暴れん坊将軍も泊まったお宿。紀州街道信達宿本陣跡(大阪)

ここは鼻の穴が大きな華のお江戸の消防士と共に大暴れする前の吉宗さんが、
参勤交代の折に泊まった信達宿本陣跡でございます。

普段は一般公開されておらず(現在もご当主達が住まれてます)、本陣宿のすぐ近くにある、
信達宿の野田藤で有名な梶本さん宅でふじ祭が行われるのに合わせて特別公開されています。
平成27年度の公開日は、4月25日、26日、27日の3日間。
ふじ祭へ行った際、そのまま本陣跡も見学してきました。

 


 

梶本さん宅から紀州街道を北へ進む。
ふじ祭会場にあった案内書きには大体200メートルくらい先に本陣跡があるとの事だった。

天気も良くぶらぶら歩いて行くと、途中にとてもわかりやすい名所案内の地図がありました。
本陣跡、本陣跡…。んー、200メートルって結構距離あるなぁ。
その後に行くつもりの古代史博物館の場所は…うん、すんげぇ遠いな!

地図に載っている色々な名所を覚え、更にまっすぐ紀州街道を歩いて行くと、

常夜灯がありました。

真正面から撮れてないのは、すぐ近くを車が頻繁に通行してたから。
道もかなり狭く(十字路だったし)説明を読むのにもドキドキだったのさ…。

常夜灯だなぁという、知性のかけらも感じさせないそれだけの感想しか持てずに先へ進みます。

 

間違いない、あれだ!
ひときわ目立つ門前のお侍さん。すごい存在感だ。

信達宿本陣に到着です。
特別公開中、入館料100円は安い。

近寄ってみると…。
なんとお侍さんは吉宗さんでした!
パネルには日時も入っていてるので記念撮影にバッチリだ。

門の近くに作られていた受付で入場料を払い中へ。
公開中のお屋敷は溢れんばかりのお客さん達。
…ううむ。これまでこういう本陣とか○○家住宅ってとこで、
人がいっぱいだったって事がなかっただけに
この賑わいぶりが信じられない。

こちらにもあった大阪ミュージアム登録証。今までどれくらい見てきたんだろう。
パっと思い出せるのは、信達宿の野田藤、田尻歴史館…。泉南方面ばっかりやなぁ。

 

玄関を上がった所には駕籠が展示されていました。
そしてその籠の上に置いてあったのが、本上まなみさんの写真とサイン!
いやぁ相変わらず美人やわ!
…しかしこの駕籠かなりこじんまりとしているなぁ。太ってたら乗られへんやろうな。

足の踏み場もない程というのは流石に言い過ぎだけど、
次の部屋へ行くのにもちょっと難渋する位、お客さんがいっぱいでした。
説明してくれる方も何人もいて、グループごとに分けて案内してはったのですが、
それでも途中で対応しきれずに応援呼ぶくらいでしたからなぁ。

さて、本陣内ですが、

 

宿割帳や地図(どちらもデカい)や屏風なんかが展示されていました。
一個一個説明してくださるんでなかなか興味深かったです。

 

この関札(って言うんですって)に書かれている松平主税ってのは、吉宗さんの事。
そして右の写真のは勝海舟の書。なんやいろいろありましたなー。

さて、ここまでなら普通の資料館とそんなに変わんないんですが、
それだけじゃございませんでしたのよ、この本陣は。

 

庭近くの廊下なんですが、ここにたくさんの人が集まっていて、
案内の人が熱心に説明してたので行ってみたら…

伊万里焼で出来た便器の事を説明していた所でした。
ふへぇ。伊万里製の便器かよ。

男性用の小便器と普通の便器の二種類公開されていたんですが
…これを使うのは気が引けるよなぁ。と思ってしまうキラキラな便器でした。
現在は使用されていないとの事で、写真も撮って良かったんですが、
人の家の便所をとるのはどうも気が引けるので見るだけにしときました。
気になった人は見に行くべし!

 

(平成27年4月訪問)

信達宿本陣跡角谷家 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆★★ 伊万里焼きの便器は珍しいんじゃないか!
ヘンテコ度 ☆☆★★★ 伊万里の便器はインパクト大。

入館料 100円
開館日 ふじ祭開催期間中の土日祝日あたりに特別公開されます(詳しくは公式ページへ)

 

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