ごはんを持って歩きたい!醤油の香り漂う街、湯浅。「角長しょうゆ職人蔵」(和歌山)

湯浅の老舗お醤油屋さん「角長」さんの店先に着くと
辺りには醤油の香ばしい、とても良い匂いが漂ってました。

すーはーすーはーと全力で深呼吸!
…あああああ!たまらん!ご飯持ってきたらよかったぁぁぁ!
(鰻屋さんの軒先で鰻を焼いているにおいを嗅いだら誰もが思ってしまうアレと同じ反応ですな)

重要伝統的建造物群保存地区(長い)に指定されている区域、
湯浅観光メインストリートである北町通りを西へ向かって進んで行きますと
角長さんの醤油蔵や本店などがある通りに出ます。

角長本店。
天保十二年創業(水野忠邦の時代か!)の湯浅に唯一残る手作りのお醤油屋さん。
醤油を作っている蔵は今でも創業当時のまま使用しているんですって!凄い!

そんな角長さんには醤油の製造や歴史についての展示を行っている資料館があるのですが、
開館日は土曜だけなんですな(日曜は休館日で、その他の日は要予約)。
残念ながら僕が湯浅に来たこの日は平日。勿論予約なんてしちゃいないんだなぁ。

仕方ない。資料館はまた今度にして、何かお土産でも…
と、店に向かって歩いていますと、あれ?なんかあるぞ?

 

本店の丁度向かい側、曲がり角の手前らへんに建っていた古い建物の入り口が開いておったのです。
出ていた看板には「湯浅しょうゆ職人蔵」との文字。え?もしかして資料館が臨時開館してるの!?

おっかなびっくり中を覗いてみると、受付もなく気軽に誰でも見学できるようになっていたので
早速入ってみる事に。

 

薄暗い蔵の中には色々な醤油づくりの道具などが展示されていました。
この蔵は慶応二年に建てられたもので、展示されている道具類は実際に使われていた物との事。
それでこんなに重々しい感じがするのかー。

丁度、平日昼日中って事も有ってか、蔵を見学していたのが僕一人だけで貸し切り状態でした。
…ぼかぁちっちゃなころから臆病者でして、お化け屋敷とか大の苦手なんですよね。
薄暗い古い蔵の中。そう、ちょっと怖かったです。

一度怖いと思ってしまうとなんて事も無いものまで怖くなる。
締め木ですら怖く思えるから不思議だ。なんか金田一耕助を思い出したよ。

 

蔵を出た後は、そのまま本店へ行く前に、案内所でもらった観光案内にも載っていた
角長の裏にあるお堀(川越しの角長本店の写真が恰好よかった)を見に行く事にしました。
路地をぐるりと回って進む。

 

そして大仙掘に到着。
載っていた写真と同じ景色を見られて満足である。
ただ、大仙掘は風情のあるとてもいい場所だったんだけど、
すぐ横の道路の交通量が凄くて真横を車がビュンビュン通って行くのには閉口だ。
なので見学する時はみんな気を付けてね!

来た道を戻ってお土産を買いに角長本店へ。
徳利に入った湯浅醤油と酒のアテにもろみ醤油を購入した!
もろみ醤油、とても美味しかったです。

お土産も買ったし、そろそろしらす丼を食べに、いやいや甚風呂を先に見に行くかと
駅の方に向かって進もうとすると…あれ?もう一個あるやん。
よく見てみると、こちらが角長醤油資料館でした。うーむ、どうやら二つあったみたいだな。
一応入口へ行ってみると案の定閉まってました。また次回だな。

 

(平成27年3月訪問)

角長醤油資料館職人蔵 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆☆ 街並み・お店を含めたら満点。醤油の匂いを嗅ぎに行くべし。
ヘンテコ度 ★★★★★ ヘンテコ要素は皆無

入館料 無料
開館時間 土曜日13:00~ その他の平日要予約
休館日 日曜

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