「かいぶつくん」から漆器の街黒江へ。「紀州漆器伝統産業会館うるわし館」(和歌山)

どうも。
今回の旅は、ここ「かいぶつくん」からスタートです。

和歌山は海南駅の中にある海南市物産観光センター、略して「かいぶつくん」。
そのユニークな名前から連想する様な場所では全くなく、至って普通の観光案内所でした。
地図やパンフを見て、「かいぶつくん!?何それ?めっちゃ面白スポットの予感や!」なんて、
ワクワクして来てたら酷い目にあってたでしょう。
そう思うと今でも震えが止まりません…ぶるぶるぶる。
(ちなみに他所の場所で貰った観光案内地図には、
ばっちり「かいぶつくん」という表記で載ってました。
海南駅スタートにして助かったわ)

 

さて。
色々あちこち行った「夏の青春18きっぷ旅行」ですが、
今回、ラストを飾るのは和歌山海南市!で御座います。
ほんとはもっと遠いとこに行きたかったんですが(高松に行きたかった)、
犬山旅行以降の9月上旬はずっと雨続きでして、この海南へ行った日(18きっぷ使用期限最終日)も
朝の内は雨だったんですよねぇ。

んー、どうしよう。いっそのこと一回分諦めちゃう?
なんて随分と悩みましたが、天気予報を見てみた所、昼過ぎからは天気が回復するとの事。
それじゃあ近場で、18きっぷの元が取れて、なおかつまだ行ったことのない場所はどこ?
と探してみると…あったわ。海南あったわ。

春に湯浅方面へ行った際に、何個かハコモノがあるから寄りてぇなぁと思ったものの、
今度でええかと後回しにした海南。
ここなら大阪から1時間半も有れば行けるからな。よし決まり。海南で決まり。

 

まず天王寺まで出て、そっから紀州路快速で和歌山へ。
更に乗り換えてハコモノの最寄り駅へと向かうのですが、
…あれれ?最寄り駅って黒江駅だったっけかな?海南駅?
(いつも持ち歩く、関西文化の日のハコモノリストを持ってくるの忘れてた。なんとか思い出し中)

…確か黒江駅から徒歩20分とか書いてた記憶があるけど、どうだったけかな?
海南からだとバス何分とかも書いてた気がするが。んー。
まぁ、20分くらい歩く覚悟はあるけど、バスがあるならそれに越したことはないからなぁ。
それに海南駅の方が黒江駅より大きかったはずだから、きっとバスの本数も多いはず!
って事で、海南に決めた!

何やかんやで結局着いたのは二時過ぎでした。うっ、遅ぇ…。
ハコモノ巡りするにあたってこの遅さ、致命的である。
駅に着き、早速、階段を下りて一階に行きますと、コンコースにあったのが
かいぶつくんなんですな。

おおお!レンタサイクルあるじゃないか!
今回、なぜか移動手段に入れてなかったレンタサイクルを発見して小躍りする僕。テンテテンテテンテテンテ!
よし、これで歩かずに済むし、バスの時間も考えなくていい。
こりゃぁ大幅に移動時間も短縮じゃないか!
黒江駅を選ばずに海南駅を選んだのは大正解だったようだ。
(黒江にレンタサイクルはなかったです)

中へ入り、さっそくレンタサイクルぅぅぅ。
一日レンタルだとちょっとお高めの1000円になるんですが、
海南へは遅く来た事も有って、自動的に3時間コースを選ぶことになりました。500円。
電動自転車なのでこれはかなりお得ですな。
ちょっとムムムな感じだった受付の人から鍵を貰っていざ出発です。

…と、その前に、
かいぶつくんで展示されていた、きいちゃん。かわええ!

そして駅前にいたきいちゃん。
丁度、国体の時期で、街中きいちゃん一色でしたな。

さて、今回行こうとしているハコモノは、
名前すらよく覚えていなかったので(←流石にヒドイ)、まずは駅前の地図で確認する事にしました。
えーと、あったあった。そうそうこれこれ。温故伝承館と県立自然博物館。
ん?なんだこのうるわし館って?ほぅほぅ、海南には結構色々あるじゃないか!
それらハコモノの場所を頭に叩き込んでいざ出発であります。
(案内所で地図を貰わなかったのは、係りの人があまりにもムムムな感じでスルーされた為だ。)

 

昼過ぎから良くなると言っていたお天気の方は、ほんのちょっとだけ晴れ間が見えるものの
全体的にどんより。今にも雨が降りそうな感じで、ビクビクです。
慣れない電動自転車に悪戦苦闘しつつ(ちょっと踏み込むとぎゅーんとなって怖い)、
ハコモノ目指して進んで行きますよ。

これから行こうとするハコモノは、どうやら海南と言うより黒江側になるらしく、
結構な距離を迷いながら走る事になりました。
大き目のトンネルを抜けるとどうやら黒江に着いたようで、一気に街の雰囲気が変わりました。

 

まずトンネルを出たところの交差点角に立っていたのが、黒牛の蔵元さん。
(この向かい側に立つ建物が目的地の一つ、温故伝承館でした。この時気づかず)
寄ってみたいが、自転車に乗る身。試飲できないし帰り際に寄る事にしようそうしよう。

 

古い建物がこれでもかと並ぶ黒江の街。
黒江は漆器の街として有名との事で、製造所やお店がいっぱい並んでおりました。

黒江の街は結構ややこしい町並みで、移動途中どこをどう行ってるのかわからなくなったので
途中にあった地図で確認だ。ん?黒江ぬりもの館?紀州漆器伝統産業会館?
なんかいっぱいあるぞ。
…よし、街も見て回りたいが、まずは伝統産業館ってとこから行ってみる事にしよう。

 

大きな通りをまっすぐ進んで行くと到着です!
ふむふむ。伝統産業館がうるわし館だったのか。結構でっかい建物やなぁ。
そして気になるのが虎柄のスクーター。いかにも関西って感じです。

建物周りにも漆器づくりの道具類などの展示が有りました。
…お!館内に観光案内所も併設してるんかー。
海南では地図もパンフももらわんかったからこれは有難い!

 

広々とした館内では漆器の販売や展示コーナーが設けられておりましたよ。

蒔絵などの製作過程を紹介する展示はわかりやすく面白かったなぁ。

さぁて、展示スペースも見たことだし、
後はパンフや地図を貰って次の場所へ行きますかと館内をうろうろすると…
ん?2階もあるの?

 

2階にも展示室があって、そちらでは蒔絵の体験講座も行われているようでした。
…体験かぁ。時間無いからなぁ。
だけど、この人の気配のなさから考えるに…。
まぁいつもと同じ展開になる気配プンプン。

やっぱり!
電気がついていない薄暗い廊下。そして固く閉ざされた展示室。
むしろ勝手に2階に上がって良かったんだろうかと思ってしまった程だ。
(体験は事前申し込みで、土日行われています)

1階に下りて、地図などをいっぱい頂き、次の場所へと向かいます。

 

(平成27年9月訪問)

紀州漆器伝統産業会館うるわし館 公式サイト
おすすめ度 ☆☆☆★★ 黒江の街の観光前によると便利っす。 
ヘンテコ度 ★★★★★ ヘンテコ要素見つからず

入館料 無料
開館時間 10:00~16:30
休館日 毎月第二日曜 お盆 年末年始

 

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