廃人旅行舎グダグダ旅行記

ハコモノ巡りとマネキンジオラマの記録帳

100年ピアノが奏でる音色。奈良女子大学記念館の一般公開へ行った話(奈良)

time 2014/11/06

奈良女子大学では毎年春と秋に、重要文化財にも指定されている奈良女子大学記念館(旧本館)が
期間限定で公開されています。

今年の秋の公開日は、10/28~11/3の期間でしたので
連休の初め頃、11月1日か2日当たりに行く予定を立てていましたが、
これがどうにも天気がよろしくない。
寒くなってきたし、雨が降ってきたら嫌だし…と、これ以上ない程の生煮えぐつぐつな
態度をとってしまい、…ハッ!気づいたら11月3日!ではないか。
といった有様。

そう、色々なイベントや特別公開があちらこちらで行われる
文化の日になってしまっていたのです。

…豊中にある西福寺さんで、年に一回だけ虫干しを兼ねて伊藤若冲の絵が公開されるのがこの文化の日。
今年こそ行ってみようと思っていたんだよなぁ。
思いっきりかぶってしまったがね!

さあどっちにする。なやむなやむなやむ。
若冲か建物か。興味のあるなしで言えば断然若冲なんだけど、
奈良女子大記念館の方は今年の秋の公開の後、耐震工事の為に1年ほど公開が中止されるので
この機会を逃すわけにはいかないのだ。

ん?文化の日…奈良女子大…。
調べてみると偶然な事に丁度奈良女では学園祭が行われていた!
嗚呼、華やかなりし女子大の学園祭!
最早行かない理由がない。

それに、学園祭の期間中なら幅広い年齢層の人や、勿論の事、野郎もたくさん来ている筈だから、
胡散臭いオイラでもきっと入りやすいし浮かないだろう。
まさかの入場口で、ちょっとあなた何しているの?的突発イベントも発生する事はないはず!
(素晴らしき被害妄想!何もしていないのに警察署が苦手な気持ちと同じ感覚だと思う)

…よし、決まり。
奈良へ行こう。
若冲か女子大かなら、女子大を選ぶってのが男ってもんだろう(比較対象が変わっている)
いつの時代でも、男にとっちゃ女子大は永遠の憧れなのさ…。


 

奈良では、「平城京天平祭」が11月1日から9日までの間開かれていて、
丁度この日(11月3日)は平城京天平行列という、当時の衣装を着てJR奈良駅から東大寺まで
行進するイベントをやっていたので 記念館に行く前にちょっと寄ってみる事にしました。

近鉄奈良駅から商店街を抜け、三条通へ移動。
よくテレビに出ている、餅つきのスピードが異常に速いお店の前の道ですな。

もう通り過ぎたかなぁ、
なんてキョロキョロしていると、JR奈良駅の方からざわざわと音が聞こえてきた!

 

ナイスタイミング!
きらびやかな衣装を身に纏った人たちがずんずん歩いてくるんだけど…こりゃすごい!
光明皇后様役の方がとても美人でしたな~。

ただ、どこまで続くのだろうこの行列は!とわくわくドキドキしていたのに
あっさりと途切れてしまったのだけが残念でした(勝手に果てしなく行列が続くと思っていた)。
もっと大行列だったら興奮度も倍だったでしょう。

さて、行列を見終わった後はすぐさま記念館へ向かいます。
奈良女子大は近鉄奈良駅から歩いて5分程の場所との事。
まぁどう歩いて行っても迷いようがない距離なんですが、出来る男は一味も二味も違う。
念には念を入れて、細い道へ入りこまずに大きい道を通って行けば間違いないだろうと、
わざわざ西側の大きい道に出て進んで行く事にしました(鴻ノ池陸上競技場へ行く道だ)。

どんどん北上していくと大学が右手に見えたので、
入り口はどこだ?と探してみるも、ぬぬぬ?まったく見つかりません!
もしかして、入場口は逆だった?

…そう、そうなんです!大学の場所しか調べてなかったので、
入り口をすっかり間違えていたのです。
あああああああああ!おかげで大学をぐるっと一周する羽目になったわ…。

結構な距離を歩いてようやく正門がある東側へ到着。

いりぐち~
なんだかとても可愛らしい造形の門。
だけど、個人的にこの色合い(+質感)は物凄く苦手でして…。
なぜかこの色を見ると爪を立ててキィーッってするのを思い出すんだよなぁ。黒板のあれだ。
こうやって書いているだけでも気持ちが悪くなってくる。

早速中へ入ると、真正面に見えるのが、どうやらお目当ての記念館のよう。
しかし、学園祭だけあって賑わいが凄いですな。
そして女子大なのにやたら男子大学生が多かったです。
こ、こいつら青春真っ只中しやがって…
と、石仮面があればすぐにでもかぶって使いたいと思う僕の妬みはもはや爆発寸前だ。

 

建築物に関しての知識は全くと言っていい程持ち合わせていないのだけど、これだけはわかる。
かっこうええ!

 

まずは建物前と門の前にあった説明書きを読む。
ふむふむふむ…(わかったふり)。
記念館へ入って行く人は結構居てて、年齢層は激しく高めでした。
学祭にやって来た男子大学生どもよ、学生の本文は学びだろうが!
こういうとこに入らんでどうすんのよ?ああん?
キャッキャウフフばっかりしてんじゃねぇぞ!(本日二度目の嫉妬)

受付でパンフレットを頂き中へ入りますと…。おおぅ!
控えめな照明の館内は、雰囲気バッチリ。
なんとはなしに古い病院のような印象を受けましたな。

要所要所に説明書きが置かれていてとても見学しやすかったです。

記念館の1階は7部屋あって、どこから見て回るかちょっと迷う程。
よし!やっぱりここは順路に従って進む事にしよう。

 

展示室では奈良女子大に関する様々な内容のものが展示されていました。
昔使われていた機械や道具、大学に関する歴史や現在学ばれている内容や学部の紹介など。

 

面白れぇなぁ…と思ったのがコチラの展示。
大学の敷地内に奈良奉行所があったというお話。
最近、幕末の奈良奉行所に関する本を読んでいたので実に興味深かった。

そしてスタイリッシュなポーズが目を引くマネキン人形が居た!
B級好きにはたまらないマネキン。

説明を読むとなかなか凄い事が書かれていた(あまりよくわかってない)。

1階を見終わった後は2階へ移動。
階段の踊り場にはさっと光が差し込んでいて、
今まで薄暗いところを歩いていたので、ああ綺麗だなぁなんて思いましたとさ。

 

二階が大広間。

大広間の前に置いてあった説明書きに「窓の外には鐘が飾られています」と書いてあったので
なんじゃろね?と見てみたのだけど、…まぁ鐘ですわな。

そうそう、鐘を見る時にふと下を見てみたら、
女子大生と男子大学生が、おどけたポーズで記念撮影してやがったたたたた!
…めらめらめら。心の中を嫉妬の炎が燃え上がる。ケッ!(三度目か?)
大学生の頃にこういった青春爽やかな経験をする事が出来ずに色々と拗らせてしまった、
森見登美彦小説に出て来る主人公のような学生生活を送った僕にとっては実に憎むべき光景なのだ!
許すまじリア充ども!

大広間に入る。
広々とした天井の高い部屋で一番奥にはピアノが置かれていました。

そう、このピアノが100年ピアノと呼ばれる歴史のあるピアノなんですって。
(詳しくは奈良女子大の説明ページでどうぞ)
この日、このピアノを使ってコンサートが行われる予定でして、
開始時間は2時。その時刻に合うように訪れたアタクシ、珍しく計画バッチリな事にニンマリ。
この時、時刻は13:45分。

部屋の中を見学しつつ、演奏時間まで待ちますか、なんて思っていると
小走りに学生さんたちが横を通って行ったんだよね。
なんだろう?と思って見ていると、手に持っていた紙をぺたりぺたりと貼っていく。

ファッ!
演奏開始時刻が14時半に変更だと!
上手いこと時間をあわせて来た時に限ってこんな感じだw

気を取り直して大広間内を見学。
部屋の壁に沿って、昔のおもちゃが展示されていて、
そのままぐるっと見て回って行くと、部屋の隅ですな、
そこに突然リアルすぎる人形が飾られていたのです。
生き人形と言っていいほどのリアルさにぼかぁビックリでしたよ。
このリアルな人形は、奈良女子大の昔の先生の乾漆像。
あまりの精巧さに驚くこと間違いなし。

さて、残す所は100年ピアノ。

誰でもご自由に弾いてくださいと書いてありましたが、
演奏会前に、演奏待ちのお客さんで椅子が埋まっているこの状況で
好き勝手に弾ける勇者は結局現れませんでした。

試しにぽろろ~ん♪と鍵盤のひとつでもはじいてみたかったけど、そんな勇気は無い!
なんか曲でも弾けたら弾いたんだけどなぁ。あいにく猫ふんじゃったしか弾けないからなー。

コンサートを楽しみにしていたんだけど、
折角奈良に来たんだから記念館以外にも色々巡りたかったので、
演奏を聴くのはあきらめて1階に降り、まだ見ていない展示室をまわる事にしました。

ニシキヘビッッッ!

ツシマヤマネコッッッ!

ぷらっと入ってみた部屋で、突然始まった剥製展示コーナーに心躍ります。
…ニシキヘビ。でけぇっ。

さっきまでつまらなそうに館内を歩いていた子供ちゃんがいたんですが、
この剥製展示の部屋に来た途端ウキウキしっぱなしになったのにはワロタ。

クスクス。
初めて見たけど、なかなか可愛らしい顔をしている。

 

カモノハシのペタンとしている感じがカワイイよね。

剥製からホルマリン漬けと、
ここだけで十分なくらいボリュームたっぷり!

他にもサンショウウオのリアルな絵が書かれてある図鑑なんかもありましたな。
あまりの精巧さにこれまたびっくりだった。

すごいなぁ、奈良女。
クラクラしつつ、特設ミュージアムショップに寄ってみた。
何が売ってるんだろうと覗いてみると、大学オリジナルグッズなどが売られていました。
ノートやマグカップ、お菓子などいろいろあった中、ちょっと欲しかったのが携帯ストラップ!
紋付き袴の女学生フィギュアがついているのだよ!
(ハイカラさんが通るを思い出してくれればいいと思うよ)

思わず手に取って…そっと元の位置に戻した。
だって、よくよく考えてみれば、奈良女と何の関係もない野郎が
奈良女の携帯ストラップをつけてるなんて、まずヤヴァイ奴と思われるに違いないよね。職質案件だよね!

次回の一般公開は、平成28年3月以降です。
気になった方はそれまで待つんだぞ!

 

おまけ その1
秋めいたこの頃、記念館近くの木々も色づいていました。

 

おまけ その2

外から見た鐘

 

おまけ その3

こちらも実は重要文化財なんだって。
門の近くの守衛室。

 

おまけ その4

奈良女子大を出てすぐ近くにある、元交番
今は案内所。

 

(平成26年11月訪問)

奈良女子大学記念館 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆★ 建物・剥製・ピアノ等々見どころたっぷり。
ヘンテコ度 ★★★★★ 剥製展示は凄かったけどヘンテコと言っていいのかどうか悩む。
入館料 無料
特別公開 春季・秋季

平城京天平祭 公式サイト

 

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