幕末蘭学者集団の根城「適塾」の階段はチョー急ッ!(大阪)

オフィス街に突如として現れるこちらの建物(この辺りだけ時が止まっているかのようだ)。
そう、ここがかの有名な、大阪が誇る幕末の偉人緒方洪庵先生が開いた蘭学塾、
「適塾」であります。
先に行った大阪企業家ミュージアムから近い事もあって、
「平成29年度・関西文化の日」ハコモノハシゴの二軒目に選んでみました。

適塾に来るのは今回が二度目。
前に来たのは確か「御堂筋KAPPO」とか言うイベントの時だったんで、随分と前の事でありますな。
あん時は館内エライ混雑で、ゆっくり見学出来んかったのよねぇ。
今回はじっくりゆっくり見て回るとしよう。

 

リーマンで賑わう平日の喧騒が嘘の様な、休日のオフィス街をすいすい抜けると適塾に到着だ。

福沢諭吉さんや大村益次郎なんて人達がここの2階に寝泊まりして
日夜勉学に励んだんっすよねぇ。と思うと、なんか感慨深いです。

玄関にある適塾案内板。
適塾は奥へ奥へと伸びる、鰻の寝床の様な建物ですな。

靴を脱いで、さぁて行きますか!
ってところで、玄関に居た係りの女性に声をかけられました。

「今からですと10分程しか見学が出来ませんが、それでもよろしいですか?」
…え、え?ええぇ~!?
慌てて時計を確認してみると、時刻は4時にならんとするところ。
うっそーん!?もうこんな時間だった?
(先に行った企業家ミュージアムが思いのほか面白かったので時間かけすぎたか…)
と言うか、適塾って4時までやったんか!?
すっかり5時閉館と思い込んでたわ…。

って事で、今回も高速見学決定です。
玄関部屋へ上がりすぐさま受付へ移動。
荷物を預けてパンフレットを頂き、見学スタート。
(展示物以外は撮影OKです)

 

教室(1)から中庭の横を通り、応接間へ移動。(左:教室(1)から中庭方面 右:中庭から教室(1)方面)

 

応接間へ行き、書斎を覗いて客座敷へ移動。
順路通りに蔵を眺めてから家族部屋、納戸へ進みます。
そして台所へ出て二階へと移動するのですが…

難関出現!
見よ!この階段の急さを!

急なだけでなく、足を載せる場所が狭くて小さいのがエグイ。
これだと、当時の塾生さん達も上がり降りするの大変だったやろうなぁ。

垂直の壁面を上るような感じで二階へ上がり、
展示物を見ながらずんずん急ぎ足で見学。
そして着いたのが…

塾生さん達が寝起きしていた塾生大部屋。

大部屋と言ってもそれ程広くも無く、天井もそれほど高くないので圧迫感ありありでした。
ここで集団で生活とか大変だよな。ガッツあるわ。

 

大部屋から1階へ下りる階段もこれまたえげつないほどの急さでした。

 

急ぎ足で回ったんで、展示されていた資料類はほとんど見れんかったなぁ。
まぁいいか。入館料も安い事だし、またゆっくり見に来よう。
と、外へ出ようとした時に何気なく壁の方を見てみると…

除痘館記念資料室…だって!?
緒方洪庵と種痘に関する資料館?
へぇー、こんな資料館あったんだ!
(他にも、適塾で出されていた食事メニューを再現した「適塾御膳」の紹介もありましたわ。
 大阪大学中之島センター内のレストランで食べれるとの事。今度食べに行ってみよう!)

帰り際に寄ってみました。
適塾からだと、南側に一本筋を行った所。
…16時まででした。

 

(平成29年11月訪問)

適塾 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆★ 幕末好きは行くしかない。
ヘンテコ度 ★★★★★ ヘンテコ要素は無し

入館料 大人 260円
入館時間 10:00~16:00 土曜は午前のみ
休館日 月・祝日の翌日 年末年始

 

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