ジャンボ雛人形が飾られていた「なかよし広場」から、
メイン会場方面へ土佐街道を進んで行きます。
会場全域の地図はとても見易く解り易い。
メイン会場→ミニジャンボ雛→ミニジャンボ親子雛の順に回る予定ですが、
うーむ、先は長いな。
土佐街道は古いお屋敷が並ぶ、風情ある良い町並みでした。
めちゃくちゃ効き目がありそうだ!
流石は薬の街高取。薬局も風格がありますな。
(この後、露天で漢方薬を売ってる人も見かけました)
石畳には、高取で採れる漢方の材料となる植物のイラストが描かれてるんですぜ。
町家の雛人形を見学し乍ら坂道を登っていると、
(だんだん坂が急になっていくので結構つらひ)
前の方から何やら賑やかな一団がやって来た。
何だろ?
その正体は、町家の雛めぐりのマスコットキャラクター・ひいなちゃん。
メイン会場で行われたイベントの後、次の会場への移動中の様でした。
そうそう、僕が行ったこの日のイベントには無かったんですが、
せんとくんとのデートと言う、ひいなちゃん、マジかよ!?
というか、このイベントを考えた人はなかなか頭オカシイ!
と思ってしまうイベントなんかも行われていたらしいです。
(ひいなちゃんの方がせんとくんに惚れている設定らしいっす。あ、設定とか言ったらダメだった)
あと、ひいなちゃんのプロフィールには、
趣味:貝合わせ と書かれてあるんですが、
ママー、貝合わせって何ぃ?
と無邪気に尋ねる子供ちゃんの為に、食卓での団欒が崩壊する様を想像してニヤニヤする
自分の薄汚れちまった心がとても嫌だ。
さ、酒牛乳?
(酒と牛乳を売るお店なので酒牛乳店だったようです)
結構歩いてるはずだが、まだメイン会場に着かねぇのか!なんて思い始めた頃、
池田邸屋敷跡なる少々ひらけた場所に到着。
そしてこの場所にあったのが、奈良なのになぜ土佐?の疑問を解決してくれる説明書きでした。
皆さん、気になってましたよね?気になってましたよね?
ぼかぁまったく気が付かなかったです。
えー、昔々、何でもここら辺りには労役の為にやって来た土佐出身の人達が集まっていて、
後年、帰郷する事が叶わなかったので代わりに地名に土佐とつけて故郷を懐かしんだ
との事なんですって(ざっくり説明)。
この池田屋敷跡にもわかりやすい地図があったので、メイン会場までは…
と見てみると、あれれえれええれ?ここ何処よ?
とプチメダパニ状態。
実はこちらの地図、ジャンボ雛があった場所の地図とは東西逆に書かれていましたので、
同じ地図と思ってみた為に一瞬わけわからん状態になってしまったのです。
…ふむふむ。メイン会場はもう目と鼻の先やね。
よし!行くか!と移動しはじめると、人だかりのできている場所がありました。
入り口ではおじさんがオモロイ喋りで呼び込みをしているけど、何だろ?
中で展示されていたのは雛人形!
なんですが、この雛人形はそんじょそこらの物とは違い、ペットボトルのキャップで作られた
かなりのヘンテコ変わり雛でした。
オジサンが言うには、「本日朝に某テレビ局の取材が来ましたー!」との事。
よう、こんなにキャップを集めたもんだわと変な所に感心しました。
でも、色彩豊かでとても綺麗でしたな。
キャップで出来たお雛様会場で、来場者に振る舞われていたトウキ茶を貰い損ねた悲しさに耐えながら
坂道を更に上がって行きますと…おお!メイン会場や!
ようやく着いたかぁ…と、その前にコレ!
メイン会場手前のビルで雛人形の展示が行われていたのでふと見てみると…雛人形?
いやいや、た、大砲じゃん!?
入り口に置かれていたのはまさしく大砲。
(奥の方に雛人形がありました)
説明を読むと、司馬遼太郎の小説「おお、大砲」に出て来る
高取藩の大砲を再現したものらしい。
…あああああ。俺、司馬遼太郎愛好家だから、その小説読んでるよ。
うわぁ恥ずかしい。今の今まで「おお、大砲」の事、全然思い出せなかったよ…。
と、心に大ダメージを負ったのでした。
司馬遼太郎ファン失格である。
ちなみに大砲はビックリするほど小さかったです。
これで、相手を倒せるんじゃろうか?ってくらい。
(平成28年3月訪問)
高取町家の雛めぐり 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆☆ まだまだ序盤戦だ。
ヘンテコ度 ☆☆★★★ 小ネタ多し。
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