地酒黒牛の酒蔵名手酒造の資料館「温故伝承館」(和歌山)

自転車飛ばして進んでも、どう考えても5分はかかる距離。
それなのに出発したのは閉館時間ぎりぎり3分前の4時27分頃だ。
…間違いなく間に合わない。

県立自然博物館を出てすぐ、温山荘園前の信号につかまった時点で
見学する事は完全に諦めた。
まぁいわゆる自業自得ですな。

最早急いでも仕方ないので、
再び黒江の街並みを存分に楽しみながら来た道をのんびりと戻っていくと、
目指す温故伝承館に到着だ。

…って、ここだったの?
そう。自転車を借りた海南駅から黒江の街に入って最初に見た、
紀州の地酒「黒牛」の蔵元である「名手酒造」の建物の前にあった古い屋敷が温故伝承館でした。

うはぁ。名手酒造の方ばっかり気にしてたので全く気付かなかったわ。
(温故伝承館は名手酒造の運営する資料館って事をすっかり忘れてました。てへ)

こんなに近い場所だったとは思わんかったなー。
場所がはっきりわからんかったから、その時は後でイイかーなんて思ったけど
これなら先にいっときゃよかったよ。と、ちょこっとだけ後悔。

でも、まだ2~3分すぎたくらいだからもしかして…
と、淡い期待を抱きながら建物の前をうろうろ。
開いているかどうか見てみると…。
まぁ開いてるわけはないよね。

固く閉ざされた扉。薄暗いどころか真っ暗の室内。
んー、また次回だな…。ん?

扉付近にあった看板には、見学の方は売店の方へとの文字が!

すかさず温故伝承館前の道路はさんで向こう側を見てみると、
ああ、あるじゃないか!温故伝承館と書かれた暖簾のあるお店が!
しかもまだ開いてる!ってことはもしかしたら見れちゃうのかしらん?

…ん?そういやこの建物って、来る時に見た黒牛の建物やったよな。
そうだそうだ。温故伝承館は黒牛の施設だったんだわ。
と、この時点でようやく思い出したのであった。

まぁ、温故伝承館は無理でも、黒牛の売店にはもともと寄るつもりだったし
行くしかないわなぁ~。と、さっそく売店の方へ移動開始。

駐車場の方へ回り、自転車を止めると、そちら側にも入り口が有りました。
掲げられた「利き酒」「お休み処」の表札がすごくそそられる。
とても風情のある建物でなんかええ感じだなぁ。

暖簾をくぐり中へ入る。
…おおぅ。

電気は消えてありましたが、建物内入って左側部分には、
酒造りの道具類がずらりと展示されておりました。
そして右側、売店部分はまだ開いていて、名手酒造の女性(めっちゃ美人だった)と
酒好きそうなおじいちゃんが喋ってはりました。

カウンターがあって、そこでお酒の試飲ができるようになっていて、
その近くに酒造の台帳等古い道具類などがたくさん展示されておりました。
奥の方(外から見えた売店部分ですな)には地酒黒牛が並んでいるし、
前掛けやグラス、お猪口などの黒牛グッズもたっぷり。
…ううう。欲しいなぁ。物欲刺激されまくりである。

閉館時刻はとっくに過ぎていたので、伝承館を開けてくれなんて言えるはずもなく。
売店内をぐるりと見て回るのみでした。(公式サイトには17:00までと書いてあったので、もしかしたら見れたのか!)
酒好きなので試飲もしたかったのですが、今回自転車だから飲んだらダメですもんなー、
次回の楽しみに取っておく事にしました。

蔵の案内のパンフなどを頂き外へ。
するとぱらぱらと雨が降って来たので慌てて海南駅へ移動開始なのです。
レンタサイクル返却時間の5時まであと10数分。うへっ。急がなきゃ!
と、自転車を漕いでいると…。

布団屋さんのショーウインドー内のド派手なマネキンさんを発見!
こ、これはオシャレと言っていいのだろうか?

海南、黒江。とても味わい深い街でした。

 

(平成27年9月訪問)

温故伝承館 公式サイト
おすすめ度 ????? まだ入ってないので何とも言えない
ヘンテコ度 ?????

入館料 大人400円
開館時間 10:00~17:00
休館日 年末年始

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