高級ホテルに大変身中の日本庭園「吉城園」はとても美しかった。(奈良)

ちょくちょく奈良へ遊びに来るようになったものの、
未だに近鉄奈良駅&奈良公園を中心にそれぞれの寺社仏閣や史跡、ハコモノなどの
位置関係がよくわかってない。
東大寺周辺(特に西っ側)なんてもうホントお手上げ状態である。

これから向かう吉城園は、
その東大寺西側に在る日本庭園だ。
地図を見るとすぐ隣にある依水園には
随分昔に一度見に行こうと友人と来た事があった筈なんだけど
(結局その時は入らんかったっす)
…近くに吉城園なんてあったっけ?
と、当時吉城園の存在に気づいた記憶が全く無い。

すぐ隣だったら気づかんわけないんだけどなぁ…なんてぶつくさ言いながら
登大路地下歩道を抜け、奈良街道を北上します。

東大寺へお参りに行く際は毎度毎度駅からまっすぐ東上して、
参道の土産もん屋さん見てまわってからの南大門コースなんで、
こっち側はあまり馴染みがないのよね。
精々遠くから見た事がある程度だったけど…
これは風情あるとても良い所やな。
(みとりい池園地と言うんですって。ここは人も少なく穴場やね)

途中の交差点を右折し、まっすぐ進んだ突き当りが名勝依水園。
(バスターミナルからだとわざわざ地下を通らず
そのまま地上からここの横断歩道を渡ったほうが速かった…)
んで、吉城園はといいますと、何やら右側の方に気になる門が…

 

当然のごとくこちらが吉城園の入口でした。
んー、なんで当時気づかんかったんだろw

入園料は無料(令和2年4月から無料になったとの事)
では早速入ります。

門をくぐると右側に階段が。
これはなかなかの高低差だな。オラなんだかワクワクすっぞ。

階段を上っていくと、ぱっと開けた先に紅葉に彩られた庭の景色が。
ああ、良い。これは良い!

 

大きな日本家屋(主棟)、その前の庭中央部分には池、
そして池を挟んだ向かい側の築山の上に四阿が建っていた。
(池を中心にぐるぐる。これぞTHE池泉回遊式庭園なんですってよ、奥様。)

擂鉢型の立体感たっぷりのお庭だなぁという第一印象。どこか箱庭っぽくて好き。

全体的に紅葉の色づきは少し早かったけど十分綺麗でした。

 

こちら四阿からの眺め。

 

なんでもこの吉城園、あの有名建築家の隈研吾さんの手によって
高級ホテルに生まれ変わるらしいです。というかすでに計画・工事進行中。
この主棟が宿泊施設になるんかな?

もともとは興福寺の塔頭・摩尼珠院というお寺で、
その後明治の頃に民間の所有となり
大正8年に現在の建物・庭が作られたとの事(旧正法院家住宅)。
(↑ふぃー、チラシやらwikiとかでたっぷり調べたぜ!
行く前に調べていたらもっとお庭を楽しめただろうな…。)

主棟内は入れなかったので外から見学です。やっぱり日本家屋は良い!
そんなこんなで池の周りをうろうろしたり庭を楽しんでいたら、
どんどん天気が怪しくなってきた…。あれ、ぽつぽつきやがった。
これはさっさと次のとこへ行か…
ってあれ?なんか奥の方にもあるぞ。
…行ってみるか。

先程までが「池の庭」で、こちらは「苔の庭」でした。
ここのお庭は広々として開放感ありましたなぁ。また苔が綺麗な頃に来てみたい。

んで、ここに建っていたのがこちらの茅葺屋根の茶室。めっちゃ立派でしたわ。

まだ更に奥に庭がありました。「茶花の庭」

 

再び天気が良くなったものの、こんな注意書きを見つけてしまったらすぐに撤退撤退。

 

おまけ

茶花の庭から入口へ戻る途中、四阿の丁度後ろ側の道を通ったのですが、
高低差をバリバリに感じられてよかったです。

 

(令和三年11月訪問)

吉城園 公式ブログ
おすすめ度 ☆☆☆☆★ 無料で見てええのと思いました。
ヘンテコ度 ★★★★★ ヘンテコ要素なし

入園料 無料
開園時間 9:00~17:00 (入園は16:30まで)
休園日 4月1日~2月23日、3月1日~3月31日
   (2月24日~2月28日は休園)

 

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