復元された、出来立てほやほや脇本陣。「中山道鵜沼宿脇本陣」(岐阜)

古い建物が続く中山道鵜沼宿の街並み。
そんな中、どう見ても新しいピッカピカの屋敷(大きい)が建っていて、
辺りに圧倒的場違い感をグイグイ放っていた。
もうこれは、ただただ、一体なんやねん!
とツッコむしかない。

中山道鵜沼宿脇本陣。
黒基調の渋い落ち着いた建物が並ぶ中、いきなり現れとびっきり異彩を放っていたこの建物。
参勤交代中のお偉いさん達が泊まった本陣の予備的施設である脇本陣だ。
鵜沼宿ではこの脇本陣を復元し公開中との事だったので、入ってみる事にした。
(ちなみに説明書きを読むまでは復元されたものとは知らなかったので、
なんでこんなに新しいの?とすっごくわけわからんかった)

 

建物内、めっちゃ広いです。
入り口付近には机と椅子が置いてあって、
案内係りのボランティアのおじさんが何人か居ました。

ぬるっと間合いを詰めてきたおじさん。た、達人!?
そしてごく自然にいきなりの解説開始だ。
お、おおぅ…。

おじさんの解説付きで建物内をまわって行く。
外から見てもそうだったけど、中から見てもやっぱり新しい建物なので、
歴史の重みなんてものは微塵もなく、どこを見てどう感じていいのかわからずただただ戸惑うばかりw
説明してくれるおじさんも、「こういうもんですよw」とか言ってくるしw

復元された偉いさん専用の部屋である上段の間や、偉いさん専用のお風呂なども見学。
なぜかそこだけ写真の撮影は禁止でした。(公式サイトに写真が載ってます)

古い建物だったら、わけわからなくても何だかわかったような気になれて
少しは楽しい気分にもなれるんですが、平成22年に復元されたという鵜沼宿脇本陣、
広いなぁと言う感想しか出てこんかったですわ。
おじさんの解説が無かったら間違いなく5分、いや2分コースやん!

同じ復元でも名古屋城の本丸御殿なんかはスケールもでっかく見ごたえあったけど、
こっちはいくら広いと言ってもお屋敷レベルですからのぅ。

外へ出た途端に滲み出るガッカリ感。
普段、このガッカリ感や何やってんねんやろう感を楽しんでいるんだけど、
今回ばかりは…。
他に行きたい場所を辞めて来ただけになぁ。
まだ無料だったのが救いだけど。

道路挟んで反対側に建っていた酒蔵。
こっちの建物のほうが趣があって良いと思いました。
ただ見学はやってみない感じ。

脇本陣を出た後は、近くに建っている登録有形文化財のお屋敷も見て回る。
だけど、ほとんどが個人宅なので見学は出来ず外から眺めるだけだ。うーむ。

鵜沼宿として紹介されてる範囲もそれほど広くもなく、
全体的にちょっとなんだかなぁという感じでしたな。
来る前までは、枚方の宿場町みたいなのを思い浮かべてたからなぁ。ガッカリ感半端ない!

鵜沼宿は期待してきたらかなりのガッカリ感を味わえるんじゃなかろうか。
というか、札幌の時計台のようにガッカリ感を味わう場所じゃなかろうか。

中でも鵜沼宿脇本陣はかなりの廃人気分を味わえる施設だと思いました。
俺の三大ガッカリハコモノ施設に認定だ。
(大阪科学技術センター、二条城大広間、鵜沼宿脇本陣)

この後駅に戻ると、なんやかんやでもう3時頃。
後、もう一か所くらい行きたいと思いましたが、たぶん移動だけで
大概の施設の閉館時間である4時頃になるだろうって事で、これにてハコモノ巡り完!
以上、夏の犬山旅行でした。

 

(平成27年9月訪問)

中山道鵜沼宿脇本陣 公式サイト
おすすめ度 ☆★★★★ なんじゃこれ!なガッカリ感を味わいに行くなら満点!
ヘンテコ度 ★★★★★ 変な要素無し

入場料 無料
開館時間 09:00~17:00
休館日 月 祝日の翌日 年末年始

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