぱりきついよなぁ。

…よし、こういう時は単純明快に考えるのが一番。
近くにある確実に入れるところから回って行くに限る!
と結論をだした。

となると、まずは目の前の依水園なんだけど、
連続で庭見学はちょっとお腹いっぱい。それに依水園でやってた特別展の内容が
そんなに興味のある分野でなかったこともあってここは華麗にスルーだ。
(いきなりの前言撤回。敷地も広そうだし、中には美術館もあるし、間違いなく時間かかる)

 

ってことで次に向かうは入江泰吉旧居に決定です。

~入江泰吉旧居とは奈良を愛した超有名写真家・入江泰吉さんが住んでたお家。
ならまちの方には作品が展示された入江泰吉記念奈良市写真美術館が絶賛開館中だ~

 

静かな落ち着いた雰囲気の道をまっすぐ北へと向かいます。
このまま進めば確か東大寺戒壇院に着くんだっけか。
丁度良い機会だから行ってみるのもええなぁなんて思いながら、
ボーっと歩いているとあっという間に着いていた。
最初、全く気づかず思いっきり通り過ぎていたという失態である。

かっちょええ門をくぐり玄関へ。
中へ入ると左側が受付になっており、入館料200円を支払います。安い!
だが一週間後だったら関西文化の日で無料になっていたという事実。
間の悪さに悶絶だ。

しかしこの日は特別公開の日で、係の方の解説付きで見学する事ができました。
これは実に良いタイミング!

中へ入ってすぐのお座敷。そっから玄関に向かっての写真なんだけど、
なぜこの向きで撮ったのかわけがわからないよ!

座敷のお隣にあるお部屋。
こっからは裏のお庭が眺められてとてもいい感じでした。居心地よすぎぃぃぃ!

縁側萌えの私にとってはたまんねぇビジュアルでした。
ただ、冬場はめっちゃ寒いとの事。

縁側通った先のお茶室。

んで、茶室の横のお部屋。確か増築された部分と説明されたような想い出。

書斎とアトリエ。
ここが一番良かったなぁ。
裏の庭には吉城川が流れてるんですが、その眺めが素晴らしかった。
初夏の頃には蛍も飛ぶんですって。

前庭を眺められる玄関横の縁側だったと思う。

これでぐるーっと一周、室内見学無事完了です。
係の方から「裏庭にも降りられますのでそちらも良かったらどうぞ」
と案内されましたんで、この後、前庭から階段を下りて進んでみました。

鬱蒼とした川沿いのお庭。薄暗いし人もいないし静かだしと、
なんか怖くなったのでさっさと戻りましたw
そうそう裏庭部分と建物の高低差はなかなかのもので、
一階部分がまるで2階のように見えましたよ。←なんじゃこの感想w

入江泰吉旧居を出た後は、よぅし、いっちょ頑張って歩くか!と
そのまま北へ進んでみました。
で、着いたのが戒壇院。初めて来たけどなんやごっついとこやなぁ。
案内板に載っていた地図を見て、丁度大仏殿の辺りだという事を知る。
大仏殿へ行くときはそれほど遠いとか足しんどいとか思わないのに、
ほぼ同じ距離でこの違い、謎ですw。

結局、戒壇院まで来たものの、これ以上先へ行くのは諦めました。
確か正倉院は近くまで入れなかったはずだし、
旧細田家住宅は佐保川近くまで歩かなければ駄目だったはず。
傷が深くならないうちにならまちを目指すことにしよう…。

次回、ならまちハコモノ巡りまでが遠かった。

(令和3年11月訪問)

 

入江泰吉旧居 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆★ 近くにお越しの際はぜひ
ヘンテコ度 ★★★★★ ヘンテコ要素なし

入館料 大人200円
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました