場違い感満点の水戸光圀公にあらせられるぞ!「円頓寺商店街」(愛知)

円頓寺商店街を抜け、円頓寺本町商店街に向かおうとした時だった。
なんやあれ?夕陽に反射してめっちゃ眩しいんやけど…。

キラキラピカピカ光り輝いている何かが、商店街を出てすぐの所にあったのだ。
丁度信号待ちだし、と近くに寄ってみると…、
ん?人物像?
こ、これは愛知出身のとびっきり有名な人の像ではないか!

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横断歩道の手前に居たのは黄金の織田信長公。
南蛮風の鎧に身を包み、火縄銃を持つ姿は実に凛々しうございます。

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ぐるぐる回って信長像を見物していたら、
…あれ?向こう側の横断歩道の手前にもなんか建ってるやん。
と少し先にも銅像が在る事に気付きました。
あの後ろ姿。こっちが信長さんやねんから、たぶんあっちは…やっぱり秀吉さん!?

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正解!
予想通り、こちらの銀色の像は太閤殿下でございました。
ホントは手に笏持ってるはずだったんかなぁ?
握りしめている右こぶしの手持無沙汰感が凄く気になるところです。

…ん?待てよ。
横断歩道の前に像が建っているって事は、
勿論、反対側にもあるんだよね!?(見てみたらなんか置いてあるじゃぁないか!)
ここまで織田信長、豊臣秀吉と来たんだから、残りは徳川家康に違いない。

…ハッ!そうか。そういう事か。三英傑って事なのか。
でも、横断歩道の両側に二体ずつ像を建てているんだとすると、
三英傑だと一つ足りないんだよな…。
うぅむ。もう一カ所分は一体誰の像なんだろう。んー、わからん。

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考えるよりも実際に見たほうが早いので、
さっさと信長像の方から歩道を渡って行きますと、
そこに居たのはやはりこの人でした。銅色の家康。

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だけど円頓寺本町商店街前のこの家康像、
何故か武田信玄にぼこぼこにされて逃げ帰った時の肖像画を元にした奴でしたよ。
わざわざこの場面のを選んだって事は、製作者はかなりのアンチ家康なんかな。
家康嫌いが多い大阪ならわかるけど、地元愛知でのこの仕打ちは何とも言えないっすなー。

さて、残す所はあと一つか。
一体誰の像なんだろう…

…!?

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エッ?
う、嘘でしょ?
こ、これは東野…英治郎…!
全く予想もしなかった、まさかまさかの水戸黄門…だなんて!?
黄門様って名古屋と何か縁があったけか…?とプチ混乱だ。

しかもこの黄門様、他の像とは違いフルカラーである。
テカテカしててやたらリアルで、なんだかとてもインチキくさい感じだ。
どことなく関ヶ原ウォーランドの像に似ているような気もしないではない。

丁度、円頓寺商店街では七夕まつりが行われていた事も有って、
像の真横にゴミ箱が置かれていたのが何とも切なかった。
朗らかな笑顔が切なさに拍車をかける。

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しかし何故に水戸黄門なんだろう。
名古屋だったら黄門様より徳川宗春の方が良かったと思うんだけどな。
(この日、昼間に徳川宗春道中と言うパレードをやっていたくらい名古屋は徳川宗春推し)

しかし黄門様の場違い感が半端ないわー。
それなのに浮いていることに本人は全く気付いてないような、
この爽やかすぎる笑顔が実に居たたまれないヨ!

追記:
調べてみたら、どうやら寄贈した方が水戸黄門好きだったかららしいです。
あと、銅像じゃなくて強化プラスチック製との事。
グーグルアースでも見れるよ。

 

(平成27年8月訪問)

三英傑の像+黄門様
おすすめ度 ☆☆★★★ 円頓寺商店街へ行ったついでにどうぞ。
ヘンテコ度 ☆☆☆☆★ 黄門様の存在感が凄い。別格だでよ。

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