廃人旅行舎グダグダ旅行記

ハコモノ巡りとマネキンジオラマの記録帳

旧奈良監獄見学会に行ってきた話。後編。(奈良)

time 2017/07/30

~ここまでのあらすじ~
ホテルへと改装される奈良少年刑務所の(監獄ホテル!)
工事前最後の一般公開が7月16日に行われる事を聞きつけ、
慌てて奈良へ向かったボク。
近鉄奈良駅から現地まではバスで移動するつもりでいたのですが、
バス停に並ぶ見学者達の待機列を見て、あえなく断念だ!
結果、炎天下の下、歩いて行く羽目となりましたとさ。
途中、道に迷ってふらふらになりながらも無事に到着。
だが、そこに待っていたのは…

 

表門から続く長い長い入場待ちの行列は、
刑務所北東の角を曲がった先にあった100m×70mの広さ(グーグルマップで調べた)の
グランド内で何度も何度も折り返していた。
(ちなみに角からグランドまでは100mもあるのよ!刑務所めっちゃ広い!)

…嘘でしょ!?
これに並ばなきゃ中に入れないの?
パッと見た感じ、確実に1時間近くは…。
遮るものが何もないグランドは直射日光バンバン!
これ、行けるのか、俺?(バスに乗れずに歩いて来たので既に大ダメージです)

 

10分、20分、30分。
そして40分、50分…。
ただひたすら広いグランド内を行ったり来たりの繰り返し。
…うん、キツイ。
来る前に買っておいた冷えっ冷えのお茶なんて、
とっくの昔にホットティーになってんだもん。

あああああ!(暑さで錯乱)
昔見た日本映画の中の塀の中でのシーンにこんなのがあったような気がするぞ。
なんだかとても収監されたような気分でいっぱいだよ!
場所が場所だけにリアルすぎて…。

近くに居た健気にじっと並ぶ子供ちゃんの姿に励まされながら
なんやかんやと更に10分、20分。
…ああ、やっとグランドを出た。

そして角を曲がると…!ついに入り口は目の前だ。
(結局1時間半近く並びましたな。)

 

テントの中を通りぬけ、表門前で館内案内図を頂くと、
いよいよ刑務所内へ入る時がやってきました。

まずは表門をじっくり見物。
(写真は裏側から撮ったものです)
赤煉瓦造りの建物は威厳が有りますのぅ(単純な感想)。

 

見学コースに従って、まっすぐ正面の庁舎へ向かいます。

 

舎内へ入ると、レトロな外観のイメージとは真逆で、
バッチリ近代化されててちょっとビックリしました。
刑務官さんの部屋の前なんて指紋認証の機械が設置されてたんですぜ。
(そりゃそうですわなー。厳重警戒しなきゃならない場所なんだからそりゃ機械化しますわな)
係りの方の説明を聞きつつそのまま進んで行きますと…

おおおおおおおおおおおお!
これこれ!刑務所と聞いてイメージするあの場所ですやん!

そこは放射線状に伸びる監獄を監視する看守さんが立つ場所!
(超絶満員だったので、監視の為に各通路を見渡せる中央の場所まで行けんかったのだけが残念)
…こ、これはしゅごい。テレビとかで見た奴そのまんまですやん!と超興奮だ。

そしてそして、真上も同じような造りになっていた事を知って
さらにビックリだ(2階建てだったんですねぇ)!

監獄がある棟は右側から第一寮、第二寮と続いていき、第五寮までありました。
その中の第三寮が見学コースに入ってましたので早速移動開始。

舎内の白っぽいイメージの所為か、古い日本の刑務所と言うより
SFっぽいというか外国の監獄みたいだなぁなんて感じましたが如何でしょう?
どっかにジョリーンとかいるんじゃね?なんて思ったり。

通路の左右にある独居房も見学。

重々しい扉がここは刑務所だと言う事を思い知らしめてくれますな。

つい最近まで使われていただけにちょっと怖い感じが…。

第三寮を見学後は再び中央まで戻り、順路通りに二階へ上がろうとした所、
あまりの人数の為に一旦二階へ上がるのはストップとなりました。
これ以上の人数が上がると床が…ととても恐ろしい発表が。ヒィー。
しばらく待った後、二階へ向かいます。
(待ってた間、刑務官の方が当時の色々なお話を聞かせてくださいました。ちょっと得した気分)
 

そうそう、奈良少年刑務所内は冷房も何もなかったので温度はエライことになってましたよ。
奈良市のサイトに「空調設備は何もないので各自熱中症対策はきちんとしておいてください」って
書いてあったのはこういう事だったのか…。想像を絶したよ!

そして2階!

 

がっつり下が見渡せて、高所恐怖症の人間には十分恐ろしかったです。

 

第五寮上を見学(右の写真は第一寮のだったはず)しながら進んで行くと…

次の見学場所、第一実習場に到着です。

 

重要文化財指定されているこの建物からは若草山(だよね?)が見えました。
こうやって見ると、意外と近鉄奈良駅近辺から近いんだなぁと思うんだけど、
実際はバスに乗らなきゃ大変なくらい遠いんだよなぁ。

そうそう、ここらあたりで暑さと疲れがピークを迎えてしまい
(刑務所内は恐ろしいほどの広さなのよ)
腰は痛いし、暑さでフラフラして来るし、一気に「早くもう外に出たい!」と思い始めたのであります。
刑務所なだけに。

いそいそと実習場を出た先は…

刑務所と言う言葉がぴったりなグランド(?)が。
ちょっとショーシャンクの空を思いだした。

 

続いて第五実習場を見学。
そして、移動途中に監獄が有る建物を外から見てみたり。
(壁に書かれた番号は部屋の番号なんですって)

受刑者が作る見事な出来栄えの作品を見た後は、
医務所がある建物へ入り、そこを出た先には…

奈良少年刑務所内で一番背筋がゾーっとした場所に出ましたよぅ。
狂躁監。精神を病んでしまった受刑者を隔離する為設けられた監獄なんですが
ちっちゃな堅牢な建物で、こんな所に入ったら余計おかしくなっちゃいそうってな建物でしたわ。

そして狂躁監の近くにあったのが…

 

江戸時代に実際に使われていた牢。

 

見学後半は(第五寮を見学位から)、あまりの暑さとしんどさからほぼ何も入ってこない状態でしたので
足早にいそいそとただ回っただけになりましたが、なかなか貴重なものがたくさん見れて
来た甲斐があった!と思いました。

あの放射線状の監獄はしびれたなぁ。

4時過ぎに見学し終わったのですが、まだまだ入ってくる人はたくさん居てて
庁舎前には行列が出来ておりましたよ。見学は4時半までって言ってたけど、
この人達は無事見る事が出来たんだろうか…。

バス停へ向かう前に庁舎近くで売っていたお茶を買って一気に飲み干し、
なんとか体力回復。

お疲れさまでございました!

ホテル改装後は資料館も併設との事なので、
完成した時にはどう変わったか見に行きたいと思います。

今度はバスで行こう。二度と歩いて行くものか。

 

(平成29年7月訪問)

奈良少年刑務所 奈良市公式サイト
一般公開 7月16日
入場料 無料
13:00~17:00 (入場は16:30まで)

 

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