廃人旅行舎グダグダ旅行記

ハコモノ巡りとマネキンジオラマの記録帳

日本一の万華鏡がある場所はパラダイスだった! 長浜旅行その5(滋賀)

time 2014/10/18

「にいちゃん葡萄食べていきー」
まるで十年来の知己にでも声をかけるかのように、軽やかに、親しげに。
椅子に腰をかけたオバアちゃんズは、一斉に僕に向けて声を投げかける。

「日本一の万華鏡」があると聞いて訪れた場所には
とても日本の中に存在するとは思えない、とてもヘンテコでステキな世界が広がっていたのだった。

そこにあったのは紛れもなくパラダイスッ!


長浜一有名な観光場所と言っても過言ではない、黒壁ガラス館が在る通りからは
北へ一つ上がった筋の商店街に「日本一の万華鏡」が置かれている。

商店街アーケードの中に入り、少し進んだ先の左手に入り口があった。
こちらの商店街は黒壁ガラス館近くの商店街とは違ってあまり観光地という感じはなく
地元っぽい感じが強いように思えた。

入口に到着。
そのまま万華鏡のある場所を示す矢印看板に従って中を進んでいく。
貰った観光案内地図にも載っていたのだが、万華鏡のある場所では
フリーマーケットが開かれているとの事だった。

奥へ進むと突然広がる自然たっぷり、全く人の気配がしない静かな空間。
そしてちょっとした廃墟感も漂う不思議な世界。うーむ、なんなんだここは。
感響フリーマーケット。この謎の言葉に集約されているのだろうか。

しかし、ここは観光案内や地図にも載っている場所なのに、
僕以外に居るのは、真横を歩くイチャイチャカップルだけってのは一体どういう事よ?
ホントに日本一の万華鏡なんてあるの?ここは観光スポットなの?

これでもかというくらい、万華鏡への道しるべが置かれている道中。
一本道だからどうやっても迷いようがないのに、ここまで案内しようとする心意気には
感動すら覚えますな。
…何だか、オラ、すっげーワクワクしてきたぞ!

この路地裏のような場所には建物がぎっちりと建っており、
草や木々がいっぱい生えていて、まるでジブリのアニメに出てきそうな場所だった。
あちらこちらに無造作に置かれている品々は、パッと見ガラクタにしか見えないようなものばかりで
漂うB級感も凄い。

さらに先へ進んでいくと、開けた場所に出たのだが、
そこにも色々と小屋が並んでおり、藤棚のようなものが作られていて樹木が生い茂っていた。

 

(右の写真:入ってきた側からではなく反対側からの写真だけどこちらのほうがわかりやすいはず)

小屋はお店になっていて、珈琲や麦酒、おでんなど飲食物を売っていたり、
何年前のものかわからないようなカセットテープ、ボロボロな衣装なども並べてあって、
なかなかカオスな世界が広がっていた。

…な、なんだここは?
フリーマーケットと書いてあったので、都会でよくやっている駐車場でシートを敷いて
売り物を並べた、これこそがフリマってのを想像していただけに、これはちょっとびっくりだわ。

その時、呆然と立ち尽くす僕の耳に入ってくる声。
どうやら先に進んで行ってたカップルが
何やら、棚の下にいたオバアちゃん達と話しているらしいのだ。

「なんたらかんたら・・・ぶどう、つまむ、勝手に…」
「へえそうなんですか…」
カップルのがんばって喋ってる感が凄いw
しかし会話中にやたら葡萄葡萄と言っているのだが、はてさて一体何の事やら…。
と思っていると、いきなりオバアちゃんズは僕に矛先を向けたのだった。

「にいちゃん葡萄食べ!」「葡萄、葡萄」
これが正しい井戸端会議だと知らしめんばかりのフォーメーションで座るおばあちゃんたちが一斉に
葡萄葡萄と僕に向かって言ってくる。
話の流れも何もないので、突然ブドウを食べろと言われても、
ちょっと何言ってるかわからない。

わけもわからないまま、ああどうも…。なんて言葉を濁して辺りを伺ってみると…
オバアちゃん達が座っている周りにある小屋はどうやら営業中の店らしく、
オバアちゃん達はそこの店主さんのようだ。
ってことは、葡萄を買って食えって事なの?これは営業?それとも試食。
うーむ、それだとしたらなかなか営業熱心で押しが強いw
なんて感心しつつ、ふと下を見てみると、そこには張り紙がしてあった。

「勝手に葡萄を食べないでください。」
え?店の商品を勝手に食べるやつがいるの?張り紙しなきゃならんほど食われるの?
ここは一体どんな場所だよ!マッドシティかよ!

余計に訳が分からずきょろきょろしていると、
空に向かって指をさして、葡萄葡萄!キウイキウイと、まるで合唱するかのようにオバアちゃんたちは
話しかけてくる。

キウイ?胡瓜?
指をさした方を見てみると、ようやく意味がわかった。
葡萄がいっぱいなっていたんだな、そこには。まるで葡萄畑のようにいっぱい房がなっていた。
…すげぇ。

おばあちゃんたちは、訪れてくれたお客さんへのサービスで、
葡萄をとって食べていいよと言ってくれてたのだった。

だがしかし、いささか潔癖症気味である僕にとって食べるだなんてとんでもない!ってことなんだな。
角が立たない様になんとか丁重にお断りしなきゃ…。
えへへへ・・・ありがとうございます。なんてお茶を濁しつつ(大人はずるい)
捕まっているカップルにエールを送り奥へ逃げるように移動だ。

オバアちゃんズゾーンを無事に抜けると、さらにいろいろなガラクタにしか見えない商品が並んでいた。
そこを抜けると…

お待ちかねの「日本一の万華鏡」が有りました!

で、でかい。そして手作り感満載なのが凄いな。
(なんか思っていたのと違っていたのは言うまでもない)

日本一の万華鏡の中にも張り紙があったけど、万華鏡の手前にもこんな看板が。

せ、世界に一つだけの人間万華鏡だと・・・!
何かもの凄い感じがするな。人間万華鏡という言葉の響きに江戸川乱歩が浮かんでくるのだが、
もしかしたら結構やばい感じのもの?
鏡地獄のようになっている万華鏡の中に入れられたりしちゃうんだろうか…。と妄想は尽きない。
ゴクリッ…。すごく気になる!

 

まぁまずは日本一の万華鏡を体験しなきゃな。
ハンドルをぐりぐり回すと…

真上にある部分がぐるぐる回転して、まるで万華鏡をのぞいているような気持ちになれるのです。
写真では伝わらないけど、かなりぐるぐる回っとります。

いやぁなかなか凄いわ。
オバアちゃんから手作り感あふれる万華鏡まで、もうお腹いっぱいやでw
前菜からずーっとステーキが出てきてるような感じだわ。

だけどまだこれで終わりじゃない。人間万華鏡が残っている。

案内に従って進んでいく。
看板に載っている人間万華鏡の写真がなかなかのキモさだった。
万華鏡写輪眼?いやいやニコロビンの能力みたいでもあるな。

 

奥に進むと謎の機会を置いてある部屋があった。
…な、何だこれ?

うーむ、ようわからんわーなどと見学していると、いつのまにか子供連れの家族もやってきて
何のためらいもなしに機械のある部屋の中へ入っていきました。

はしゃぐ子供ちゃんたち。
その声に気づいたのか、奥の方にある別の建物からグラサン姿のいかついおじさんがやってきて、
体験しますか~、なんて気軽に準備をしだし、子供ちゃんたちが機械の前にある椅子に座り撮影が始まった!

じっと横で撮影風景を見学。
最初、ここで写した映像が、先ほどの日本一の巨大万華鏡のところに映り込むのだと思ってたのですが
(それだと、何も知らない人はいきなり顔が映ってビックリするだろうなw)
実際は、このおじさんが操作する機械自体が万華鏡になっていて、
それをデジカメで撮影していたのでした。

この子供連れの家族、子供ちゃん二人の計4人のパーティーだったのですが、
カメラ前の椅子は狭くて、四人同時に座るときつきつで座れず、
どうやらレンズに収まりきらないようでした。

…普通、こういう場合、子供を優先しますよね。
それがここの親父さん、いきなり一番下の子を立たして向こうに行けと言い放つ。

嘘でしょw

そんな和気藹々とはほど遠い壮絶な光景を見ることになってしまったカメラ操作のおじさん、
「大丈夫だから」、と子供を元の場所に戻して撮影してあげてました。
おじさんえらいわ~、親父さんのクズっぷりもすごいわ~

今まで変わった所へあちこち行ってきたつもりだったけど、
ここが一番インパクト強い場所でしたわ。
万華鏡よりも、フリーマーケットの雰囲気が凄かった!
そしてそこに居てる人達のキャラの濃さが良かった。
夏場だったのでブドウ攻撃を受けましたが、
冬場だとどんなおすすめをしてくれるのかがとても気になるところです。

 

(平成26年8月訪問)

日本一の万華鏡
おすすめ度 ☆☆☆☆☆ 満点!長浜へ行ったら是非とも!パラダイスや!
ヘンテコ度 ☆☆☆☆☆ すべてがヘンテコや!

入場料 無料
開館時間 10:00~17:00
開館日 巨大万華鏡は毎日 フリーマーケットは土・日・祝

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