マネキン人形達と一緒に力を合わせて石引き体験!「名古屋城天守閣」(愛知)

お城の石垣に使われている巨石を見ると、
重機も何もなかった時代にこんな大きなものを運んだなんて
…昔の人はしゅごい!
めちゃくちゃ大変だったんだろうなぁ~なんて心底思います。
(大阪城の蛸石なんてそれはもうびっくりするほどの大きさですぜ!)

…そりゃこんな顔にもなるわ!
って、あっ!
よく見たら一番後ろの人さぼってはりますやん!

石を運ぶ、石引の作業は実に大変。
そりゃさぼりたくもなりますわな。

 

全国各地、お城の天守閣内に作られた歴史資料館・歴史博物館は、
鎧兜の試着体験が出来たり、武将の声を再現する機械のような
ちょっとヘンテコな展示物があったりと、実は隠れた観光名所・面白スポットなんですよね。
ここ名古屋城の天守閣も期待していた以上、いや最高級の面白スポットでした!


本丸御殿と御殿復元工事中の現場の見学を済ました後、
ようやく天守閣へと向かいます。

そうそう、天守閣とは関係の無い話ですが、
本丸御殿を見学していた時、イタリア人カップルが受付のおじさんに
「アリヴェデルチ!」と言っていたのを聞いて、おお!ブチャラティ!本場の発音はこんな感じなのか!
と一人ニヤニヤしていたんですが、その場を離れたカップル、
「思いっきり噛んだわ~」なんて流暢に喋ってたんだよね。…日本語喋れるんやないかい!
受付のおっちゃん、頑張ってイタリア語で挨拶してたのに。以上余談。

そんな、さっきの出来事を思い出し笑いしながら歩いて行きますと、
すぐに到着した天守閣。

 

早速行くぜ!と意気込んで入ったものの、いきなり天守閣へ入れるのではなく、
まず小天守閣と呼ばれる所へ入り、そこから大天守閣へ向かうようになっておりました。

小天守閣を抜け、いよいよ大天守閣へ!

と、その前に。
折角近くまで来たんだから見とかなきゃ。
名古屋名物・金の鯱!キラキラやで!

 

中へ入ると、入り口部分の壁は石垣が混じっててちょっぴり不思議な感じ。

天守閣は1階から7階まであって、
この石垣のあるフロアは地階扱いになってました。
まぁ石垣部分だからそうですわな。

まず地階ですが、ここで展示されていたのが金の鯱の模型など。
この金の鯱が大人気で、記念撮影スポットになってましたわ。
間近で見る金の鯱は意外と大きかったなぁ。本物はこれが全部金で出来ているんだよな…ゴクリ。

 

 

一階。
ここでは本丸御殿の模型や名古屋城のジオラマ、
そしてお城に関する品々が展示されていました。

 

太閤さんもびっくりな、金ぴかの釜!
キラキラしとるでー。

お城の博物館での楽しみの一つが、精巧且つ大きなお城のジオラマ模型!
くー!たまらん!今通って来た所を確認するのがすこぶる楽しい。

 

そして続いて2階。
…のはずだったんですが、2階フロアは残念ながら閉まっておりました。
(2階は特別企画展の展示フロアで、この時は 丁度展示品入れ替えの期間でした)

さて、気をとりなおして、いったん1階に降りてからエレベーターで一気に最上階へ!
5階(展示がある最上階)から順に見学していく事にしましたよ。

 

んで、5階。
ここには楽しみにしていた体験コーナーがございますのじゃ。
それは「昔の人は偉かった」でくっすんと河田アナも体験していた、石引き体験ゲーム!
…初めて見た時から虜になったんですよねー(恋する乙女状態だ)。
リアルなマネキン人形。風変わりな内容の体験ゲーム。
これはやるしかないでしょう。

5階をぐるりと順番に見学していきますと
金の鯱にまたがって記念撮影できるコーナーが現れた!

おおぅ!どこまでも金の鯱推しであるな!
きちんと背景に青空が用意されているところが
おもてなしの心満載で素晴らしいと思う。イイヨイイヨ!

そしてさらに進んでいくと、ついにキタ!お待ちかねの…

 

石引き体験コーナーに到着だ!
うおおおおおおおおおおお!マネキンさんめっちゃリアルですやん!

石引体験コーナーは流石の人気コーナーで、人の密集度がスゴかった。
俺も俺も!と体験の順番を待ちながら、前の人のやる姿を見学したり、
マネキンのリアルさを堪能しているともうウッキウキが止まらない。

 

綱を引くと、人足達と共に石がずずずっと動きます。これがなかなかリアルな感じで面白い。
僕の前に中学生くらいの兄妹が体験していたのですが、二人とも「重いぃぃぃ!」とか「動かない!」
とか叫んでるんですよね。
…えええ!そんなに重いのかよ!
これ、もしかして動かせなかったりしたらすんごい恥ずかしくね…!?
なんてドキドキしてたのですが、妹ちゃんの方は本気を出したのか、あっさり軽々と引っ張ってましたw
お兄ちゃんはピクリとも動かせてなかったのになw
…ガンバレ、お兄ちゃん。僕は君を応援しているぞ。

すごすごと肩を落として退場するお兄ちゃんの後、いよいよアタクシの出番でございます。
鞄を置き、紐をがっしりと握り…締め…?ん、なんか重い。

重い重いと言っても、所詮は子供が言う重さだろう、なんて侮っていたんですが、
これが意外と重かった。軽く引っ張る位では動かなかったので、結局本気で引っ張り
無事石を引くことが出来ました。ちょっとした体験ものだと思ったのに、本気で引かせるとはな…。
オットコ前だぜ、名古屋城!

5階にはこれら体験ものの他に、天守閣の模型や名古屋城の歴史の紹介などのコーナーがありましたが
中でも一番興味深かったのが…。

 

金の鯱のエピソード紹介。これは面白いわー。
特に、何度も盗まれた話は面白かった。
どんだけ怪盗ルパンがいてんねん!というお話ですよね。

 

さあどんどん行くよ!
続いては、4階。
の前に、展望台へ上がって名古屋の景色を堪能だ。
うう、高いわ…。(絶望的高所恐怖症)

けど、個人的に天守閣展望台にあって欲しい施設ナンバー1である、
お土産物売り場がばっちりあったのでご機嫌です。
やっぱりこれがないとお城に来たという感じがしないからな!

 

そして、話は戻って4階へ。
こちらでは武器や武具などの展示があったのですが、
そんな中、異質な体験コーナーがありました。

 

駕籠乗り体験コーナー。
駕籠の中に入ると、窓に設置された画面に外の様子が映し出され、
さながら駕籠に乗っている気分を味わえるという何とも言えない体験もの。

駕籠はピクリとも動かないし、開けっぴろげで単に小さな狭い部屋に入っている感しかしないので
駕籠に乗っている感じが全くしないのですな。
乗ると遠巻きに観光客の団体から生ぬるい目で見守られるというハードモード。

 

3階。
このフロアはすごい凝ってました。

江戸時代の城下町の様子が再現されていて、時間が建つと照明が変化し朝から夜へ、
そして夜から朝へと時刻の移り変わりを体験できるようになっていました。

 

BGMは雑踏のざわめき。

藩主が食した(であろう)祝い膳の食品サンプルは凄い豪華だったし、
螺鈿細工が施された刀筒のきらびやかさも凄かった。

名古屋城天守閣はどのフロアも凝っていて
実に面白い博物館でありました。

 

(平成26年7月訪問)

名古屋城天守閣 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆☆ めっちゃくちゃ面白い。特に石引き体験はやっとかなきゃ!
ヘンテコ度 ☆☆☆☆☆ リアルなマネキンさんと一緒の体験だけで満点!

入館料 お城への入場料があれば良し(大人500円)
開館時間 9:00~16:00
休館日 年末年始

 

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