蔵と玩具の取り合わせはなかなか怖い。「日本郷土玩具館」(岡山)

星野仙一記念館を見学後、大原美術館の方に向かって倉敷川沿いを歩いて行くと、
1分程で日本郷土玩具館という資料館に着いた。うん、すごく近い。
持っていた観光地図を広げてみると…何これ。
川沿いにハコモノずっと続いてるやん。

倉敷観光メインストリートである倉敷川畔には、
一か所にこれほどハコモノが集まっている場所は全国的にも珍しいんじゃない?
と思う程、博物館や美術館などがびっしりと密集してました。
(星野仙一記念館、日本郷土玩具館、倉敷民藝館、加計美術館、大原美術館。
対岸には倉敷考古館。少し離れた場所も含めるならば市立美術館に大山名人記念館などなど。
まさにハコモノパラダイス!)
はやめに大原美術館に行こうと思っていたけど、
どうやらたどり着くまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。

 

朝からずっと曇っていた倉敷。昼過頃から晴れ間が見えてきて
倉敷川の観光船、川船に乗るにはうってつけの良い天気になってきた。
でも、川船には乗らずに俺はハコモノ巡りを選ぶんだ。

日本郷土玩具館の中へ入りますと、
入ってすぐの建物はお土産物屋さんになっていて、色々な玩具が並んでいました。
そして左手側奥に隣の建物への入り口があり、どうやらそちらが玩具館のよう。

まずは玩具館への入口がある部屋に入り、
どんな感じかな?と無料ゾーンから有料ゾーンの様子を伺います。
…んー、これはあんまり興味のない分野のようだなぁ。
玩具がいっぱい展示されてるけど、これはどちらかと言うと民芸に近いような気がする。
民芸分野は苦手なんだよなぁ。さぁどうする。どうする。
と思い悩んでいると、何時の間にかお爺さんがすぐ近くに居て
無言でずっとこちらを見つめていた。気配も音もせずマジでビビったw

早く入館料を出しやがれと言ってるかのように見つめてくる
お爺さんの圧に耐えきれず、思わず「大人一人ね」と言ってしまう。
「400円」と言われ、お財布を開け小銭を…
って、さらに寄ってきてますやんw

焦って小銭を中々取り出せずにまごまごしていると、
最早待ちきれないんでしょうな、
ずんずんずんずん近づいて来るお爺ちゃん。
いつの間にかこんな目と鼻の先にまで…。もうこれは密着状態やで。
耐えられないこの圧力。

入館料を払うとようやく離れてくれました。
丁度払い終わると同時に女の人がやってきたので、
お爺ちゃんそちらの方へ移動開始。
ちょっと見ていると、俺の時と同じように異常に接近していました。
ああ、これは癖だったんだな。

 

逃げるようにその場を離れ資料館へ入りますと…
んー、玩具ギッシリやな(そのまんまや)。
見た感じ民藝館っぽいので俺の苦手なジャンルかー…
と思いきや、入ってすぐの場所にちょっと変わったものがありました。

起こし絵灯籠という、今で言うペーパークラフトかな?
紙を切り抜いて作った人間や建物の絵の立体紙製ジオラマなんだけど
遠近感があってなんだか覗きからくりみたいな感じでした。
これは面白かったなー。(googleで「起こし絵」で検索だ!)

最初の入った部屋部分が第一室。
ここからいったん庭へ出て、蔵へ移動。
この中に第2室、第3室、第4室と展示室がありました。
丁度僕が蔵の中に入ると誰もおらず。
シーンと静まり返った中、周りには人形がいっぱい…。
ギャー!ちょっと怖い。
(公式サイトで第4室の景色を見ることが出来ます。)

…でも何より一番怖かったのは、近くにまで寄ってきたお爺ちゃん。

(平成27年4月訪問)

 

日本郷土玩具館 公式サイト
おすすめ度 ☆☆★★★ 休憩所などもあって中はとても広い。
ヘンテコ度 ☆★★★★ お爺ちゃんの接近度が…。

入館料 大人400円
開館時間 10:00~17:00 (3~11月は9:00オープン)
休館日 元日

 

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