大原本邸で庭を眺めてお茶を飲み、
体力並びに精神力がモリモリと回復した私は、
最早矢でも鉄砲でも持ってこーい状態である。強い!
金曜夕方の仕事終わりに全身を駆け巡る無敵感に
匹敵すると言っても過言ではない、まぁ所謂そんな感じ。
先程までの疲労困憊っぷりが嘘の様。
元気一杯、大原本邸を出て風情ある裏通りを進んで次に向かったのが
今回の倉敷旅行で一番楽しみにしていた「新児島館」だ。
新児島館はその名の通り、
児島虎次郎の作品を展示する大原美術館の別館である。
前回来た倉敷旅行で作品を見て以来、すっかり児島虎次郎のファンになった
私にとって、ここは今回の旅行でのトロ部分である。ほんと楽しみしかない。
でもなぁ…。新児島館に来る前に寄った大原美術館本館では
まさかの児島虎次郎のコーナーが設けられてあったんだよね。
なのでここ新児島館には一体何が展示されとるのだろうとちょっぴり疑問でもある。
ただ、新児島館の建物自体が
元々中国銀行の本町出張所として使用されていた
有形文化財指定のかっこええレトロな洋風建物なので、
一度はじっくり見学してみたいと思っていたから
例え児島虎次郎の作品が展示されていなくてもそこは全く問題なし。
既に大原美術館本館でたっぷり作品見てきたしね。
しかも現在期間限定で、大阪人には結構お馴染みの(筈?)現代美術作家、
ヤノベケンジの作品が展示されているので見どころたっぷりだ。
~公式サイトによると、新児島館は
「百年愛された銀行建築を児島虎次郎館に再生するプロジェクト」として
開館準備中との事。
現在は特別に暫定公開として11月30日まで一般公開されている。
グランドオープン後は児島虎次郎やエジプト・西アジア他の古美術などの作品が
展示される予定である。詳しくは大原美術館公式サイトでどうぞ~
ふはっ!こりゃすげぇ!
元銀行エントランスの吹き抜けは広々としており、
そのほぼ中央部分にどーんといらっしゃるのがでっかいお嬢様。
そして入り口付近ではミュージアムショップが営業中でした。
お嬢様の名はサン・シスター(リバース)
兵庫県立美術館の海側にも居てはりますな。
それにしてもでかい。
サンシスターの他には赤漆舟守縁起猫と言う作品が展示されておりました。
どちらも素敵やった。
同行者K氏がミュージアムショップでお土産物色中の間、
うろうろと館内を見学。ステンドグラスはとても綺麗でした。
そうだそうだ。
確かこのお嬢様は急に立ち上がるんだったよなぁ。
と前に見た「おとな旅あるき旅」で三田村さんが
動き出すさまを見て喜んでいたのを思い出したので、
今か?今かとしばらく粘ってみたけど残念ながら動く場面に出くわしませんでした。
(その様子はテレビ大阪のyoutube公式サイトでどうぞ)
新児島館を出ると、
いつのまにやら西日が傾き始める頃合いに。
え、もう!?
(令和四年8月訪問)
新児島館 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆☆☆ 期間限定。無料。行くしかない。
ヘンテコ度 ★★★★★ ヘンテコ要素はなし
入館料 無料
開館時間 10:00~16:00
休館日 大原美術館に準ずる
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