城崎の伝統工芸に触れる「城崎麦わら細工伝承館」(兵庫)

太田垣士郎翁資料館を出ると雨はすっかり止んでいた。
ぐぬぬ…、どうせならロープウェイ乗る前から
止んでいてくれればよかったのにと恨み節全開である。
それなら頂上まで上がって景色を眺めて…。
って、まぁ頂上まで上がらなかったのはこっちが悪い。
チケット代ケチったってのが主な理由なんだけどさ…。
(頂上までの切符は途中駅で乗り降り自由なのを
 知らなかった。知ったのは下車後…イヤー!)

まぁなんにせよ、
どうやらこれで城崎温泉街、
端から端まで一応はずずいーっと歩いたことになるようだ。

さて、この後だけど、
ちょっと気になっていた場所へ行ってみることにした。
その場所は「まんだら湯」。
城崎七つの外湯巡りの一つである。
先程行った城崎文芸館の展示に
「背が低かった里見弴はまんだら湯の湯船につかるとすっぽり沈んだ」
みたいなことが書かれてあってずっと気になっていたのよね。
まぁ当時とはきっと様子は違っているのだろうけど
どんな場所かだけでも見ときたいなぁーなんて感じである。
ちなみに温泉に入る予定はないので湯船を確かめる術はない。
単に外観を見るだけであるけど、それでええかなと無理やり納得。
あと、温泉には入ってないけど外湯巡りしているという事にする
(外観だけながらここまで7つの内5つを見た)

温泉寺の参道を出て、
ここまで歩いてきた道を戻ります。
そうそう、その道の反対側、北側を進んだ先に「鴻の湯」があったのですが、
すっかり気づかず見落とすという失態…。

暫く歩くとまんだら湯に到着です。
営業開始時間すぐ&メイン通りより少し離れた位置にあるせいか
この時はお客さんが見当たらず、これは入ってくしか!なんて誘惑にかられましたが
旅の相棒をほったらかしにして勝手に入るなんてことも出来ず、
ここは我慢我慢だったのがちょっと残念。
だけど外観の可愛らしさとカッコよさが同居するステキさで満足。
辺りの雰囲気を楽しんだり石碑などを読んだりと楽しみました。

これで城崎温泉街で予定していた場所は全部回ったのかな?
とりあえず土産物を見たりもしたいし、どっかお店に入って休憩もいいかもしれないし、
一旦駅の方に戻ってみますかって事で、
来た時に通らなかった道を通って戻る事にします。
夕時で人の気配もなくて薄暗く、ちょっと怖い感じになっていた
川沿いの木屋町通り(実は桜並木で春は素晴らしく素敵な名所)を進んで行くと

あ!こんなとこにあったのか。
すっかり忘れてたよ「城崎麦わら細工伝承館」

蔵を改装した博物館なのかな。
勿論、早速入りますぞ。

「城崎麦わら細工伝承館」で展示紹介される麦わら細工は
日本では城崎でのみ行われる伝統工芸との事。

館内に入ると玄関脇に受付が設けられており、
そちらで入館料を払い中へ入ります。
土蔵を改装して作られた伝承館内は落ち着いた温かい雰囲気。
展示室は1階と2階に分かれており、
麦わら細工の歴史の紹介や作品の展示されてました。
麦わらで浮かぶのはやっぱり麦わら帽子。
あんな感じのものなんかなぁなんて漠然と思いながら中へ入ったんですが
いやいや全然違ってた。
どっちかというと寄せ木細工とかあんな感じかな。いやいやこれも全然違うか。

館内の様子などは城崎温泉観光協会さんの公式サイトで見れますんでそちらでどうぞ。

館内はそれほど大きくもなく、展示数もこじんまりとした感じ。
どっちかというと体験物がメインなのかな。
実際に麦わら細工を作れるって事でちょっとやってみたかったんだけど、
閉館ぎりぎりに入れてもらいましたんで、結局時間が足らずに
できなかったのは残念至極でございます。

伝統工芸を間近に触れれるとても良い資料館でした。

(令和四年8月訪問)

 

城崎麦わら細工伝承館
おすすめ度 ☆☆☆★★ 体験物やりたかった…
ヘンテコ度 ★★★★★ ヘンテコ要素無し

入館料 大人300円
開館時間 10:00~16:00
休館日 水

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